データベース サービスのバックアップ リポジトリを設定する

バックアップ リポジトリは、B4GDC UI または手動で設定できます。

始める前に

gdcloud CLI Database Services(DBS)のバックアップと復元サービスを使用する前に、次の操作を行う必要があります。

  • プラットフォーム管理者(PA)である。
  • 必要な ID とアクセスロールがある。
    • DR バックアップ管理者: 障害復旧バックアップを実行します。組織の IAM 管理者に、DR バックアップ管理者(dr-backup-admin)クラスタロールの付与を依頼します。
  • バックアップのターゲットとして使用する、Management API サーバーに dbs-backup-repository という名前の有効な B4GDC BackupRepository を設定します。
  • 既存のオブジェクト ストレージ シークレットがある。詳細については、バケット アクセス認証情報を取得するをご覧ください。

DBS バックアップ リポジトリを手動で設定する

このセクションでは、S3 互換エンドポイントがすでに使用可能であり、バックアップ リポジトリとして使用するバケットが作成されていることを前提としています。また、既存のオブジェクト ストレージ シークレットも必要です。詳細については、バケット アクセス認証情報を取得するをご覧ください。

DBS バックアップ リポジトリを手動で設定する手順は次のとおりです。

  1. 既存のオブジェクト ストレージ キーを取得します。

    kubectl get secret -n dr-system | grep object-storage-key
    

    バケット アクセス認証情報を取得するの手順に沿って操作した場合は、このコマンドは object-storage-key-sysstd-sa-id の値を返します。

  2. Management API サーバーで dbs-backup-repository という名前の BackupRepository を作成し、前の手順で取得したオブジェクト ストレージ キーの値を指定します。

    apiVersion: backup.gdc.goog/v1
    kind: BackupRepository
    metadata:
      name: dbs-backup-repository
    spec:
      secretReference:
        namespace: "dr-system"
        name: "object-storage-key-sysstd-sa-id"
      endpoint: "https://objectstorage.staging.us-west12-a.google.com"
      type: "S3"
      s3Options:
        bucket: "apj2ahz-staging-dbs-backup-repo-bucket"
        region: "us-west12-a"
        forcePathStyle: true
      importPolicy: "ReadWrite"
      force: true