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Google Cloud Next '24 で発表した内容、全 218 件 まとめ

2024年4月26日
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Google Cloud Japan Team

Gemini 1.5 モデル をお試しください。

Vertex AI からアクセスできる、Google のもっとも先進的なマルチモーダル モデルです。

試す

※この投稿は米国時間 2024 年 4 月 13 日に、Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

今週ラスベガスで開催された Google Cloud Next が大きな注目を浴びました。お客様の驚くべき躍進を伝えるオープニングの基調講演から刺激的なプロダクト発表にいたるまで、AI が企業の働き方をどのように変革しているかが話題となりました。14 分間の基調講演のまとめで要点をご覧になれます。

デベロッパー基調講演 Expo フロア(今年は広さが 3 倍になりました)の活気ある Innovators Hive では、デベロッパーが中心的な役割を担いました。400 近いパートナー スポンサーも Next 全体に深く関わり、展示フロアからセッション、夜のイベントまで、1 週間を通して本イベントに活気を与えてくれました。

昨年は生成 AI の刺激的な可能性についてお話ししましたが、今年はお客様が現在どのように生成 AI を使用して働き方を変革しているかをご紹介でき、大変嬉しく思います。Next '24 では 300 を超えるお客様やパートナーの AI の事例を取り上げ、500 回以上のブレイクアウト セッション、ハンズオンデモ、インタラクティブなトレーニング セッションなどを開催しました。とにかく盛りだくさんな週でしたので、Google がクラウドの新しい活用方法をどのように提供しているかがわかりやすいよう、発表の概要をまとめました。

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以下に Next '24 での 218 件(書き間違いではなく実数です!)を列挙しました。


Gemini for Google Cloud

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チームの業績を上げるために Google Gemini ファミリーのモデルがクラウドでどのように役立つかについて情報共有しました。

1. Gemini for Google Cloud は、デベロッパー、Google Cloud サービス、アプリケーションのための新世代の AI アシスタントです。

2. Gemini Code Assist は、Duet AI for Developers の進化版です。

3. Gemini Cloud Assist は、クラウドチームによるアプリケーション ライフサイクルの設計、運用、最適化を支援します。

4. Gemini in Security Operations(今月末に一般提供)は自然言語を新たな検出に変換し、イベントデータを要約、対処を推奨して会話型のチャットを通じてプラットフォーム内でユーザーをナビゲートします。

5. Gemini in BigQuery(プレビュー版)はデータ アナリストの生産性を高め、クエリのパフォーマンスを改善して分析ライフサイクル全体の費用を最適化します。

6. Gemini in Looker(限定公開プレビュー版)はデータを使用してあらゆるトピックについてチャットを開始し、迅速に分析情報を導き出すための専用のスペースを Looker 内に提供します。

7. Gemini in Databases(プレビュー版)は、開発者、オペレーター、データベース管理者が自然言語を使用してアプリケーションをより迅速に構築できるようにします。さらに、データベース全体の管理、最適化、制御の機能が一括表示され、データベースの移行が加速します。

お客様事例

以下を含む、新たなお客様についての発表を行いました。

8. Cintas Google Cloud の生成 AI を活用して、カスタマー サービスと営業の従業員が重要な情報を簡単に見つけられる社内ナレッジ センターを開発しています。

9. バイエルは、バイエルやその他の企業が放射線科医を支援する AI ファーストのヘルスケア アプリケーションを作成してデプロイし、最終的には効率と診断所要時間の改善につながるような放射線科プラットフォームを構築しています。

10. Best Buy Google Cloud Gemini 大規模言語モデルを活用して、顧客が必要とする解決策をより便利に得ることができる新たな方法を作成しています。その第一歩が製品の問題のトラブルシューティングや注文配送の再スケジュールなどができる生成 AI 仮想アシスタントです。

11. Citadel Securities Google Cloud を使用して次世代の量的調査プラットフォームを構築し、調査の生産性と、価格に対するパフォーマンスを高めました。

12. Discover Financial は、顧客コンタクト センターに生成 AI を導入し、パーソナライズされた解決策、インテリジェントなドキュメント要約、リアルタイム検索アシスタント、強化されたセルフサービス オプションを通じてエージェントの生産性を向上させることで、カスタマー エクスペリエンスを変革しています。

13. IHG ホテルズ&リゾーツは、ゲストが次の休暇の計画を IHG Hotels & Rewards モバイルアプリで直接簡単に行えるよう、Gemini を使用して生成 AI 搭載の chatbot を構築しています。

14. メルセデス ベンツ Google Cloud とのコラボレーションを拡大し、Google AI と生成 AI 技術を使用して、e コマース、カスタマー サービス、マーケティングにわたる顧客向けユースケースを強化します。

15. Orange Google Cloud とのパートナーシップを拡大し、Orange とその顧客のオペレーションのより近くに生成 AI をデプロイすることで、信頼できるクラウド環境に対する地域の要件を満たし、自律的ネットワーク、従業員の生産性、カスタマー エクスペリエンス全体にわたる生成 AI の導入とメリットを促進します。

16. WPP Google Cloud の生成 AI 機能を活用して、ビジネス全体にパーソナライゼーション、創造性、効率性を提供します。WPP Gemini 導入後、リアルタイムのキャンペーン パフォーマンス分析、コンテンツ作成プロセスの効率化、AI ナレーションなどの内部的な影響をすでに実感しています。

17. Covered California はカリフォルニアの州の健康保険マーケットプレイスとして、Google Cloud Document AI を使用して医療登録プロセスを簡素化し、組織が月あたり 84% の検証率で 50,000 件を超える医療文書を検証できるようにする予定です。

ワークスペースとコラボレーション

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イノベーションと機能強化の次の波が Google Workspace に到来しています

