MySQL ユーザー定義関数をインストールする

このドキュメントでは、MySQL 関数の事前定義されたライブラリを Spanner データベースにインストールする方法について説明します。これらの関数は、 Google Cloud コンソールまたは Google Cloud CLI を使用してデータベースに追加できます。

これらの MySQL 関数をインストールすると、Spanner の機能が拡張され、MySQL 環境での一般的なオペレーションを Spanner 内で直接実行できるようになります。

Spanner がサポートする MySQL 関数については、MySQL 関数をご覧ください。

必要なロール

MySQL 関数のインストールに必要な権限を取得するには、プロジェクトに対する Cloud Spanner データベース管理者roles/spanner.databaseAdmin)の IAM ロールを付与するよう管理者に依頼してください。ロールの付与については、プロジェクト、フォルダ、組織へのアクセス権の管理をご覧ください。

必要な権限は、カスタムロールや他の事前定義ロールから取得することもできます。

MySQL ユーザー定義関数をインストールする

MySQL ユーザー定義関数は、次の方法で Spanner データベースにインストールできます。

Google Cloud コンソール

  1. Google Cloud コンソールで、Spanner の [インスタンス] ページに移動します。

    インスタンス ページに移動

  2. データベースがあるインスタンスをクリックします。

  3. データベースをクリックします。

  4. [DDL を記述] ボタンをクリックして、Spanner Studio を開きます。

  5. mysql_udfs.sql ファイルの DDL ファイルの内容全体をコピーします。

  6. SQL エディタタブで、DDL ファイルからコピーした内容を貼り付けます。

  7. [実行] をクリックします。

gcloud

gcloud spanner database ddl update コマンドを使用して、MySQL UDF をインストールできます。

後述のコマンドデータを使用する前に、次のように置き換えます。

  • DATABASE_ID: MySQL UDF を追加するデータベースの ID。
  • INSTANCE_ID: データベースが配置されているインスタンスの ID。
  • DDL_FILE_PATH: mysql_udfs.sql ファイル内のすべての CREATE OR REPLACE FUNCTION ステートメントを含むファイルへのパス。

次のコマンドを実行します。

Linux、macOS、Cloud Shell

gcloud spanner databases ddl update DATABASE_ID \
--instance=INSTANCE_ID \
--ddl-file=DDL_FILE_PATH

Windows(PowerShell)

gcloud spanner databases ddl update DATABASE_ID `
--instance=INSTANCE_ID `
--ddl-file=DDL_FILE_PATH

Windows(cmd.exe)

gcloud spanner databases ddl update DATABASE_ID ^
--instance=INSTANCE_ID ^
--ddl-file=DDL_FILE_PATH

次のステップ