ヒートマップの確認

このページでは、Key Visualizer インターフェースの機能について説明します。

このページを読む前に、Key Visualizer の概要を理解しておく必要があります。

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明るさを調整する

Key Visualizer のヒートマップでは、正常な値や低い値が暗い色で表示され、高い値が明るい色で表示されます。ヒートマップの色が明るすぎたり、暗すぎたりすると、指標の重要なパターンが見づらくなります。

各色に関連付けられた値は、[Adjust Brightness] ボタンの左側にある凡例で定義します。

Key Visualizer の大半の指標は、対象データベース全体の使用状況に基づいて値の高低が設定されます。たとえば、特定の行範囲で 1 秒間に 20 回の読み取りが実行され、他の行範囲で 1 秒間に 1 回の読み取りが実行された場合、Spanner では 1 秒間に 20 回の読み取りは低い数値になりますが、Key Visualizer はこの行範囲を明るい色で表示します。

これらの値の色は、[Adjust Brightness] アイコンの隣にある + / - ボタンで調整します。明るくすると、各色で表す値の範囲が狭くなります。暗くすると、値の範囲が広くなります。

特定の期間と行キーの範囲をズームインする

ヒートマップを開くと、スキャンに含まれる期間全体の値と、テーブルの行キーの全体が表示されます。特定の期間や行キーの特定の範囲に問題があることが特定できた場合、その箇所をズームインして、より詳しく調査を行うことができます。

ズームインまたはズームアウトには、いくつかの方法があります。

  • ヒートアップを上または下にスクロールします。
  • [Rectangular Zoom] ボタンをクリックして、クリックとドラッグで拡大領域を選択します。
  • Shift キーを押しながら、クリックとドラッグで拡大領域を選択します。
  • Backspace キーまたは Delete キーを押すと、ヒートマップの前の領域に戻ります。
  • [Reset Zoom] ボタンをクリックするか R キーを押すと、ズームアウトしてテーブル全体が表示されます。

指標の詳細情報を固定する

Key Visualizer でヒートマップの上にカーソルを移動すると、カーソルが指している指標の詳細を含むツールチップが表示されます。ヒートマップをクリックするとこのツールチップを固定できます。固定されたツールチップには、指標の詳細が表示されます。ツールチップを固定すると、ツールチップのスクリーンショット撮影やツールチップの情報のコピーを簡単にできます。

指標を切り替える

ヒートマップに表示する指標は、ページの左上にあるプルダウン リストから選択できます。

各指標の説明については、Key Visualizer の指標をご覧ください。

複数の指標間の関係の探索

指標を比較したり指標間の相関関係を探したりする場合は、Key Visualizer で複数の指標を同時に表示できます。

複数の指標とその値を同時に表示するには、右上の [Show info panel] をクリックします。指標のリストがヒートマップの右側のペインに表示されます。

[multimetric] ペインでのスキャンの表示例

複数の指標を一度に調べるには、情報パネルで次のツールを使用します。

  • すべての指標のミニチュア ヒートマップを表示または非表示にするには、右上の Expand All または Collapse All をクリックします。
  • 個々の指標のヒートマップを表示するには、指標名をクリックします。
  • 個々の指標のヒートマップを非表示にするには、指標名を再度クリックします。
  • 指標のヒートマップをメイン ウィンドウに表示するには、指標のタイトルバーの左端にある実線の矢印をクリックします。

    左矢印はメイン ウィンドウの指標を指示

  • ミニチュア ヒートマップにカーソルを合わせると、対応するアクティビティがメインビューに表示されます。

行範囲の同一時点での複数の指標を比較するには、スキャンで値を固定してから同一時点の別の指標に切り替えます。

  1. メイン ウィンドウに表示されている大きなヒートマップで、関心のある部分を指定します。
  2. クリックするとツールチップが固定されます。サイドパネルの値は、固定された行範囲と時点に固定されます。
  3. 大きなヒートマップに指標を表示するには、その指標の左にある実線の矢印をクリックします。メイン ウィンドウのツールチップにその指標の詳細が表示されます。

次のステップ