18. Google Workspace のイノベーションの重要な部分である Google Vids は、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライドと並ぶ、AI 搭載の新しい業務用動画作成アプリケーションです。Vids 6 月に Workspace Labs でリリースの予定です。

19. Gemini がプレビュー版として Google Chat に導入され、AI のチームメイトが会話の要約や質問への回答などに対応します。

20. 新しい AI Meetings and Messaging アドオンの価格設定はユーザーあたり毎月 $10 で、次のような機能が含まれます。Take notes for me(現在はプレビュー版)と Translate for me6 月リリース予定)は Meet で字幕を自動的に検出して翻訳し、69 の言語をサポートします。Google Chat でのメッセージの自動翻訳やオンデマンドの会話の要約も今年中にリリース予定です。

21. 大規模な言語モデルを使用することで、Gmail がブロックできるスパムがさらに 20% 増え、ユーザーから報告されたスパムを毎日評価できる数が 1,000 倍に増えました。

22. 新しい AI セキュリティ アドオンはユーザーあたり月額 $10 で利用でき、IT チームは Google ドライブ内の機密ファイルを自動的に分類して保護できるようになります。

23. DLP コントロールと分類ラベルをベータ版で Gmail に拡張します。

24. パートナーである ThalesFortanix とともに、クライアントサイド暗号化におけるポスト量子暗号(PQC)の試験運用版サポートを追加します。

25. Gmail の音声プロンプトとインスタント補整: 外出先でも文書作成サポートの音声入力で簡単にメールを送信し、ワンクリックで大まかなメモを完全なメールに変換できます。

26. スプレッドシートの新しいテーブル機能(今後数週間で一般提供)は、スマートなデザインと新しい一連の構成要素によって、プロジェクト管理からイベント計画テンプレートに至るまで、データの書式設定と整理を行い、ステータス項目の変更などのカスタム トリガーに基づく自動アラートを提供します。

27. 複数のドキュメントにリンクしたり、Google ドライブで検索したりするのではなく、Google ドキュメントのタブ(今後数週間で一般提供)を使用して単一のドキュメント内で情報を整理できます。

28. Google ドキュメントは、ブラウザの端から端まで広がるフルブリードのカバー画像をサポートするようになりました。今後数週間で一般提供されます。

29. (今後数週間で一般提供)Google Chat のメンバー定員が増加し、スペースで最大 500,000 名がサポートされるようになります。

30. Slack Teams のメッセージ相互運用がパートナーである Mio を介して一般提供されました。

AI infrastructure

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31. Cloud TPU v5p が一般提供されました。

32. Google Kubernetes EngineGKE)で Cloud TPU v5p TPU マルチホスト サービングがサポートされるようになり、さらに一般提供もされました。

33. NVIDIA H100 GPU を搭載した A3 Mega コンピューティング インスタンスは A3 2 倍の GPU 間ネットワーキング帯域幅を実現、5 月に一般提供される予定です。

34. Confidential Computing は、今年中にプレビュー版として A3 VM ファミリーに導入されます。

35. AI ハイパーコンピュータ アーキテクチャで、NVIDIA Blackwell GPU プラットフォームを 2 つの構成で利用できるようになる予定です。NVIDIA HGX B200 は最も要求の厳しい AI、データ分析、HPC ワークロード向け、水冷 GB200 NVL72 GPU はリアルタイム LLM 推論と超大規模モデルのトレーニング向けです。  

36. Cloud Storage FUSE 新しいキャッシュ機能(一般提供)は、トレーニングのスループットとサービングのパフォーマンスを高めます。

37. Parallelstore の高性能並列ファイルシステムに、プレビュー版としてキャッシュ保存が装備されました

38. 次世代のブロック ストレージ サービス、Hyperdisk ML(プレビュー版)は、AI 推論とサービングのワークロードに最適化されています

39. 新しいオープンソースの MaxDiffusion は新しい高性能かつスケーラブルな、拡散モデルのリファレンス実装です。

40. JAX LLM である MaxText が、Cloud TPU NVIDIA GPU の両方にわたり、GemmaGPT3LLAMA2Mistral を含む新しい LLM モデルをサポートするようになりました。

41. PyTorch / XLA 2.3 は今月に予定されているアップストリーム リリースに続き、単一プログラム、複数データ(SPMD)自動シャーディングと、非同期分散チェックポイント機能を提供します。

42. Hugging Face PyTorch ユーザーの方は、Hugging Face Optimum-TPU パッケージを使用して、TPU Hugging Face モデルのトレーニングとサービングを行うことができます。

43. Jetstream は、TPU から始まる XLA デバイス用の、スループットとメモリが最適化された新しいオープンソースの LLM 推論エンジンです。JAX PyTorch / XLA の両方でトレーニングされたモデルをサポートし、Llama 2 Gemma などの一般的なオープンモデル向けに最適化されています。

44. Google モデルが NVIDIA NIM 推論マイクロサービスとして利用可能になる予定です。

45. Dynamic Workload Scheduler Flex Start モード(プレビュー版)と Calendar モード(プレビュー版)の 2 つのモードが備えられました。

46. NVIDIA H100 GPU を搭載した A3 仮想マシン(VM)を使用した MLPerf™ Inference v4.0 の最新のパフォーマンス結果共有しました。

47. Cloud TPU v5e JetStream を使用した Gemma モデルのパフォーマンス ベンチマークを共有しました。

48. ML システム全体の効率を測定する新しい指標である ML 生産性グッドプットと同時に、プロジェクトに統合するための API と、ML 生産性グッドプットを最大化するための手法を導入しました。

Vertex AI

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49. Gemini 1.5 Pro Vertex AI で公開プレビュー版として利用可能になり、世界最大級のコンテキスト ウィンドウがあらゆる場所にいる開発者に提供されるようになりました。

