Key Visualizer スタートガイド

このページでは、Key Visualizer を使用して、Cloud Bigtable の使用パターンに関連するパフォーマンスの問題を確認する方法について説明します。Key Visualizer を初めて利用する場合、この手順を少なくとも 1 回は確認しておくことをおすすめします。

このページを読む前に、Key Visualizer の概要を理解しておく必要があります。

特定の期間のスキャン結果を表示する

Key Visualizer は、次の 1 つ以上の条件を満たすインスタンスの各テーブルを毎日 1 時間ごとに自動的にスキャンします。

  • 過去 24 時間に、テーブルに格納されるデータ量が 30 GB を超えた場合。
  • 過去 24 時間に、すべての読み取りまたは書き込みの平均が 1 秒あたり 10,000 行を超えた場合。

スキャン結果を表示するには:

  1. Stackdriver Monitoring コンソールの [Key Visualizer] ページに移動します。

    Key Visualizer ページに移動

  2. 使用可能なスキャンの一覧を表示するには、[Hourly Scans] または [Daily Scans] をクリックします。

    Cloud Bigtable インスタンスに複数のクラスタがある場合は、クラスタごとにスキャン結果が表示されます。

  3. 分析するテーブルを探して、分析するスキャン時間をクリックします。コンソールにスキャン結果が表示されます。

    Key Visualizer のヒートマップには、各行の指標は表示されません。指標はキーバケットまたは連続する行範囲でグループ化され、表示されます。スキャン結果を確認する場合は、この点に注意してください。詳しくは、キーバケットをご覧ください。

指標の比較やデータの相関関係の調査を行う場合は、選択したスキャンで複数の Key Visualizer の指標を同時に表示できます。手順については、複数の指標間の関係の探索をご覧ください。

パフォーマンス問題を確認する

以下のセクションでは、パフォーマンスの問題の初期チェックを完了する方法について説明します。

アクティビティの概要を表示する

まず、ヒートマップで Ops 指標を確認します。この指標は、1 分間に実行された 1 行あたりのオペレーション数を表します。この指標は、読み込みと書き込みの合計数とほぼ同じ値になります。デフォルトでは、Key Visualizer でヒートマップを開くと、この指標が表示されます。

次の例は、キー範囲で使用パターンの異なるヒートマップを示しています。

  • 暗い色の部分は、アクティビティがほとんどない範囲です。
  • 鮮やかな色の部分は、アクティビティがかなり多い範囲です。
  • 中央の白い部分は、アクティビティが最も多い範囲を表します。

Key Visualizer スキャンの例

上の例では、一部のパターンが 24 時間ごとに繰り返されています。これは、大量のバッチジョブが毎日同じ時間に実行されている可能性があります。

明るい色の部分でパフォーマンスが低下しているとは限らないため、ヒートマップで Ops 指標を確認する場合はこの点に注意してください。多くの場合、読み取りと書き込みがテーブル全体でバランス良く実行されていなくても、Cloud Bigtable のパフォーマンスに問題はありません。

警告指標を確認する

警告指標が存在する場合、通常はパフォーマンスに問題が発生しています。警告指標の場合、Key Visualizer は、指標が表示される原因となった行キーまたはキー範囲の詳細情報を提供します。警告指標の詳細をご覧ください

警告指標の値が高い場合、ヒートマップ上に診断メッセージが表示されるため、問題をすぐに特定できます。診断メッセージの詳細をご覧ください。

警告指標を確認するには、ヒートマップの上にある [Metric] プルダウン リストから、以下のいずれかの指標を選択します。

  • Read pressure index
  • Write pressure index
  • Large rows

リスト項目の 1 つが無効になっている場合、そのカテゴリに警告はありません。それ以外の場合は、指標を表示して、問題の詳細を確認します。詳しくは、ヒートマップの確認をご覧ください。

ヒートマップに低い値の警告指標しか表示されていない場合、あるいは高い値が発生して 30 分以上経過していない場合は、何もする必要はありません。高い値が長期間継続する場合は、さらに詳しい調査が必要になります。

キーバケットの Read pressure index 指標が長時間 100 以上になっている場合は、次の操作を行ってインデックスを下げることができます。

  • フィルタを使用して、読み込みデータの量を減らす。
  • 頻繁に使用される行のデータや非常に大きな行のデータが複数の行に分割されるように、スキーマ設計またはアプリケーションを変更する。
  • Cloud Bigtable からの読み取り結果をキャッシュに保存するように、アプリケーションを更新する。

キーバケットの Write pressure index 指標が長時間 100 以上になっている場合は、次の操作を行ってインデックスを下げることができます。

  • 頻繁に使用される行のデータや非常に大きな行のデータが複数の行に分割されるように、スキーマ設計またはアプリケーションを変更する。
  • Cloud Bigtable に対する書き込みをバッチで処理して重複を排除するように、アプリケーションを更新する。

キーバケットに Large rows 指標がある場合は、ハイライトされたキーバケットの行を調査し、行に格納されるデータ量が少なくなるようにスキーマ設計またはアプリケーションを変更します。

調査を続行する

パフォーマンス問題の初期チェックで主な警告や予期しないアクセス パターンが確認できなかった場合は、Key Visualizer を終了できます。そうでない場合は、他の指標を確認し、問題の原因と考えられるキー範囲を集中的に調査します。こちらで詳細をご確認ください

次のステップ

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