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IBM Db2、SAP ASE、SAP IQ、SAP MaxDB データベースを新しいターゲットに復元する

以降のセクションでは、フルバックアップイメージと増分バックアップイメージから IBM Db2、SAP ASE、SAP IQ、SAP MaxDB データベースを新しいターゲットに復元する方法について説明します。

手順

ファイルベースのバックアップイメージを新しいターゲットに復元する手順は次のとおりです。

[App Manager Applications] リストで、保護されたデータベースを右クリックして [Access] を選択します。

注: [マネージドバックアッププラン] ステータスフィルタを使用すると、保護されたデータベースのみを表示できます。
復元する最新のスナップショットを選択し、[マウント] をクリックします。
マウントポイントをマウントロケーションの下に指定します（例: /mymountpoint）。

データベースバックアップは /mymountpoint にマウントされ、ログバックアップは /mymountpoint_archivelog にマウントされます。

次のコマンドを実行して、/var/act/log/UDSAgent.log からマウントの JobID を取得します。

grep "mount -t " /var/act/log/UDSAgent.log | grep -w "(mountPoint provided in step 3)"|tail -1

次に例を示します。

# grep "mount -t " /var/act/log/UDSAgent.log| grep -w "/db2mnp" |tail -1
2019-11-18 23:59:19.740 GEN-INFO 22488 Job_0404207 Spawning cmd: mount -t ext4 /dev/act403764_DBDump_1574101677612/act_staging_vol /db2mnp 2>&1

ARCHIVELOG_MNT は _archivelog に等しい。ステップ 3 を参照してください。
root としてデータベースサーバーにログインします。サーバーで、ディレクトリを次のように変更します。
```
cd /act/custom_apps/(database type)/dump
```
コマンドラインからルートとしてスクリプトを実行します。
マウントされたダンプスナップショットイメージをマウント解除します。

必要なスクリプト

データベースを新しいターゲットにマウントする前に、スクリプトを準備する必要があります。

IBM Db2

  /act/custom_apps/db2/dump/ACT_DB2_dumprestore_newTarget.sh \
  SOURCE_INSTANCE=SOURCE_INSTANCE_edited_value \
  TARGET_MNT=TARGET_MNT_edited_value \
  DB_LIST=DB_LIS_edited_value \
  ARCHIVELOG_MNT=ARCHIVELOG_MNT_edited_value \
  SOURCE_LOGARCHMETH1=SOURCE_LOGARCHMETH1_edited_value \
  UNTIL_TIME=UNTIL_TIME_edited_value \
  ACT_JOBNAME=ACT_JOBNAME_edited_value

次のように置き換えます。

SOURCE_INSTANCE: Db2 インスタンスの名前

TARGET_MNT: マウントジョブ中に指定されたマウントポイント

DB_LIST: 復元するデータベースのカンマ区切りリスト

ARCHIVELOG_MNT: アーカイブログバックアップのマウントポイント名

SOURCE_LOGARCHMETH1: Db2 ソースデータベースのアーカイブログのロケーション（ローカルディスクである必要があります）

UNTIL_TIME: 復元時間（YYYY-MM-DD-HH.MI.SS 形式）。

ACT_JOBNAME: 標準マウントジョブのジョブ名

Db2 インスタンスに接続し、データベースが復元されてオンラインになっていることを確認します。

  db2 connect to <dbname>
  db2 select db_status FROM SYSIBMADM.SNAPDB

SAP ASE

  /act/custom_apps/sybase/dump/ACT_SYBASE_dumprestore_newTarget.sh
  SYBOSUSER
  SRC_SYBASE_SQLD
  TARGET_DB_USER
  TARGET_DBUSER_PASSWD
  ACT_NAME
  TARGET_MNT_PNT
  SRC_DBNAME
  UNTIL_TIME
  BEGIN_TIME
  LOG_BKP_MNTPT
  SRC_PAGE_SIZE

SAP ASE インスタンスに接続し、データベースが復元されてオンラインになっていることを確認します。

    isql -U<username> -P<password> -S<SAP ASE server name>
    sp_helpdb
    go

SAP IQ

  /act/custom_apps/sybase/dump/ACT_SYBASE_dumprestore_newTarget.sh
  OSUSER
  TARGET_MNT
  SRC_DB_DBA_USER
  SRC_DB_DBA_PWD
  SYBIQ_HOME
  VERSION
  ACT_NAME
  CATALOG_DB_FILE
  LOG_BKP_MNTPT

IQ データベースに接続し、データベースが復元されてオンラインになっていることを確認します。

    dbisql -c "uid=<username>;pwd=<password>;eng=<engine name>;dbn=<database name>;" -nogui

SAP MaxDB

  /act/custom_apps/maxdb/dump/ACT_Maxdb_dumpRestore_newTarget.conf
  OSUSER
  SRC_DBSID
  TARGET_DB_USER
  TARGET_DBUSER_PASSWD
  TARGET_SERVER_NAME
  DUMPBKPLOC
  DBADMIN_PWD
  UNTIL_TIME
  LOG_MNT_PNT
  DATA_MNT_PNT
  JobID
  MANIFEST_FILE_LOC
  LOG_BKP_MNTPT
  BEGIN_TIME
  SRC_DB_VERSION

これらの値は、次のコマンドを実行すると取得できます。

DUMPBKPLOC:

df -h | grep <DUMPBKPLOC> | awk '{print $NF}'
cat /var/act/log/UDSAgent.log | grep -w <DUMPBKPLOC> | tail -1 | cut -d']' -f2 | cut -d' ' -f2

JobID:

cat /var/act/log/UDSAgent.log | grep <JOBID> | awk -F"disk at " '{print $2}'

MANIFEST_FILE_LOC:

cat /var/act/log/UDSAgent.log | grep -i "Manifest_File_" | awk -F"disk at " '{print $2}'

LOG_BKP_MNTPT:

df -h | grep "_archivelog" | awk '{print $NF}'

BEGIN_TIME:

cat /var/act/log/UDSAgent.log | grep "BEGIN_TIME" | awk -F"BEGIN_TIME=" '{ print $2 }' | cut -d' ' -f1-2 | cut -d'"' -f2

SRC_DB_VERSION:

dbmcli -d <SRC_DBSID> dbm_version | grep "VERSION" | awk -F"= " '{print $2}'

MaxDB インスタンスに接続し、データベースが復元されてオンラインであることを確認します。

    dbmcli -d <TARGET_SERVER_NAME> -u
    <TARGET_DB_USER>,<TARGET_DBUSER_PASSWD>
    db_state