50. Vertex AI での Gemini 1.5 Pro で、音声や動画の音声部分を含む音声ストリームを処理できるようになりました。

51. Google の画像生成モデルのファミリーである Imagen 2.0 で、テキスト プロンプトから 4 秒の短いライブ画像を作成できるようになりました。

52. Imagen 2.0 では、Google DeepMind SynthID を活用したインペイント / アウトペイントや電子透かしなどの画像編集が一般提供されています。

53. Gemma の軽量モデル ファミリーの新しいモデルである CodeGemma Vertex AI に追加しました。

54. Google Search に応答を直接グラウンディングできるようになる(現在は公開プレビュー版)など、Vertex AI のグラウンディング機能が拡張されました

55. Vertex AI プロンプト管理(プレビュー版)はチームのプロンプト パフォーマンスの向上を支援します。

56. Vertex AI Rapid Evaluation(プレビュー版)は最適なプロンプト設計を得るためのイテレーションにおいてモデルのパフォーマンスを評価するユーザーを支援します。

57. Vertex AI AutoSxS が一般提供され、チームが 2 つのモデルのパフォーマンスを比較する場合に役立っています。

58. Vertex AI 上の Gemini APIImagen APIEmbeddings API の保存データのデータ所在地保証を新たな 11 か国(オーストラリア、ブラジル、フィンランド、香港、インド、イスラエル、イタリア、ポーランド、スペイン、スイス、台湾)に拡大しました。

59. Gemini 1.0 Pro Imagen を使用する場合、ML 処理を米国または欧州連合に制限できるようになりました。

60. Vertex AI ハイブリッド検索(プレビュー版)にベクターベースとキーワード ベースの検索技術が統合され、ユーザーに関連性のある正確な応答が確実化されました。

61. 新しい Vertex AI Agent Builder(プレビュー版)により、開発者は Vertex AI で自然言語または LangChain などのオープンソース フレームワークを使って生成 AI エクスペリエンスを構築してデプロイできるようになります。

62. Vertex AI 2 つの新しいテキスト埋め込みモデル(公開プレビュー版)が含められました。英語のみの text-embedding-preview-0409 と、多言語の text-multilingual-embedding-preview-0409 です。

Core infrastructure

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Thomas with the Google Axion chip

63. Google Cloud のコンピューティング ポートフォリオを拡張し、汎用ワークロード向けのコンピューティングやストレージ、SAP やハイ パフォーマンス データベースなどのより専門特化したワークロードにも対応した主要プロダクトをリリースしました。

64. Google Axion はデータセンター向けに設計された Google 初の Arm ベースのカスタム CPU として、今後数か月以内にプレビュー版になります。

65. 現在プレビュー版 Compute Engine C4 汎用 VM は、ミッション クリティカルなワークロードに適した、高いパフォーマンスと管理されたメンテナンス エクスペリエンスを提供します。

66. 汎用の N4 マシンシリーズは高いコスト パフォーマンスで動的リソース管理を実現、一般提供されています。

67. C3 ベアメタル マシン(今後のプレビュー版で提供)は基礎となるサーバーの CPU およびメモリリソースに直接アクセスするワークロードを提供します。

68. 新しい X4 メモリ最適化インスタンス(現在はプレビュー版)がお問い合わせフォーム経由で提供されています。

69. SSD を必要とするストレージ密度の高いワークロード向けに設計された Z3 VM が一般提供されました。   

70. Hyperdisk ストレージ プール Advanced Capacity(一般提供)と Advanced Performance(プレビュー版)を使用すると、ブロック ストレージ容量を購入して、ワークロード間で共有されるプール内で管理できます。

71. 5 月に一般提供)Hyperdisk インスタント スナップショットは Hyperdisk ボリュームでほぼゼロの RPO / RTO を提供します。

72. Google Compute Engine ユーザーはゾーンの柔軟性、VM ファミリーの柔軟性、オンデマンドとスポットの混合消費を使用して VM をデプロイできるようになりました。

Google Distributed CloudGDC)パッケージの一部として、次のことを発表しました。

73. Gemma オープンモデルを搭載した生成 AI 検索パッケージ ソリューション 2024 年第 2 四半期に GDC でプレビュー版が利用可能になり、お客様がエッジまたはオンプレミスでデータを取得して分析することを支援します。

74. GDC ISO27001 SOC2 コンプライアンス認証を取得しました。

75. 新しいマネージド侵入検知 / 防御ソリューション(IDPS)は Palo Alto Network の脅威防御技術を GDC に統合し、一般提供されました。

76. GDC サンドボックス(プレビュー版)はアプリケーション開発者がエアギャップや物理的なハードウェアを操作する必要なく Google Cloud 環境で GDC 向けに設計されたサービスを構築してテストできるようにします。

77. GDC ストレージ柔軟性機能(プレビュー版)はブロック、ファイル、またはオブジェクト ストレージをサポートし、コンピューティングに依存せずストレージを拡張するために役立ちます。

78. GDC は、最長 7 日間切断モードで実行でき、切断中でもデプロイメントとワークロードにアクセスして動作できるようにする一連のオフライン管理機能を提供するようになりました。この機能は一般提供されています。

79. GDC をマネージド サービスとして販売できるマネージド GDC プロバイダとして、ClarenceT-SystemsWWT が新たに加わりました。そして新しい Google Cloud Ready — Distributed Cloud バッジで、ソリューションが GDC 向けにチューニングされていることが示されるようになりました。

80. エネルギー効率に優れた NVIDIA L4 Tensor Core GPU を搭載した GDC サーバーが利用可能になりました。

81. Google Distributed Cloud HostedGDC Hosted)が、米国のインテリジェンス コミュニティのトップ シークレットとシークレットのミッション、そして国防総省(DoD)のトップ シークレットのミッションをホストする認可を受けました。

