このページでは、Google Cloud SDK をインストールして初期化する方法と、コマンドラインから主要な gcloud
コマンドを実行する方法について説明します。
始める前に
まだ作成していない場合、Google Cloud Platform プロジェクトを作成します。
システムに Python 2.7 がインストールされていることを確認します。
python -V
オペレーティング システムに最も適したアーカイブ ファイルをダウンロードします。ほとんどのマシンは 64 ビット パッケージを実行します。
プラットフォーム パッケージ サイズ SHA256 チェックサム macOS 64 ビット (x86_64)
google-cloud-sdk-245.0.0-darwin-x86_64.tar.gz 19.6 MB 78cbe75ebf17599217d4a6cb81897897faa72d6e5e0c515a8532c8827de59af7 macOS 32 ビット (x86)
google-cloud-sdk-245.0.0-darwin-x86.tar.gz 19.6 MB 3ca3575f19a21a589a75d2ed3c2a62af7d1be12482ad4cf3efba87e071977a61 アーカイブをファイル システム上の任意の場所に展開します。ホーム ディレクトリを使用することをおすすめします。macOS では、ダウンロードした
.tar.gz
アーカイブ ファイルを希望する場所で開くことで展開できます。省略可: gcloud
コマンドが機能しない場合は、$PATH
が適切に定義されていることを確認してください。インストール スクリプトを実行して、Cloud SDK ツールをパスに追加します。また、インストール中にbash
shell のコマンド補完と使用統計情報の収集を有効にできます。次のコマンドを使用してスクリプトを実行します。./google-cloud-sdk/install.sh
端末を再起動して変更を反映します。
また、フルパスを指定して実行可能ファイルを呼び出し、ダウンロードしたアーカイブを展開した後、Cloud SDK を呼び出すこともできます。
SDK の初期化
gcloud init
コマンドを使用して、一般的な SDK セットアップ タスクをいくつか実行します。この手順では、現在のユーザー アカウントの認証情報を使用して Google Cloud Platform にアクセスできるように SDK ツールを承認し、デフォルトの SDK 構成をセットアップします。
SDK を初期化するには:
コマンド プロンプトで次のコマンドを実行します。
gcloud init
注: コマンドでウェブブラウザを起動しないようにするには、
gcloud init --console-only
を使用します。ウェブブラウザを使用せずに非対話形式で承認を行うには、Google Cloud Platform Console で適切なスコープのサービス アカウントを作成し、対応する JSON キーファイルを指定したgcloud auth activate-service-account
を使用します。Google ユーザー アカウントを使用してログインするための次のオプションを受け入れます。
To continue, you must log in. Would you like to log in (Y/n)? Y
ブラウザにメッセージが表示されたら Google ユーザー アカウントでログインし、[許可する] をクリックして Google Cloud Platform リソースにアクセスする権限を付与します。
コマンド プロンプトで、オーナー、編集者、閲覧者権限のリストから Cloud Platform プロジェクトを選択します。
Pick cloud project to use: [1] [my-project-1] [2] [my-project-2] ... Please enter your numeric choice:
プロジェクトが 1 つしかない場合は、そのプロジェクトが
gcloud init
によって自動的に選択されます。Google Compute Engine API が有効になっている場合は、
gcloud init
により、Compute Engine のデフォルト ゾーンを選択できます。Which compute zone would you like to use as project default? [1] [asia-east1-a] [2] [asia-east1-b] ... [14] Do not use default zone Please enter your numeric choice:
gcloud init
により、セットアップ手順が正常に完了したことが確認されます。gcloud has now been configured! You can use [gcloud config] to change more gcloud settings. Your active configuration is: [default]
gcloud の主要なコマンドの実行
これらの gcloud
コマンドを実行すると、現在の SDK 環境に関する情報が表示されます。
認証情報がローカル システムに保存されているアカウントのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
gcloud auth list
gcloud
により、認証情報が保存されているアカウントのリストが表示されます。Credentialed Accounts ACTIVE ACCOUNT * example-user-1@gmail.com example-user-2@gmail.com
有効な SDK 構成のプロパティのリストを表示するには、次のコマンドを実行します。
gcloud config list
gcloud
により、プロパティのリストが表示されます。[core] account = example-user-1@gmail.com disable_usage_reporting = False project = example-project
現在の Cloud SDK インストールと有効な SDK 構成に関する情報を表示するには、次のコマンドを実行します。
gcloud info
gcloud
により、現在の Cloud SDK 環境の概要が表示されます。これには、現在のシステム、インストールされている SDK コンポーネント、有効なユーザー アカウントと現在のプロジェクト、有効な SDK 構成のプロパティなどに関する情報が含まれます。gcloud
コマンドに関する情報などのヘルプトピックをコマンドラインから表示するには、次のコマンドを実行します。gcloud help
たとえば、
gcloud compute instances create
のヘルプを表示するには、次のコマンドを実行します。gcloud help compute instances create
gcloud
により、コマンドの説明、フラグと引数、使用例を含むヘルプトピックが表示されます。
次のステップ
gcloud
ツールガイドで、gcloud
コマンドライン ツールの概要を確認する。このガイドには、主なコンセプト、コマンドの使い方、便利なヒントなどが簡潔にまとめられています。gcloud
リファレンス ガイドで、それぞれのgcloud
コマンドの詳しい使い方を学習する。このガイドには、コマンドの説明、フラグ、例が記載されています。これらを使用して、Google Cloud Platform でさまざまなタスクを実行できます。- Cloud SDK コンポーネント マネージャーを使用して、App Engine エミュレータや
kubectl
などの追加コンポーネントをインストールする。