Looker Studio のレポートのデータは、データソースから供給されます。このチュートリアルでは、いずれかの Google アナリティクス アカウントに接続している、再利用可能なデータソースを作成します。
ステップ 1: Google アナリティクス アカウントに接続する
データソースを作成する最初の手順は、データセットに接続することです。
- Looker Studio にログインします。
- Looker Studio のホームページで、左上にある
[作成] をクリックして、[データソース] を選択します。 コネクタのリストで [Google アナリティクス] を選択します。
承認を求めるメッセージが表示された場合は、[承認] をクリックして、Looker Studio によるデータへのアクセスを許可します。
アカウントとプロパティを選択します。
右上の [接続] をクリックします。データソースの設定ページが表示されます。
ステップ 2: データソースを設定する
データソースの設定ページには、データセットのすべてのディメンション（緑色のチップ）と指標（青色のチップ）が含まれています。このパネルで、フィールドの名前の変更、フィールドの無効化、計算フィールドの追加、集計方法やデータタイプの変更などを行うことによって、データソースを調整することができます。
詳しくは、データをモデル化するをご覧ください。
データソースの設定
このチュートリアルでは、他のデータソース設定を変更する必要はありません。
範囲
「スコープ」とは、レポートでデータソースをどのように使用できるかを指します。
データソースは、埋め込みまたは再利用可能のいずれかになります。レポートには、埋め込みデータソースと再利用可能なデータソースの両方を使用できます。
レポートの編集中に作成したデータソースは、レポート内に埋め込まれます。埋め込みデータソースを編集するには、そのレポート内で編集する必要があります。埋め込みデータソースを使用すると、レポートとデータソースの共同編集がよりスムーズに行えるようになります。レポートを編集できるユーザーであれば、データソースの編集と接続の変更も可能です。レポートを共有またはコピーした場合、埋め込まれているデータソースも共有またはコピーされます。
ホームページから作成したデータソースは再利用できます。これらのデータソースはさまざまなレポートで再利用でき、再利用可能なデータソースを使用すれば、組織全体で一貫したデータモデルを作成して共有できます。データソースを編集できるのは再利用可能なデータソースを共有されたユーザーのみです。接続を変更できるのはデータソースの認証情報のオーナーのみです。
詳しくは、埋め込みデータソースをご覧ください。
データの認証情報
データの認証情報を使うと、このデータソースで提供されるデータへのアクセスを管理できます。
オーナーの認証情報: データソース オーナーの認証情報を使ってデータセットへのアクセスを承認します。このオプションを選択すると、基になるデータセットへのアクセス権をレポートの閲覧者に対して要求することなく、このデータソースを使用するレポートを共有できます。
閲覧者の認証情報: このオプションを選択した場合、データソースから提供されたデータを表示するには、データセットへのアクセス権が必要になります。
サービス アカウント認証情報: 人間ではないユーザーを表す特別なタイプの Google アカウントを使用して、データにアクセスして認証を受けることができます。
データの鮮度
データの更新頻度とは、データソースに含まれるデータの更新状態を指します。データソースの種類が異なれば、データの更新頻度に対する要件や期待値も異なります。データの更新頻度に関する詳細
コミュニティ ビジュアリゼーションへのアクセス
コミュニティ ビジュアリゼーションは、お客様のデータを扱うサードパーティ デベロッパーが作成するグラフです。これらのグラフは、Looker Studio のデフォルトのグラフと同じように設定できます。レポートでコミュニティ ビジュアリゼーションを使用するには、データソースでコミュニティ ビジュアリゼーションへのアクセスを有効にする必要があります。詳しくは、コミュニティ ビジュアリゼーションをご覧ください。
レポートのフィールド編集
レポートのフィールド編集を使用すると、レポートの編集者はグラフ単位でフィールド定義を変更できます。これにより、レポートのカスタマイズを手軽に行えるようになります。他の編集者にフィールド定義を変更されたくない場合は、このオプションをオフにします。詳しくは、レポートのフィールド編集についての記事をご覧ください。
ステップ 3: データソースに名前を付ける
Looker Studio では、データソースには自動的にデータセットと同じ名前が付けられます。名前を変更するには、左上に表示されている名前をクリックして新しい名前を入力します。
データソースの名前を後で変更する場合は、ホームページの [データソース] タブで、コンテキスト メニュー ![[その他のオプション] をクリックします。](https://cloud.google.com/static/looker/docs/studio/images/icmorevertgrey2xweb24dp-2016-03-14-.png?hl=ja){kind=small}
をクリックして [名前を変更] を選択します。
ステップ 4: データソースを共有する
他の編集者もこのデータソースを使用してレポートを作成できるようにするには、その編集者とデータソースを共有する必要があります。
データソースを共有するには
右上の
[共有] をクリックします。共有相手のメールアドレスまたは Google グループを入力します。
個人またはグループごとにアクセス権（権限）を選択します。これにより、他のユーザーがデータソースに対して実施できる操作を指定します。次のアクセス権を選択できます。
閲覧者。この権限を与えられたユーザーはデータソースを閲覧できます。編集はできません。
編集者。この権限を与えられたユーザーは、データソースを閲覧および編集できます。
ステップ 5: レポートでデータソースを使用する
![[接続を編集] ページの [レポートを作成] ボタン。](https://cloud.google.com/static/looker/docs/studio/images/create-report.png?hl=ja)
Google アナリティクスのプロパティからデータを取得するレポートを作成するには、[レポートを作成] をクリックします。