データ値の変化率に基づくアラート条件の設定

クエリベースまたは Look にリンクされたダッシュボード タイルの結果が、指定したしきい値に達したか、上回った場合にメールまたは Slack 通知を送信するアラートを作成できます。Looker は、整数と小数値の比較に基づいてアラートを作成します。このページで説明する回避策を使用して、データ値の変化率に基づいてアラートを設定することもできます。

データ値の変化率に基づいてアラート条件を設定するには、クエリに日付フィールドを含める必要があります。

データ値の変化率が指定されたしきい値に達したか、上回った場合にアラート通知を受け取るには:

たとえば、あるユーザーがサンフランシスコの 1 時間ごとの平均気温の変化量を割合で比較するとします。目標は、温度が 2% を超えるたびにアラートを送信することです。

現在の期間の平均気温が 100 の場合に、気温が 102 を超える(2% を超える変化)と、このアラートがトリガーされます。102 を超えた場合、再び 2% 以上増加すると、別のアラートがトリガーされます。

パーセント値を比較するには、テーブル計算を作成し、それを使用してアラートを設定します。

  1. 行ごとの変化率を計算するテーブル計算を作成します。

    (${measure_name} - offset(${measure_name},1))/offset(${measure_name},1)
    [前の行からの変化率] のショートカット計算も使用できます。
  2. テーブル計算の [形式] を [割合(%)] に設定し、表示する [小数点以下] の数を指定します。
  3. 表計算を保存します。

    データテーブルには、1 時間あたりの平均気温が都市ごとにピボット表示されます。新しい表計算は、行から行への温度変化率を示します。
  4. Explore をダッシュボード タイルとして保存します(まだダッシュボードに保存していない場合)。
  5. 新しい表計算に基づいて新しいアラートを作成します。アラートの作成ポップアップで [increases by] を選択し、「0.02」と入力します。