コマンドラインからセキュア コピー(SCP)を使用して、ファイルを Google Distributed Cloud のエアギャップ仮想マシン(VM)インスタンスに転送します。
始める前に
SCP コマンドライン ツールを使用して VM にファイルを転送するには、次のものが必要です。- SSH 認証鍵を手動で管理する必要があります。
- VM のポート 22 で上り(内向き)を有効にする必要があります。詳細については、IP アドレスを有効にするをご覧ください。
SCP ツールは、標準 SSH を使用してインスタンスに接続するときと同じ鍵ファイルを使用します。
権限とアクセス権をリクエストする
このページに記載されているタスクを行うには、プロジェクトの VirtualMachine 管理者ロールが必要です。VM が存在するプロジェクトの名前空間にプロジェクト VirtualMachine 管理者(project-vm-admin
)ロールがあることを確認する手順に沿って操作します。
VM にファイルを転送する
IP アドレスを有効にするページの指示に沿って、ファイルの送信先となる VM の外部 IP アドレスを確認します。
次の例では、SCP ツールを使用して、ワークステーションからターゲット VM のホーム ディレクトリにファイルをコピーします。この例では、~/.ssh/my-ssh-key
の秘密鍵を使用します。
scp -i ~/.ssh/my-ssh-key LOCAL_FILE_PATH USERNAME@IP_ADDRESS:~
変数には次の定義を使用します。
変数 | 定義 |
---|---|
LOCAL_FILE_PATH | アップロードするローカル ファイルの名前。 |
USERNAME | ユーザー名。 |
IP_ADDRESS | VM の外部上り(内向き)IP アドレス。 |
VM からファイルを転送する
VM からローカル ワークステーションにファイルをコピーするには、コピー元とコピー先の変数を逆にします。次の例は、VM からワークステーションのパスにファイルをコピーする方法を示しています。
scp -i ~/.ssh/my-ssh-key USERNAME@IP_ADDRESS:REMOTE_FILE_PATH LOCAL_FILE_PATH
変数には次の定義を使用します。
変数 | 定義 |
---|---|
USERNAME | ユーザー名。 |
IP_ADDRESS | VM の外部上り(内向き)IP アドレス。 |
REMOTE_FILE_PATH | ダウンロードするリモート ファイルの名前。 |
LOCAL_FILE_PATH | ファイルをダウンロードするワークステーション上の場所。 |