Google Cloud ネットワーキング ファミリーについては次のことを発表しました。

82. Gemini Cloud Assist(プレビュー版)は構成の生成、容量の推奨、変更と問題の関連付け、脆弱性の特定、パフォーマンスの最適化など、さまざまなネットワーキング タスクを解決するための AI ベースの支援を提供します。

83. 現在一般提供されている Model as a Service Endpoint ソリューションは、Private Service ConnectCloud Load BalancingApp Hub を使用して、モデルの作成者がモデルのサービス エンドポイントを所有し、アプリケーション開発者がそこに接続できるようにします。  

84. 今年中に、Cloud Load Balancing に推論ワークロードのための機能強化が追加されます。カスタム指標を使用する Cloud Load Balancingストリーミング推論用の Cloud Load BalancingAI モデル向けのトラフィック管理を使用する Cloud Load Balancing です。

85. Cloud Service Mesh Traffic Director のコントロール プレーンと Google のオープンソース Istio ベースのサービス メッシュである Anthos Service Mesh を組み合わせたフルマネージド サービス メッシュです。

サービス中心の Cross-Cloud Network は、すべてのクラウドからすべてのサービスに至る一貫した安全なエクスペリエンスを提供し、次のように機能が強化されました。

86. Network Connectivity Center での Private Service Connect の推移性(今四半期にプレビュー版を提供)により、スポーク VPC 内のサービスに他のスポーク VPC から推移的にアクセスできるようになります。

87. Cloud NGFW Enterprise(旧 Cloud Firewall Plus)が一般提供されました。これはPalo Alto Network によるネットワーク脅威保護に加え、組織全体の境界のネットワーク セキュリティ ポスチャー管理とゼロトラスト マイクロセグメンテーションを提供します。

88. mTLS を使用した ID ベースの認可によって Identity-Aware Proxy Google 内部のアプリケーション ロードバランサに統合され、クライアントサイドとバックエンドの相互 TLS を含むゼロトラスト ネットワーク アクセスがサポートされます。

89. インライン ネットワークのデータ損失防止(DLP(まもなくプレビュー版)によって、Symantec DLP サービス拡張を使用して Cloud ロードバランサと Secure Web Proxy に統合されます。

90. パートナーである ImpervaHUMAN SecurityPalo Alto Network は、ウェブ サービスプロバイダの CloudinaryNagraQueue-itDatadog と同様に、高度なウェブ保護サービスをサービス拡張に統合しています。

91. サービス拡張に、送信元の選択のカスタマイズやヘッダーの調整のためのコードサンプルのライブラリが追加されました。

92. Private Service Connect Cloud SQL 完全に統合されて一般提供されました。

ストレージ パッケージに多くの改善が加えられました

93. Gemini による分析情報生成ツールを使用すると、自然言語を使用してストレージのフットプリント分析、費用の最適化を行い、数十億のオブジェクトにわたるセキュリティを強化できます。これは現在、許可リストの試験運用版リリースとして Google Cloud コンソールから利用できます

94. Google Cloud NetApp Volumes は、2024 年第 2 四半期に 15 の新しい Google Cloud リージョンに拡張され(一般提供)、それに伴って多くの機能が強化されました。たとえば、アクセス頻度に基づき、ポリシーに従ってより費用の低いストレージにファイルを動的に移行する(2024 年第 2 四半期にプレビュー版)、Premium Extreme のサービスレベルでサイズが最大 1 PB に増加し、スループット パフォーマンスは最大 3 倍になる(2024 年第 2 四半期にプレビュー版)などです。また NetApp Volumes には、最小 1 GiB のボリュームを可能にする新しい Flex サービスレベルが含まれます。

95. Filestore で、永続ボリュームと GKE(一般提供)と NFS v4.1(プレビュー版)のシングルシェア バックアップがサポートされるようになり、Filestore Enterprise の容量が 100 TiB まで拡張されました。

Cloud Storage 関連:

96. Cloud Storage Anywhere Cache は大陸内の複数のリージョンにわたりゾーンごとの SSD 読み取りキャッシュを使用するようになりました(許可リストによる一般提供)。

97. Cloud Storage 削除(復元可能)機能では、削除されたアイテムが構成可能な一定期間にわたり保持されるため、データが誤ってまたは悪意を持って削除された場合にデータを保護できます(一般提供)。

98. Cloud Storage マネージド フォルダという新しいリソースタイプにより、オブジェクトのグループに詳細な IAM 権限を適用できます(一般提供)。

99. タグベースの大規模なバックアップ Compute Engine VM のデータ保護の管理に役立ちます(一般提供)。

100. 新しい SAP HANA の高パフォーマンス バックアップ オプションによって、データベース対応バックアップに永続ディスク(PD)スナップショット機能が活用されます(一般提供)。

101. バックアップおよび DR サービス レポート マネージャーの一部として、Cloud MonitoringCloud LoggingBigQuery を使用して、Google Cloud バックアップおよび DR のデータでレポートをカスタマイズできるようになりました(一般提供)。

データベース

102. Gemini in Databases の一部である Database Studio は、Google Cloud コンソールの機能豊富な SQL エディタに SQL 生成機能と要約機能をもたらし、さらに AI 主導のチャット インターフェースを提供します。

103. Database Center により、オペレーターが可用性、データ保護、セキュリティ、コンプライアンスの問題を積極的に評価するインテリジェントなダッシュボードを通じてデータベース全体を管理できるようになるほか、パフォーマンスの最適化や問題のトラブルシューティングを行うための賢明な推奨事項も提供されます。

