ビジュアリゼーションのメニュー設定でビジュアリゼーションの基準線を作成する

参照線は、利用可能な複数の Looker ビジュアリゼーション タイプに追加できます。

デフォルトの基準線オプションには、静的な値、中央値、平均値、平均値、最大値、最小値、範囲があり、これらは可視化オプション設定の[編集] メニューから選択できます。

ただし、加重平均などの具体的な指標を、デフォルト設定の状態で直ちに使用できるオプションではなく、基準線で表すこともできます。カスタムの基準線を作成するには、表計算を作成して可視化した状態でプロットします。

前述の加重平均の例で、ユーザー数に基づくユーザーの年齢の加重平均を算出し、それぞれのメジャーを Explore で作成するとします。加重平均の垂直基準線を作成するには、次の操作を行います。

  1. Explore クエリにユーザー数メジャーとユーザー平均年齢メジャーを追加します。
  2. 2 つのメジャーで加重平均を計算するため、次のような表計算を作成します。
    mean(sum(${users.count}*${users.average_age})/sum(${users.count}))

    表計算によって、クエリの各行に対して単一の値(加重平均)が返されます。

  3. 選択したビジュアリゼーション タイプが縦棒グラフや棒グラフで折れ線グラフでない場合は、[編集] メニューの [シリーズ] タブで一連の表計算のビジュアリゼーション タイプとして [折れ線] を選択して表計算を折れ線として可視化できます。表計算では 1 つの値のみが返されるため、この線は水平参照線として表示されます。

    ビジュアリゼーションに [ユーザー平均年齢] を表示することを必要としない場合は、[ビジュアリゼーションで非表示にする] オプションを使用して対象のフィールドを非表示にすることもできます。

[ユーザー数] と [ユーザーの年齢] でグループ化された [ユーザーの平均年齢] が棒グラフで表示されます。Explore のデータは、加重平均年齢基準線が表示された次のようなグラフのようになります。

加重平均年齢の計算が水平の基準線として表示された縦棒グラフ。

以後に使用する Explore で表計算を再利用するには、number 型メジャーを使用して、数値フィールド間の計算を再作成します。