アプリケーション対応マウントを使用すると、データベース バックアップを仮想アプリケーションとしてすばやくマウントできます。この方法では、データを移動したり、データベースの新しいインスタンスを手動で構成したりすることなく、データベースを迅速にオンラインにできます。アプリケーション対応マウントは、データベース、サーバー、ストレージの管理者による手動の介入なしで本番環境データベースのコピーを作成して管理する際の課題に対処します。アプリケーション認識型マウントは、標準マウントと同じように開始されます。
アプリケーション対応マウントは、データベースの複数のコピーを迅速にオンラインにする必要のあるテスト環境や開発環境で特に便利です。
データベースを含む整合性グループは、アプリケーション対応マウント内で一緒にマウントできます。グループ内のすべてのデータベースが同じアプリケーション タイプである場合、整合性グループ内の個々のデータベースは、アプリケーション認識型マウントの一部として仮想アプリケーションとしてマウントできます。データベース インスタンスまたは整合性グループのマウントで複数のデータベースがマウントされると、マウントで新しい整合性グループが作成されます。
仮想アプリケーションは、他のアプリケーションと同様に保護できます。バックアップ/リカバリ アプライアンスに追加されたホストに仮想アプリケーションがマウントされている場合、その仮想アプリケーションは [アプリ マネージャー] の利用可能なアプリケーションのリストに表示されます。
バックアップ、アプリケーションのマウント、シーケンスは、必要に応じて繰り返すことができます。仮想アプリケーションの世代は、親や子孫に影響を与えることなく、いずれかを変更または削除できます。各生成は独立しており、アクセス可能で、使用に応じてデータが変更される可能性があります。
アプリケーション対応マウントの作成の詳細は、選択したデータベースによって異なります。次の手順の説明をご覧ください。
- 仮想 Microsoft SQL Server データベースをマウントする
- 仮想 Oracle データベースをマウントする
- 仮想 SAP HANA データベースをマウントする
- 他のデータベースをアプリケーション対応仮想データベースとしてマウントする