104. Database Migration Service Gemini in Databases に統合され、支援付きコード変換(Oracle から PostgreSQL など)や説明可能性機能などが提供されます。

同様に、AlloyDB にも多くの新しい機能が追加されています。

105. AlloyDB AI を使用すると、生成 AI 開発者は SQL の場合と同様に自然言語でデータを正確にクエリするアプリケーションを構築できます。現在、AlloyDB Omni で利用可能です。

106. AlloyDB AI に、Google の近似再近傍アルゴリズムScaNNに基づく新しい pgvector と互換性のあるインデックスが含まれるようになりました。これは AlloyDB Omni のテクノロジー プレビュー版として利用可能です。

107. AlloyDB モデルのエンドポイント管理により、リモートの Vertex AI、サードパーティ、カスタムモデルの呼び出しが容易になります。現在は AlloyDB Omni で利用でき、まもなく Google Cloud AlloyDB でも利用可能になります。

108. AlloyDB AI の「パラメータ化されたセキュアなビュー」は、エンドユーザーのコンテキストに基づいてデータを保護します。現在は AlloyDB Omni で利用できます。

今年で 20 周年を迎える Bigtable に、いくつかの新機能が追加されました

109. Bigtable Data Boost pre-GA パッケージです。運用ワークロードを中断することなく、高パフォーマンスでワークロードが分離されたトランザクション データ処理をオンデマンドで提供します。

110. Bigtable 承認済みビューが一般提供され、複数のチームが同じテーブルを活用し、データベースから直接データを安全に共有できるようになりました。

111. 新しい Bigtable 分散カウンタ(プレビュー版)はクリックストリームのような頻度の高いイベントデータをデータベース内で直接処理します。

112. Bigtable 大規模ノードは、ワークロードに最適化された初のノードシェイプとして、サーバーの使用率が高い状況でのパフォーマンスの安定性を高めます(限定公開プレビュー版)。

Memorystore for Redis Cluster 関連:

113. 追記専用ファイル(AOF)と Redis データベース(RDB)ベースの永続性をサポートするようになり、さらに高いパフォーマンスと費用管理に優れた新しいノード形状を備えています。

114. 超高速ベクトル検索一般提供されました

115. 最大クライアント数、最大メモリ、最大メモリポリシーなどをチューニングするための新しい構成オプションが含められました(現在はプレビュー版)。

Firestore のユーザー向け:

116. Gemini Code Assist Firestore での開発支援機能が組み込まれました。

117. Firestore は現在、厳密な最近傍を使用したベクトル検索が組み込みでサポートされ、すぐに使える拡張機能を介して一般的なエンベディング モデルを使って自動的にベクトル エンベディングを生成する機能や、LangChain LlamaIndex のようなよく使われている生成 AI ライブラリとのインテグレーションが実現しています。

118. Firestore Query Explain(プレビュー版)をクエリのトラブルシューティングに役立てることができます。

119. Firestore は現在、プレビュー版で顧客管理の暗号鍵(CMEKをサポートしているため、お客様自身が指定した暗号鍵を使用して保存データを暗号化できます。

120. サポートされている利用可能な Google Cloud リージョンのどれにでも Firestore をデプロイできるようになり、Firestore のスケジュール バックアップ機能でバックアップを保持できる期間が 7 日から 98 日に延長されました。

121. Cloud SQL Enterprise Plus エディションで、スイッチオーバーとスイッチバックのオーケストレションなどの高度なフェイルオーバー機能が提供されるようになりました。

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データ分析

122. BigQuery は今やデータを AI 活用につなげる Google Cloud の単一統合プラットフォームとなり、BigLakeBigQuery の統合ストレージ エンジンにより、分析や AI ワークロードのための BigQuery ネイティブ フォーマットとオープン フォーマットを横断する単一インターフェースを提供しています。

123. BigQuery IcebergDDLDML のサポートが強化され、プレビュー版では高スループットのサポートが強化された一方、BigLake では Delta ファイル形式が(こちらもプレビュー版)サポートされるようになりました。

124. BigQuery の継続的クエリ(プレビュー版)はデータ ストリームに対する継続的な SQL 処理を提供することで、AI オペレーターまたはリバース ETL とのリアルタイム パイプラインを可能にします。

前述の Gemini in BigQuery が、あらゆる新しい機能とパッケージを可能にしています。

125. Vertex AI Gemini モデルと BigQuery の新たなインテグレーションにより、マルチモーダル分析、ベクトル エンベディングLLM のファインチューニングがサポートされます。

126. BigQuery Studio ではコラボレーティブなデータ ワークスペースが用意され、SQLPythonSpark または自然言語を直接選択でき、リアルタイム ストリーミングとガバナンスのための新たなインテグレーションが提供されます。現在一般提供されています。

127. 新しい BigQueryデータ キャンバスは、Gemini による埋め込み可視化と自然言語サポートを備えたノートブックのようなエクスペリエンスを提供します。

128. BigQuery は、データを BigQuery からコピーまたは移動する必要なく、Vertex AI のモデルをエンタープライズ データに接続できるようになりました。

129. BigQuery Gemini 1.0 Pro Vision を使用して、画像と動画の両方を独自のテキスト プロンプトと組み合わせ、一般的な SQL ステートメントを使って分析できるようになりました。

130. BigQuery の列レベルのリネージと、Vertex AI Pipelines の拡張リネージ機能がまもなくプレビュー版になります。

データ分析ポートフォリオのその他のアップデートには次のようなものがあります。

131. マネージド サービスとしての Apache Kafka for BigQuery はプレビュー版であり、オープンソース API に基づくストリーミング データ ワークロードを実現します。

