表計算を使用した累積合計列の作成

このページで説明する方法の代わりに、表計算を作成するための適切な権限がある場合は、ショートカットの計算を使用できます。ショートカットの計算により、Looker の関数と演算子を使用せずに、Explore のデータテーブルにある数値フィールドに対して一般的な計算を実施できます。

表計算を使用すると、アドホック指標を作成して、Explore のクエリによって返されるデータの計算を行うことができます。これは、累積合計などの指標を計算する際に便利です。

このページでは、Explore の [データ] テーブルで累積合計列を計算する方法について説明します。表計算を使用して行全体の累積合計を作成することもできます。詳細については、表計算での複数行(行の合計)全体の集計のベスト プラクティスのページをご覧ください。

running_total() 関数の使用

表計算を使用して列の累積合計を作成するには、running_total() 関数を使用します。この関数は、指定された列の値の累積合計を返します。

たとえば、在庫アイテムの作成日でグループ化された在庫アイテム数を表示する、次の Exploreデータテーブルで、列在庫アイテム数の累積合計を作成するには、この表計算を作成できます。

running_total(${inventory_items.count})

この式の結果は次のとおりです。

在庫アイテム数の合計の表計算用の新しい列を示すデータテーブルを表示する Explore。