Looker Studio の Microsoft Excel コネクタを使用すると、ローカル Excel ワークシートに保存されているデータにアクセスできます。Looker Studio は、アップロードされたワークシートのコピーを Cloud Storage バケットに保存します。
Looker Studio を Excel に接続する方法
Excel のデータソースは、Excel ワークブックの単一のワークシートに接続できます。
Excel に接続する手順は以下のとおりです。
- Looker Studio にログインします。
- Looker Studio のホームページで、左上にある [作成] をクリックして、[データソース] を選択します。
- [Microsoft Excel] コネクタを選択します。
- [利用可能なファイル] セクションで、[+ 新規] をクリックして Excel スプレッドシートをアップロードするか、以前にアップロードした Excel スプレッドシートを選択します。
- [ワークシート] セクションで、データソースに使用するワークシートを選択します。
- 必要に応じてデータソース オプションを設定します(詳しくは、全般オプションをご覧ください)。
- 右上の [接続] をクリックします。
- ワークシートが [利用可能なファイル] リストに追加されます。
- データソースのフィールド パネルが表示されます。
- データソースがデータセットに接続されます。
接続設定で指定したすべての列がデータソースのフィールドとして表示されるようになります。データソースの設定について詳しくは、データソースを作成、編集するをご覧ください。
全般オプション
Excel コネクタを設定するときに、以下のオプションを設定できます。
- [先頭行をヘッダーとして使用する] をオンにすると、ワークシートの 1 行目がデータソースのフィールド名として使用されます。このオプションが選択されていない場合、フィールド名には列番号(A、B、C など)が使用されます。
- [非表示のセルやフィルタ処理されたセルを含める] では、このデータをデータソースに含めるかどうかを指定できます。デフォルトではオン(含める設定)になっています。このオプションの対象はフィルタのみで、「フィルタ表示」には適用されません。
- [特定の範囲を含める] では、選択したワークシート内のセル範囲を定義できます。範囲の定義には、列と行の標準の構文を使います(例:
A1:Z26
)。 - [スキップする行を選択] では、データソースの作成時に Looker Studio が無視する特定の行を指定できます。
- [スキップする列を選択] では、データソースの作成時に Looker Studio が無視する特定の列を指定できます。
これらのオプションは、後でデータソースの接続を編集して設定することもできます。
レポートのフィールド編集
データソースの [レポートのフィールド編集] オプションをオンにすると、レポートの編集者はグラフごとにフィールドの定義を変更できます。これにより、レポートのカスタマイズを手軽に行えるようになります。詳しくは、レポートのフィールドを編集するをご覧ください。
データソースを構成する
データソースのフィールド パネルで、フィールド名の変更や説明の追加、計算フィールドの追加、データの型と集計の変更など、データソースの設定を行うことができます。詳しくは、データソースのフィールドに関する記事をご覧ください。
データを表示できるユーザーを管理する
フィールド パネルの上部で、データの認証情報を変更できます。認証情報を使って、このデータソースによって提供されるデータを表示できるユーザーを管理します。
「オーナーの認証情報」を使用すると、データセットへのアクセス権のないユーザーでも、このデータセットを使用するレポートを表示したり作成したりすることができます。
「閲覧者の認証情報」を使用する場合は、データセットにアクセスするために、データソースの各ユーザーが認証情報を提供する必要があります。
サービス アカウントの認証情報では、人間以外のユーザーを表す特別なタイプの Google アカウントに基づいて、データにアクセスするための認証および許可を受けることができます。
データソースから新しいレポートを作成する
データソースから新しいレポートを作成する手順は次のとおりです。
- 右上の [レポートを作成] をクリックします。レポート エディタが表示されます。
- [レポートに追加] をクリックします。
- データソースがレポートに追加されます。
- グラフの作成と、データをデータソースから取得するためのデータ管理オプションの設定ができるようになります。
Looker Studio を初めてご利用の場合
レポート作成のチュートリアルをご覧ください。
Excel スプレッドシートを削除またはダウンロードする
[使用可能なファイル] セクションには、以前にアップロードした Excel スプレッドシートが一覧表示されます。スプレッドシートを削除して空き容量を増やしたり、スプレッドシートをデバイスにダウンロードしたりできます。
Looker Studio で Excel コネクタを使用する場合、以下の保存容量の上限が適用されます。
- Looker Studio Pro をご利用でない場合は、Excel のデータソースに最大 2 GB のデータを保存できます。
- Looker Studio Pro をご利用の場合は、Excel のデータソースに最大 5 GB のデータを保存できます。
スプレッドシートを削除またはダウンロードする手順は次のとおりです。
- Looker Studio にログインします。
- Looker Studio のホームページで、左上にある [作成] をクリックして、[データソース] を選択します。
- [Microsoft Excel] コネクタを選択します。
- [使用可能なファイル] セクションには、以前にアップロードした Excel スプレッドシートが一覧表示されます。削除またはダウンロードするスプレッドシートの横にあるその他メニューをクリックし、次のいずれかのオプションを選択します。
- スプレッドシートを削除するには、[削除] をクリックします。重要: Excel ファイルを削除すると、そのファイルを使用しているデータソースも削除され、グラフやレポートに影響する可能性があります。
- スプレッドシートをダウンロードするには、[Cloud で表示] をクリックします。Looker Studio で、スプレッドシートが保存されている Cloud Storage バケットが開きます。ダウンロードするスプレッドシートの横にあるその他メニューをクリックし、[ダウンロード] を選択します。
Looker Studio Pro の機能
Looker Studio Pro をご利用の場合は、Excel データソースに 2 GB ではなく最大 5 GB のデータを保存できます。
Excel データソースに 2 GB を超えるデータを保存してから Looker Studio Pro からダウングレードした場合、すでにアップロードされているスプレッドシートには影響しません。ただし、保存容量の合計が 2 GB 未満になるまで、新しいスプレッドシートをアップロードすることはできません。
メモ
Excel コネクタでアップロードする Google スプレッドシートには、以下の要件と制限事項があります。
- Looker Studio Pro をご利用でない場合は、Excel のデータソースに最大 2 GB のデータを保存できます。
- Looker Studio Pro をご利用の場合は、Excel のデータソースに最大 5 GB のデータを保存できます。
- アップロードできるのは、100 MB までの Excel ファイルのみです。
- ヘッダー行は、1 行である必要があります。
- 列内のセルは、すべて同じ型である必要があります。
- Excel Online スプレッドシートはサポートされていません。
- パスワードで保護されたファイルはサポートされていません。
- マクロはサポートされていません。
- ピボット テーブルはサポートされていません。
- Excel スプレッドシートは、1 つ以上のデータソースで使用できます。
- [利用可能なファイル] セクションには、以前にアップロードした Excel スプレッドシートのみが表示されます。組織の他のメンバーがアップロードしたスプレッドシートは表示されません。