132. BigQuery Studio 内に統合された Apache Spark のためのサーバーレス エンジンは現在プレビュー版です。

133. Dataplex に拡張されたデータから AI へのガバナンス機能が備えられました(プレビュー版)。

開発者とオペレーター

Gemini Code Assist に対していくつかの新たな機能強化が行われました。

134. コードベース全体の認識(プレビュー版)は Gemini 1.5 Pro を使用して複雑な変更を加え、新機能を追加し、コードベースの更新を合理化します。

135. Cloud Workstations Cloud Shell エディタで現在使用できる新しいコード変換機能では、自然言語プロンプトを使用して、コードを分析、リファクタリング、最適化するように Gemini Code Assist に指示できます。

136. Gemini Code Assist ローカル コンテキストを拡張することで、IDE ワークスペースから関連するローカル ファイルを自動的に取得し、使用されるファイルへの参照を表示するようになりました。

137. Gemini Code Assist コードのカスタマイズ(限定公開プレビュー版)を使用すると、プライベート コードベースとリポジトリを統合して、高度にパーソナライズされたコード生成と補完を行うことができ、GitLabGitHubBitbucket のソースコード リポジトリに接続できます。

138. Gemini Code Assist はプレビュー版で Apigee Application Integration に拡張され、アプリケーションにアクセスして接続できます。

139. Google Snyk とのパートナーシップを Gemini Code Assist に拡大することで、IDE 内で脆弱性や一般的なセキュリティのトピックについて学べるようにしました。

140. 新しい App Hub は、デプロイされたアプリケーションとそのリソースの依存関係を正確に最新の状態で表現します。App Hub Gemini Cloud Assist と統合されて一般提供されています。

Cloud Run Google Kubernetes EngineGKE)ランタイム環境のユーザーの皆様にはさまざまな機能をご期待いただけます。

141. Cloud Run アプリケーション キャンバスを使用すると、開発者は、Vertex AIFirestoreMemorystoreCloud SQL に加えて、ロード バランシングや Gemini Cloud Assist とのインテグレーション機能を備えた Cloud Run アプリケーションを生成、変更、デプロイできます。

142. GKE コンテナとモデルのプリロードがサポートされるようになり、ワークロードのコールド スタートにかかる時間を短縮できるようになりました。

143. NVIDIA Multi-Process ServiceMPS)との GPU 共有 GKE で提供され、単一 GPU での同時処理が可能になりました。

144. GKE サポート GCS FUSE 読み取りキャッシュが一般提供されました。ローカル ディレクトリをキャッシュとして使用し、小規模でランダムな I/O の繰り返し読み取りを高速化します。

145. GKE Autopilot モードで NVIDIA H100 GPUTPU、予約、Compute Engine 確約利用割引(CUD)がサポートされるようになりました。

146. GKE Gemini Cloud Assist は、費用の最適化、トラブルシューティング、合成モニタリングに役立ちます。

Cloud Billing ツールは、Google Cloud の支出の追跡と把握、請求に対する支払い、費用の最適化に役立ちます。いくつかの新機能があります。

147. バケットレベルでの Cloud Storage 費用とストレージタグのサポートは、Cloud Billing の詳細なデータを BigQuery にエクスポートする処理に最初から含まれています。

148. FOCUS の新しい BigQuery データビューを使用すると、複数のクラウドを横断して費用と使用量を比較できます。

149. Cloud Billing コンソールから直接、費用管理レポートを BigQuery の請求クエリに変換できるようになりました。

150. 新しいクラウドの FinOps の異常検出機能が限定公開プレビュー版になりました。

151. FinOps ハブが一般提供され、最大の節約機会を表示するサポートが追加されました。また、FinOps ハブ ダッシュボードプレビューして、プロジェクト、リージョン、またはマシンタイプごとに費用を分析できるようになりました。

152. TPU v5eTPU v5pA3H3C3D を含む Google Compute Engine リソース ファミリー全体で新しい CUD 分析ソリューションを利用できます。

153. MemorystoreAlloyDBBigTableDataflow で新しい費用ベースの CUD を利用できます。

セキュリティ

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Chronicle の自然言語検索とケースサマリーを土台として、Gemini in Security Operations が調査ライフサイクル全体に導入されます。

154. 今月末に一般提供となる新しい調査支援機能は、Chronicle Enterprise Chronicle Enterprise Plus のワークフローのガイドをアナリストに提供します。

155. 環境内で見つかったなんらかのセキュリティ侵害インジケーターを含め、Mandiant からの最新の脅威インテリジェンスをインラインで直接 Gemini に要求できます。

156. Gemini in Threat Intelligence(公開プレビュー版)を使用すると、会話型検索を使用して Mandiant の最前線の脅威インテリジェンスを利用できます。

157. VirusTotal OSINT レポートを自動的に取り込み、Gemini がプラットフォーム内で直接要約するようになりました。この機能は現在一般提供されています。

158. Gemini in Security Command Center により、セキュリティ チームがプレビューで自然言語を使用して脅威やその他のセキュリティ イベントを検索できるようになり、重大および優先度の高い構成ミスと脆弱性アラートの概要を提供し、攻撃パスを要約できるようになりました。

159. Gemini Cloud Assist は次のようにセキュリティのタスクも支援します。IAM の推奨事項により、過剰な権限を持つユーザーまたはサービス アカウントからロールを削除するための、単純明快でコンテキストに基づく推奨事項を提供できます。鍵の分析情報は、データ、暗号化の設定、コンプライアンスのニーズの理解に基づいて、暗号鍵の作成中に支援を提供します。Confidential Computing 分析情報は、データとコンピューティングの使用状況に基づいて、機密ワークロードに Confidential Computing 保護を追加するオプションを推奨します。

セキュリティについては次のようなニュースもあります。

160. 現在一般提供されている新しい Chrome Enterprise Premium は、広く普及したブラウザに Google の脅威とデータ保護、ゼロトラストのアクセス制御、エンタープライズ ポリシー制御、セキュリティに関する分析情報とレポートを結合します。

