Key Visualizer の概要

このページでは、Cloud Bigtable 用 Key Visualizer 診断ツールの概要について説明します。

Key Visualizer を使用すると、Cloud Bigtable デーブルデータの使用状況を詳しく分析できます。また、Google Cloud Platform Console と Stackdriver Monitoring を使用すると、Cloud Bigtable の利用状況の概要を確認できます。詳細については、Cloud Bigtable インスタンスのモニタリングをご覧ください。

Key Visualizer とは

Key Visualizer は、Cloud Bigtable の使用パターンの分析に役立つツールです。テーブルにビジュアルなレポートを生成し、アクセスされた行キーごとに詳細情報を提供します。

Key Visualizer は、他の方法では得られない詳細な使用パターン情報を提供します。Key Visualizer を使用すると、パフォーマンス問題のトラブルシューティングを行うことができます。また、Cloud Bigtable に格納されたデータの利用状況をより正確に把握できます。たとえば、Key Visualizer は次のような作業に便利です。

  • 読み取りまたは書き込みで、特定の行がホットスポット化していないかどうかを確認する。
  • データ量が多すぎる行を特定する。
  • テーブルの行全体がバランスよくアクセスされているかどうかを確認する。

Key Visualizer にはさまざまな指標が表示されますが、Cloud Bigtable のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性がある指標がすべて表示されるわけではありません。たとえば、アプリケーションと Google Cloud Platform の間でネットワークの問題がある場合、これらの問題は Key Visualizer で確認できません。Key Visualizer スキャンでパフォーマンス問題の原因を特定できない場合は、さらにトラブルシューティングを行う必要があります。

Key Visualizer の動画ツアー

Key Visualizer の主な機能のインタラクティブな解説をご覧ください。

Key Visualizer スキャン

Key Visualizer は、次の 1 つ以上の条件を満たすインスタンスのテーブルを毎日 1 時間ごとにテーブルをスキャンします。

  • 過去 24 時間に、テーブルに格納されるデータ量が 30 GB を超えた場合。
  • 過去 24 時間に、すべての読み取りまたは書き込みの平均が 1 秒あたり 10,000 行を超えた場合。

次の画像は、Key Visualizer スキャンの画面です。スキャン結果には異なる種類の情報が含まれています。

  • ヒートマップ。行キーのグループに対するアクセス パターンが時系列で表示されます。
  • ヒートマップの各軸の平均値。平均値と一緒に合計値または最大値が表示されます。

Key Visualizer スキャンの例

Key Visualizer には、スキャン結果の分析に役立つツールが用意されています。Key Visualizer を初めて使用する場合は、Key Visualizer スタートガイドをご覧ください。使用経験のある方は、ヒートマップの確認をご覧ください。

ヒートマップ

Key Visualizer スキャンのコア部分はヒートマップです。ここには、行キーの指標値が時系列で表示されます。ヒートマップの X 軸は時間を表す、Y 軸は行キーを表します。ある時点で行キーグループの指標値が低い場合、指標は「コールド」状態になり、暗い色で表示されます。値が高い場合は「ホット」状態になり、明るい色で表示されます。最高値は白で表示されます。

使用パターンが異なると、ヒートマップに表示されるパターンも変わるので、問題の部分を一目で特定できます。共通パターンの例については、ヒートマップのパターンをご覧ください。

デフォルトでは、Key Visualizer ヒートマップには Ops 指標が表示されます。これは、読み取りと書き込みを合わせた値を表します。ヒートマップに表示される指標はいつでも切り替えることができます。詳しくは、指標の切り替えをご覧ください。

一度に複数の指標を表示して、異なる指標間の関連性を見つけることもできます。

階層的な行キー

多くの場合、行キーは値の階層から構成され、それぞれの値が区切り文字で区切られています。たとえば、行キー memusage#1423523569918 には、メモリ使用状況をキャプチャするすべての行を表す ID と、グループ内の特定のデータセットを表すタイムスタンプから構成されています。

Key Visualizer は、このような行キーを自動的に認識してタブの階層に分割します(上の例の左側)。これにより、テーブル行に対するデータとアクセス パターンの分布を確認できます。また、特定の範囲の行キーの詳細もすぐに確認できます。

行キーが複数の値から構成されていない場合でも、Key Visualizer はスキャン結果の左側にタブを表示しますが、明示的な階層がある場合と異なり、予期しない方法で行キーが分割される可能性があります。

キーバケット

Cloud Bigtable テーブルに数兆個の行が含まれる可能性があります。このため、行ごとに指標をレポートするのは現実的でない場合もあります。Key Visualizer は、行キーを 1,000 個の連続範囲に分割し、それぞれの範囲にほぼ同じ数の行キーが含まれるようにします。この範囲をキーバケットといいます。

Key Visualizer の指標は、各キーバケット全体の平均値または各キーバケット内の最大値としてレポートされます。警告指標パフォーマンス指標の場合、Key Visualizer は、キーバケット内の個々の行キーまたはキー範囲の指標をレポートし、より高い精度の情報を提供します。

集計値

Key Visualizer スキャンでは、ヒートマップの他に集計値も表示されます。集計値は、ヒートマップの右下に棒グラフで表示されます。集計値の上にカーソルを置くと、Key Visualizer のヒートマップの特定の領域がハイライトされ、次の情報が表示されます。

  • X 軸には、現在の指標の平均値と一緒に合計値または最大値が表示されます。これらの値は、表示可能なすべてのキー範囲の 15 分間隔の値を表します。
  • Y 軸には、現在の指標の平均値と一緒に表示可能な時間範囲がキー範囲ごとに表示されます。

次のステップ

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