復元関数は、本番環境のデータを指定した時点に復元します。ローカル ファイル システム、マッピングされた NFS ファイル システム、マッピングされた SMB ファイル システムを元のホストに復元し、既存のファイル システムを上書きできます。
ファイル システムの復元
ファイル システムを復元すると、バックアップ/リカバリ アプライアンスは次の処理を行います。
- 本番環境ディスク上のファイルをバックアップ イメージのバージョンに置き換えます。
- バックアップ イメージにあるファイルは、本番環境ディスク上に存在しない場合でも、本番環境ディスクに追加されます。
- バックアップ イメージにない本番環境ディスク上のファイルはそのまま残ります。
本番環境データがディスク上またはバックアップ/リカバリ アプライアンスによって提示された外部ストレージ プール上にあるまれなケースでは、復元によってボリュームまたはブロック デバイス全体が置き換えられるため、ファイル システムはバックアップ時の状態に完全に復元されます。バックアップ イメージにない本番環境ディスク上のファイルは、復元後に本番環境ディスク上に存在しなくなります。
復元オペレーションの完了に必要な時間は、関連するデータの量によって異なります。
ファイル システムを復元する
バックアップ イメージからファイル システムを復元する手順は次のとおりです。
[App Manager] をクリックし、プルダウン メニューから [Applications] を選択します。
[アプリケーション] ページが開きます。
復元するイメージを選択し、[アプリケーション] ページの下部にあるプルダウン リストから [アクセス] を選択します。
[アクセス] ページが開き、キャプチャされたイメージがタイムライン ランプビューに一覧表示されます。このビューの詳細については、画像のタイムライン ランプビューにアクセスするをご覧ください。
警告ダイアログが開きます。
内容を読んでから、
DATA LOSS
と入力して確定します。構成によっては、2 回目の警告が表示されることがあります。その場合は、
OVERWRITE OTHER APPS
を入力して復元オペレーションを確定する必要があります。復元ジョブが開始されます。[Monitor] でジョブ ステータスを表示して、復元オペレーションが成功したことを確認できます。
マッピングされた SMB ファイル システムを復元する
次の手順で、ポイントインタイムにマッピングされた SMB ファイル システム イメージを復元します。
[App Manager] をクリックし、プルダウン メニューから [Applications] を選択します。
[アプリケーション] ページが開きます。
復元するマッピングされたイメージを選択します。
プルダウン リストから [アクセス] を選択します。
[アクセス] ページが開き、キャプチャされたイメージがタイムライン ランプビューに一覧表示されます。このビューの詳細については、画像のタイムライン ランプビューにアクセスするをご覧ください。
イメージを選択し、アクセス オペレーションのリストから [復元] を選択します。
[復元] ページが開きます。
復元する単一のボリュームまたは複数のボリュームを選択します。デフォルトでは、すべてのボリュームが選択されています。
[送信] をクリックします。
警告ダイアログが表示されます。
ダイアログを読み、
DATA LOSS
と入力して確定します。構成によっては、2 回目の警告が表示されることがあります。その場合は、
OVERWRITE OTHER APPS
を入力して復元オペレーションを確定する必要があります。復元ジョブが開始されます。[Monitor] でジョブ ステータスを表示して、復元オペレーションが成功したことを確認できます。
マッピングされた NFS ファイル システムを復元する
マッピングされた NFS ファイル システム イメージを復元する手順は次のとおりです。
[App Manager] をクリックし、プルダウン メニューから [Applications] を選択します。
[アプリケーション] ページが開きます。
復元するマッピングされた NFS イメージを選択し、[アプリケーション] ページの下部にあるプルダウン リストから [アクセス] を選択します。
[アクセス] ページが開き、キャプチャされたイメージがタイムライン ランプビューに一覧表示されます。このビューの詳細については、画像のタイムライン ランプビューにアクセスするをご覧ください。
イメージを選択し、アクセス オペレーションのリストから [復元] を選択します。
[復元] ページが開きます。
復元する単一のボリュームまたは複数のボリュームを選択します。デフォルトでは、すべてのボリュームが選択されています。
[送信] をクリックします。警告ダイアログが表示されます。
ダイアログを読み、
DATA LOSS
と入力して確定します。構成によっては、2 回目の警告が表示されることがあります。その場合は、
OVERWRITE OTHER APPS
を入力して復元オペレーションを確定する必要があります。復元ジョブが開始されます。[Monitor] でジョブ ステータスを表示して、復元オペレーションが成功したことを確認できます。
Backup and DR サービスのファイル システム管理者ガイド
このページは、Backup and DR サービスによるファイル システムの保護と復元に固有のシリーズのページの 1 つです。詳細については、以下のページをご覧ください。
- ファイル システムのバックアップと DR
- ホストとその接続済みアプリケーションを管理する
- ファイル システム データを保護するようにアプリケーションの詳細と設定を構成する
- バックアップ プランを適用してファイル システムを保護する
- ファイル システムをソースに復元する
- ファイル システムまたはファイル共有をマウントする
- 即時復元用のファイル システムをマウントして任意のターゲットに移行する