161. 現在一般提供されている Google Security Operations 高度な脅威インテリジェンスは、グローバルな脅威可視性をそれぞれのお客様固有の環境に自動的に適用します。

162. Security Command Center Enterprise は現在一般提供され、Mandiant Hunt(現在はプレビュー版)が含まれています。

163. Identity and Access Management Privileged Access ManagerPAM)がプレビュー版で提供され、ジャストインタイム、期限付き、承認ベースのアクセス昇格に対応します。

164. Identity and Access Management プリンシパル アクセス境界(PAB)は、IAM プリンシパルに制限を適用する新しい ID を軸とした制御機能です(現在はプレビュー版)。

165. Palo Alto Network の脅威保護を含む Cloud 次世代ファイアウォール(NGFWEnterprise が一般提供されました。

166. Cloud Armor Enterprise が一般提供されました。従量課金制モデルが採用され、高度なネットワーク DDoS 対策、ウェブ アプリケーション ファイアウォール機能、ネットワーク エッジ ポリシー、適応型保護、脅威インテリジェンスが含まれています。

167. Sensitive Data Protection Cloud SQL とのインテグレーションが一般提供され、Security Command Center Enterprise リスクエンジンと緊密に統合されました。

168. Autokey による鍵管理が提供され(現在はプレビュー版)顧客管理の暗号鍵CMEK)の作成と管理が簡素化されました。

169. PCI 準拠施設でのベアメタル HSM デプロイメントを利用できるリージョンが増えました。

170. Assured Workloads のリージョン制御のプレビュー版が 14 か国の 32 のクラウド リージョンで利用できるようになりました。

171. Audit Manager Google Cloud のワークロードとデータに対するコンプライアンスの証明の制御検証を自動化します(プレビュー版)。

172. Apigee API Management の一部である Advanced API Security シャドー API 検出を提供するようになりました(プレビュー版)。

Confidential Computing ポートフォリオの一部として、次のことを発表しました

173. Intel TDX Confidential VMs のプレビュー版が Intel TDX を搭載した C3 マシンシリーズで利用できるようになりました。AI および ML ワークロードの場合、C3 シリーズ Confidential VMs で、デフォルトで CPU ベースのアクセラレーションを提供する Intel AMX がサポートされます。

174. AMD Secure Encrypted Virtualization-Secure Nested PagingSEV-SNP)を搭載した汎用 N2D マシンシリーズを対象として Confidential VMs がプレビュー版で提供されました。

175. N2D マシンシリーズを対象として Confidential VMs のライブ マイグレーションがすべてのリージョンで一般提供されました。

176. NVIDIA Tensor Core H100 GPU を搭載した A3 マシンシリーズを対象として Confidential VMs が今年中に限定公開プレビュー版になります。

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移行

177. Rapid Migration ProgramRaMP)がアプリケーションと基盤となるインフラストラクチャ、データ、分析にわたる移行とモダナイゼーションのユースケースに対応するようになりました。たとえば、ストレージの RaMP の一部として、Amazon S3 から Google Cloud Storage へのストレージ下り(外向き)費用が完全に無料になりました。Python Node.jsJava 向けの Cloud Storage クライアント ライブラリがクライアント ライブラリとの間のアップロードとダウンロードの並列処理をサポートするようになりました。

Migration Center にもいくつかの優れた機能が追加されました。

178. 移行ユースケース ナビゲーターは、リソース(サーバー、データベース、データ ウェアハウスなど)をオンプレミスや他のクラウドから Google Cloud に直接移行する方法を計画するときに使います。これには、オンプレミスの VMware および Exadata 環境の TCO を迅速に評価するための新しいクラウド費用の見積りツールが含まれます。

179. Microsoft SQL ServerPostgreSQLMySQL から Cloud SQL への移行のためのデータベースの検出と評価。

Google Cloud の統合 VMware サービスである Google Cloud VMware Engine では次のような取り組みが行われています。

180. VMware Cloud Foundation ライセンス ポータビリティのサポート予定

181. より大きいインスタンス タイプ(ve2-standard-128)のパッケージの一般提供。

182. 次世代 VMware Engine ネットワーキング、自動化された構成不要の VPC ピアリング、ワークロード向け Cloud DNS などのネットワーキングの機能強化。

183. Terraform Infrastructure as Code の自動化。

Migrate to Virtual Machines はチームがワークロードを移行するために役立ちます。次のことを発表しました。

184. ディスク ボリュームを Google Cloud に移行するための新しいディスク移行ソリューション。

185. マネージド サービスとしてのイメージ インポート(プレビュー版)。

186. BIOS から UEFI への変換(プレビュー版)はブートローダーをより新しい UEFI 形式に自動的に変換します。

187. Amazon Linux の変換(プレビュー版)は Google Compute Engine Amazon Linux Rocky Linux に変換します。

188. CMEK サポートにより独自の暗号鍵の管理を維持できます。

VM GKE または Cloud Run のコンテナにリプラットフォームする場合に関しては次の機能があります。

189. 新しい Migrate to ContainersM2CCLI により GKE または Cloud Run にデプロイできるアーティファクトが生成されます。

