Dialogflow では、エンドユーザー表現から共通タイプを抽出するシステム エンティティが数多く提供されています。たとえば、@sys.color タイプを使用して、「赤」や「青」などの値を抽出できます。システム エンティティ リファレンスに、システム エンティティの全リストがあります。
ほとんどのアプリケーションで、システム エンティティにより提供される値は問題なく動作します。しかし、一部のアプリケーションでは、システム エンティティの値を追加する必要がある場合があります。たとえば、@sys.color の値のリストに「青緑」を追加する必要がある場合があります。この目的のために、一部のシステム エンティティの拡張が可能になっています。システム エンティティ リファレンスでは、拡張可能なシステム エンティティが一覧表示されています。
システム エンティティのサポートは、言語とリージョンによって異なります。詳細については、システム エンティティの制限をご覧ください。
システム エンティティを拡張する
システム エンティティを拡張するには:
コンソール
- いずれかのパラメータで、システム エンティティを使用します。
- [Manage] タブを選択します。
- [エンティティ タイプ] をクリックします。
- システム エンティティの [System] タブを選択します。
- エージェントが現在使用しているシステム エンティティが一覧表示されます。グレーで表示されているエンティティは拡張できません。通常のフォント色で表示されているエンティティは拡張可能です。
- 拡張可能なエンティティを選択し、拡張後の値を変更できます。
- エンティティを拡張する値を使用してエンティティ エントリを指定します。
API
システム エンティティ拡張機能の作成は、カスタム エンティティの作成方法と類似しています。拡張するシステム エンティティの名前を指定し、拡張に使用する値を指定します。拡張可能でないシステム エンティティを拡張しようとすると、エラーが発生します。