このページでは、ビルド済みの Linux バイナリまたは最新のソースコードを使用して Cloud Storage FUSE をインストールする方法と、最新バージョンの Cloud Storage FUSE にアップグレードする方法について説明します。
ビルド済みの Linux バイナリを使用して Cloud Storage FUSE をインストールする
ビルド済みの Linux ライブラリを使用して Cloud Storage FUSE をインストールするには、次の手順を行います。
パッケージ管理システムを構成する
Ubuntu / Debian
使用しているディストリビューションが signed-by オプションをサポートしている場合は、次の手順を実施します。
Cloud Storage FUSE の配布 URL をパッケージ ソースとして追加します。
export GCSFUSE_REPO=gcsfuse-`lsb_release -c -s`
echo "deb [signed-by=/usr/share/keyrings/cloud.google.asc] https://packages.cloud.google.com/apt $GCSFUSE_REPO main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/gcsfuse.list
Google Cloud の公開鍵をインポートします。
curl https://packages.cloud.google.com/apt/doc/apt-key.gpg | sudo tee /usr/share/keyrings/cloud.google.asc
使用しているディストリビューションが古く、signed-by オプションをサポートしていない場合は、次の手順を実施します。
Cloud Storage FUSE の配布 URL をパッケージ ソースとして追加します。
export GCSFUSE_REPO=gcsfuse-`lsb_release -c -s`
echo "deb https://packages.cloud.google.com/apt $GCSFUSE_REPO main" | sudo tee /etc/apt/sources.list.d/gcsfuse.list
Google Cloud の公開鍵をインポートします。
curl https://packages.cloud.google.com/apt/doc/apt-key.gpg | sudo apt-key add -
CentOS / Red Hat / Rocky Linux
CentOS、Red Hat、Rocky Linux のオペレーティング システムを使用している場合は、次の手順を実施します。
Cloud Storage FUSE リポジトリとそれに関連付けられた公開鍵を構成します。
sudo tee /etc/yum.repos.d/gcsfuse.repo > /dev/null <<EOF [gcsfuse] name=gcsfuse (packages.cloud.google.com) baseurl=https://packages.cloud.google.com/yum/repos/gcsfuse-el7-x86_64 enabled=1 gpgcheck=1 repo_gpgcheck=0 gpgkey=https://packages.cloud.google.com/yum/doc/yum-key.gpg https://packages.cloud.google.com/yum/doc/rpm-package-key.gpg EOF
まだインストールしていない場合は、
YUM
Linux パッケージ管理システムを使用して FUSE をインストールします。sudo yum install fuse
Cloud Storage FUSE をインストールする
Ubuntu / Debian
使用可能なパッケージのリストを更新し、Cloud Storage FUSE をインストールします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install gcsfuse
CentOS / Red Hat / Rocky Linux
CentOS、Red Hat、Rocky Linux のオペレーティング システムを使用している場合は、次の手順を実施します。
Cloud Storage FUSE をインストールします。
sudo yum install gcsfuse
GPG 署名鍵の追加の質問については、すべて「はい」と回答してください。
また、Cloud Storage FUSE の最新のビルド済みパッケージを GitHub から直接ダウンロードすることもできます。
最新のソースコードをビルドして Cloud Storage FUSE をインストールする
GitHub から最新のソースコードをビルドして Cloud Storage FUSE をインストールするには、次の手順を行います。
fuse
、git
、go
をまだインストールしていない場合は、インストールします(go
の最新バージョンについては、go.mod をご覧ください)。go install
コマンドを使用して Cloud Storage FUSE をインストールします。go install github.com/googlecloudplatform/gcsfuse/v2@master
成功すると、
gcsfuse
という名前のバイナリが$GOPATH/bin
にインストールされます。GOPATH
は、go
ワークスペースのルートを見つけるために使用される環境変数です。
また、git リポジトリのクローンをローカル ファイル システムに作成することで、Cloud Storage FUSE をインストールすることもできます。
Cloud Storage FUSE リポジトリのクローンを作成します。
git clone https://github.com/GoogleCloudPlatform/gcsfuse.git
現在の作業ディレクトリを、Cloud Storage FUSE リポジトリを含む
gcsfuse
フォルダに切り替えます。cd gcsfuse
go install
コマンドを使用して Cloud Storage FUSE をインストールします。go install .
成功すると、
gcsfuse
という名前のバイナリが$GOPATH/bin
にインストールされます。
最新バージョンの Cloud Storage FUSE にアップグレードする
Cloud Storage FUSE の最新機能とパフォーマンスの改善を利用するには、最新バージョンの Cloud Storage FUSE を使用していることを確認してください。最新バージョンの Cloud Storage FUSE にアップグレードするには、次の手順を使用します。
Ubuntu / Debian
Ubuntu または Debian Linux オペレーティング システムを使用している場合は、次の手順で最新バージョンの Cloud Storage FUSE にアップグレードします。
sudo apt-get update
sudo apt-get install --only-upgrade gcsfuse
CentOS / Red Hat / Rocky Linux
CentOS、Red Hat、Rocky Linux オペレーティング システムを使用している場合は、次の手順で最新バージョンの Cloud Storage FUSE にアップグレードします。
sudo apt-get update
sudo yum -y upgrade gcsfuse
次のステップ
Cloud Storage FUSE を使用してバケットをマウントする方法を確認する。