データソースをコピーすることで、レポートのバリエーションを作成できます。たとえば、テンプレート レポートをコピーして、ディメンション、指標、計算フィールドを変更した異なるバージョンのデータソースを添付することで、さまざまなユーザーセットに対応できます。テスト中にデータソースのバックアップ用コピーを作成して安全に保管しておくこともできます。
レポート内からデータソースをコピーする
レポートの編集者は、レポートに埋め込まれたデータソースをコピーできます。また、編集権限を持っている場合は、再利用可能なデータソースをコピーすることもできます。
- レポートを編集します。
- メニューで、[リソース] [追加済みのデータソースの管理] を選択します。
- 一覧から該当するデータソースを見つけて、右側の [複製] をクリックします。
- データソースの設定ページで、新しいデータソース用のデータセットを選択して [再接続] をクリックします。
[追加済みのデータソースの管理] ページから再利用可能なデータソースをコピーすると、新しいデータソースがレポートに埋め込まれます。
ホームページからデータソースをコピーする
ホームページから、再利用可能なデータソースをコピーできます。これを行うには、データソースのオーナーであるか、編集権限を持っている必要があります。
- Looker Studio にログインします。
- ページの上部にある [データソース] をクリックします。
- 一覧から探すか右上の検索ボックスを使用して、編集するデータソースを見つけます。
- 目的のデータソースをクリックします。
- 右上の [コピーを作成] をクリックします。
- 確認ダイアログで [データソースのコピー] をクリックします。
- データソースの設定ページで、新しいデータソース用のデータセットを選択して [再接続] をクリックします。
フィールドの変更
コピー用に選択した新しいデータセットに元のデータセットと異なるフィールドがある場合は、それらの変更されたフィールドが表示されます。データソースの設定を編集するには、[項目に移動] をクリックします。
データの認証情報を更新する
元のデータソースが使用しているデータ認証情報の所有者が別のユーザーである場合は、[認証情報を更新] をクリックすると、新しいデータソースで自分の認証情報を使用できます。
詳しくは、データの認証情報をご覧ください。
データソースのコピーについて
データソースをコピーする際、Looker Studio は基盤のデータセットに再接続することによって、データへのアクセス権があるか確認を試みます。アクセス権を確認できない場合はコネクタパネルが表示されるので、使用するデータセットを選択してください。Google アナリティクス、Google 広告、ファイル インポートのデータソースについては、必ずデータセットに明示的に再接続する必要があります。新しいデータセットのフィールドがコピーしたデータソースのスキーマと一致しない場合は、追加される新しいフィールドや削除されるフィールドについて詳しく説明したメッセージが表示されます。
データソースのコピーでは、オリジナルから次の要素が可能な限り継承されます。
- ディメンション
- 指標
- 計算フィールド
- フィールドの型
- 集約
- データソースの認証情報
データソースが正確に複製されない場合は、次のような原因が考えられます。
- オリジナルと正確に一致しない新しいデータセットが選択された
- 新たに選択したデータセットにオリジナルと同じレベルのアクセス権がない
- コピー中に元のデータセットに加えた変更
また、データソースをコピーしても、そのデータソースを使用するレポートはコピーされません。
データソースのコピー機能を無効にする
共有ダイアログの [詳細設定] > [オーナーの設定] を使用して、他のユーザーがデータソースをコピーするのを防止できます。こうした設定は、データソースのオーナーでなければ表示できません。
データソースのコピーを防止するには:
- データソースを編集します。
- 右上の [共有] をクリックします。
- [アクセスを管理する] タブを選択します。
- [閲覧者(コメント可)と閲覧者のダウンロード、印刷、コピーを無効にします] オプションをオンにします。
- [完了] をクリックします。
データソースのコピーの制約
データソースをコピーしても、実際のデータはコピーまたは検証されません。データソースのスキーマが複製されるだけです。データソースをオリジナルとは異なるデータセットに接続する場合は、計算フィールドがオリジナルと同じ結果を返さないことがあります。たとえば、元のデータソースで動作する REGEX_MATCH
関数は、新しいデータセットに存在しないデータを検索する可能性があります。