ストレージの運用インシデントに対応する

テナント指標

プラットフォーム管理者(PA)は、テナント指標を表示して運用インシデントの診断に役立てます。

テナントの容量使用量

モニタリング ダッシュボードで組織の現在の容量使用量をストレージ クラス別に表示するには、[探索] オプションに移動します。次のクエリを実行すると、その組織とストレージ クラスで使用されている容量の割合を確認できます。

sum by (TENANT_TYPE, SKU_NAME) (OBJECT_TENANT_USED_CAPACITY_BYTES_COUNT) / sum by (TENANT_TYPE, SKU_NAME) (OBJECT_TENANT_QUOTA_BYTES)

Object Storage Platform ダッシュボード

[Object Storage Platform] ダッシュボードには、組織内の各オブジェクト ストレージ クラスのビューが、それぞれの使用量、割り当て、残りの容量とともに表示されます。

ストレージ クラスの使用状況の内訳(概要)

各ストレージ クラスのより詳細な使用状況の統計情報をバケットレベルで確認することもできます。

ストレージ クラスでのバケットの使用量

組織の使用率に関するアラート

コード OBJ-A0011 のアラートを受け取った場合は、次の手順を行います。

  1. オブジェクト ストレージ プラットフォームのダッシュボードを表示し、アラートの原因となっているストレージ階層を特定します。
  2. 値に応じて、推奨される対応策を選択します。

    • 残りの容量が 25% 近くになっても、使用量が安定していて増加していない場合は、現時点ではアラートを無視することを選択します。
    • 使用量が増加しており、設定した割り当てしきい値を超過する可能性がある場合は、重要でないバケットやオブジェクトがないかを確認し、削除します。
    • オブジェクト ストレージからオブジェクトを削除したくない場合や、使用可能な容量が気になる場合は、特定のストレージ クラスに割り当てられた容量を増やします。割り当てを増やすには、インフラストラクチャ オペレーター(IO)に連絡して、特定のストレージ クラスの割り当てを増やすリクエストを送信する必要があります。