190. M2C Cloud Code 拡張(プレビュー版)により、Visual Studio で直接、アプリケーションを VM から GKE で実行されるコンテナに移行できます。

Database Migration Service が次のように機能強化されました。

191. Database Migration Service で、AI を活用した Oracle から PostgreSQL のラスト ワンマイルのコード変換が提供されるようになりました。

192. Database Migration Service によって SQL Server(任意のプラットフォーム)から Cloud SQL for SQL Server の移行が実行されるようになりました(プレビュー版)。

193. Datastream では、変更データ キャプチャのソースとしての SQL Server によって BigQuery 宛先へのデータ移動が実行されます。

メインフレームからの移行に関しては、次のような新しい機能があります。

194. Mainframe Assessment ToolMAT)によって生成 AI を活用してアプリケーションのコードベース分析、適合性評価、アプリケーション レベルの要約、テストケース作成が行われるようになりました。

195. Mainframe Connector はメインフレームからの移行向けの分析のためにメインフレームのデータを BigQuery に送信します。

196. G4 はメインフレームのアプリケーション コード(COBOLRPGJCL など)とデータを元の状態 / プログラミング言語から最新のスタック(Java)にリファクタリングします。

197. Dual Run を使用すると、新しいシステムを既存のメインフレームと並行して実行し、すべてのトランザクションを複製して、新しいソリューションの完全性、品質、有効性を確認できます。

パートナーとエコシステム

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198. パートナーは Next '24 展示フロアで Google AI を活用する 100 以上のソリューションを展示しました。

199. 2024 年の Google Cloud パートナー オブ イヤーを発表しました。

200. Gemini モデルが SAP Generative AI Hub で利用可能になる予定です。

201. GitLab は、認証、セキュリティ、Google Cloud との CI / CD インテグレーションが公開ベータ版として顧客向けに提供されることを発表しました。

202. Palo Alto Network は、Google Cloud を最適な AI プロバイダとみなし、Cortex XSIAM プラットフォームの脅威分析とインシデントの要約を改善するために Gemini モデルを使用する予定です。

203. Exabeam Google Cloud AI を使用して、顧客のセキュリティの成果を改善しています。

204. グローバルなマネージド セキュリティ サービス会社である Optiv は、Google Cloud プロダクトのサポートを拡大しています。

205. AlteryxDynatraceHarness は、ワークフローの自動化とデータ ガバナンスのサポート、ユーザーによるデータのモニタリングと管理の強化を実現するために、Google Cloud AI を使用して構築した新機能をリリースします。

206. Google Cloud の生成 AI に関して最高レベルの卓越した技術力を実証したパートナーであることを示す、新しい生成 AI サービス スペシャライゼーションを導入しました。

207. 生成 AI デリバリー エクセレンスと技術ブートキャンプ、生成 AI の上級チャレンジラボを新たに導入しました。

208. Google Cloud Ready - BigQuery イニシアチブに新たに 21 社のパートナーが加わりました。ActableAgileDataAmplitudeBoostkpiCaliberMindCalibrate AnalyticsCloudQueryDBeaverDecubeDinMoEstuaryFollowrabbitGretelPortablePrecogRetoolSheetGoTectonUnravel DataVallidioVaultree です。

209. Google Cloud Ready - AlloyDB イニシアチブに新たに 6 社のパートナーが加わりました。BoostkpiDBeaverEstuaryRedisThoughtspotSeeBurger です。

210. Google Cloud Ready - Cloud SQL イニシアチブに新たに 5 社のパートナーが加わりました。BoostKPIDBeaverEstuaryRedisThoughtspot です。

211. クラウドストライクはその Falcon プラットフォームを Google Cloud プロダクトに統合します。

一方、Google for Startups プログラムのメンバーに関連性が高い話題は次のとおりです

212. Google for Startups クラウド プログラムは新たに NVIDIA Inception スタートアップ プログラムとのパートナーシップを結びました。これにより、Inception メンバーが Google Cloud クレジットや市場開拓サポート、技術的専門知識にアクセスでき、Google Cloud Marketplace に迅速にオンボーディングできるなどのメリットがあります。

213. NVIDIA Inception パートナーシップの一部として、Google for Startups クラウド プログラムのメンバーは NVIDIA Inception に参加して技術的専門知識や NVIDIA Deep Learning Institute コースのクレジット、NVIDIA のハードウェア / ソフトウェアなどにアクセスできます。Google for Startups クラウド プログラムの対象となるメンバーは NVIDIA Inception Capital Connect に参加できます。これはこの分野に関心のあるベンチャー キャピタル企業にスタートアップを紹介するプラットフォームです。

214. 米国とカナダを拠点に AI ソリューションを構築するスタートアップ向けに新しい Google for Startups アクセラレータ: AI First プログラムがリリースされ、そのコホートには 15 AI スタートアップが含まれています。AptoriAugmendBackpack HealthcareBrainLogic AICiceraiCLIKAEasel AIFindlyGlass HealthKodifLiminalmbueModulo BioRocket DoctorSibli です。

215. Startup Learning Center Google Cloud による成長を支援する厳選されたコンテンツをスタートアップに提供しており、今後数か月以内に Innovators Plus を通じてスタートアップ デベロッパーや将来の創業者向けのパッケージをリリースする予定です。

最後に、Google Cloud コンサルティングは、Google Cloud 環境の構築に役立つ次のサービスを提供しています。

216. Google Cloud コンサルティングは Google Cloud Skills Boost を通じて上位のお客様に料金不要のオンデマンド トレーニングを提供しています。これには、次の新しい生成 AI スキルバッジが含まれています。Prompt Design in Vertex AIDevelop Gen AI Apps with Gemini and StreamlitInspect Rich Documents with Gemini Multimodality and Multimodal RAG

217. 新しい Isolator ソリューションは Chrome Enterprise PremiumVPC Service ControlsChrome Enterprise、暗号化などのさまざまな Google Cloud 技術を使用して、関係者間のコラボレーションで使用される医療データを保護します。

218. Google Cloud コンサルティングの Delivery Navigator が対象となる Google Cloud サービスのすべてのパートナーに一般提供されました。

たまらなく刺激的な 1 週間でした。Google Cloud を代表して、Next '24 へのご参加に感謝いたします。来年、2025 4 911 日にまたラスベガスのマンダレイベイで皆様をお迎えできることを心待ちにしております。

-Google Cloud マーケティング担当バイス プレジデント Alison Wagonfeld
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