Looker はビジネス インテリジェンス、データ アプリケーション、組み込み型アナリティクスのための企業向けプラットフォームです。企業がリアルタイムでデータを探索し、分析情報を共有できるよう支援します。Looker コネクタを使用すると、Looker Explore をデータソースとして追加し、Looker Studio 内から Looker データを分析できます。このドキュメントでは、Looker Studio レポートのデータソースとして Looker Explore を追加する方法について説明します。
始める前に
Looker インスタンスが、Looker Studio に接続するための要件を満たしている必要があります。また、Looker 管理者は、インスタンスの [管理] パネルの [プラットフォーム] セクションで Looker Studio BI コネクタを有効にする必要があります。
Looker Studio で Looker Explore をデータソースとして追加するには、Explore を含むモデルに対して explore
権限が必要です。
Looker データソースでは閲覧者のデータ認証情報を使用するため、Looker Studio で Looker データを表示するユーザーは、データソースの Looker Explore を含むモデルに対して少なくとも access_data
権限と clear_cache_refresh
権限が必要です。
Looker Studio で Looker コネクタを有効にして Looker データソースを作成し、Looker データを表示するには、必要な Looker 権限をご確認ください。
Looker コネクタを使用して Looker Explore をデータソースとして追加する
Looker Studio レポートのデータソースとして Looker Explore を追加するには、次の操作を完了する必要があります。
各 Looker データソースは、1 つの Looker Explore を表します。Looker Studio レポートには、同じ Looker モデルに属していない Explore も含む、複数の Explore を追加できます。
Looker インスタンスに接続する
Looker インスタンスに接続する手順は次のとおりです。
- Looker Studio にログインします。
- Looker Studio のホームページで、左上にある [作成] をクリックして、[データソース] を選択します。
- Looker コネクタを選択します。
- 接続する Looker Explore を含む Looker インスタンスの URL を入力します。この URL は、ブラウザで Looker にアクセスする際に使用するものです。
- インスタンスの URL が、Looker コネクタの利用要件を満たしていない Looker インスタンスに属している場合は、Looker Studio に
Invalid Looker URL or the Looker URL does not support account linking. Please use different Looker URL.
というメッセージが表示されます。 - 以前に Looker インスタンスをデータソースとして接続したことがある場合は、その Looker インスタンス名が [保存済みの Looker インスタンス] の下に表示されます。Looker インスタンスの名前をクリックして、モデルの選択のセクションに進みます。
- インスタンスの URL が、Looker コネクタの利用要件を満たしていない Looker インスタンスに属している場合は、Looker Studio に
- [Looker アカウントを接続] をクリックします。
- 承認メニューで [同意して続行] をクリックして、Google アカウントの認証情報を Looker アカウントの認証情報にリンクします。Looker Studio に接続する Looker インスタンスごとに、1 つの Google アカウントを 1 つの Looker アカウントにリンクできます。
- Looker インスタンス メニューで、[認証] をクリックします。
これで、モデル - Explore ペアを選択して、レポートのデータソースとして接続する準備が整いました。
モデルと Explore を選択する
Looker インスタンスに接続すると、そのインスタンスで定義されているモデルのリストが、[データのレポートへの追加] ウィンドウの [モデル] という新しいパネルに自動的に表示されます。
モデルを選択する手順は次のとおりです。
- [モデル] パネルで、事前入力されたモデルのリストをスクロールするか、虫メガネアイコンをクリックして検索フィールドを開き、特定のモデルの名前を入力します。モデル名にカーソルを合わせると、Looker プロジェクトに表示されるモデルのファイル名が表示されます。モデル名をクリックしてモデルを選択します。新しいパネルに、そのモデル内で定義されている Explore のリストが表示されます。
- Explore を選択するには、リストをスクロールするか、虫メガネアイコンをクリックして検索フィールドを開き、特定の Explore の名前を入力します。Explore の名前にカーソルを合わせると、モデルファイルで宣言されている
explore
パラメータ値を確認できます。Explore の名前をクリックして、Explore を選択します。 - [接続] をクリックします。
Looker Explore への接続には数分かかることがあります。接続すると、データソースの形式は Explore – model
になります。詳しくは、Looker Studio レポートでの Looker Explore の表示と動作をご覧ください。
Looker データソースをレポートに追加する
Looker データソースを作成すると、Looker Studio に Looker Explore に関連付けられているフィールドのリストが表示されます。このリストで次の操作を行うことができます。
- データソースのタイプを埋め込みデータソースから再利用可能なデータソースに変更します。
- データソースのデータの更新頻度を更新します。Looker データソースのデータの更新頻度は、デフォルトで 12 時間です。
- このデータソースを使用するレポートで、他のレポート編集者がグラフ単位でフィールド定義を編集できるかどうかを管理します。
- データソースのコピーを作成します。
- [レポートを作成] を選択して、このデータソースの一部のフィールドが事前入力されたグラフを含むレポートを作成します。
- [探索] を選択して、Looker データソースを使用する空白のレポートを開きます。