インスタンスの設定

このページでは、Cloud SQL インスタンスで使用できる設定について説明します。

設定

設定 作成後の変更の可否 指定できる値
インスタンス ID × 小文字、数字、ハイフンで構成し、先頭は小文字にします。
リージョン × asia-east1 - 台湾
asia-east2 - 香港
asia-northeast1 - 東京
asia-northeast2 - 大阪
asia-northeast3 - ソウル
asia-south1 - ムンバイ
asia-southeast1 - シンガポール
asia-southeast2 - ジャカルタ
australia-southeast1 - シドニー
europe-north1 - フィンランド
europe-west1 - ベルギー
europe-west2 - ロンドン
europe-west3 - フランクフルト
europe-west4 - オランダ
europe-west6 - チューリッヒ
northamerica-northeast1 - モントリオール
southamerica-east1 - サンパウロ
us-central1 - アイオワ
us-east1 - サウス カロライナ
us-east4 - 北バージニア
us-west1 - オレゴン
us-west2 - ロサンゼルス
us-west3 - ソルト レイク シティ
us-west4 - ラスベガス
ゾーン 使用できる値は、リージョンによって異なります。
データベースのバージョン × PostgreSQL 12(デフォルト)
PostgreSQL 11
PostgreSQL 10
PostgreSQL 9.6
プライベート IP 構成後は無効にできません。 構成するかどうか。
パブリック IP 有効または無効。
承認済みネットワーク パブリック IP が有効な場合、インスタンスへの接続を許可する IP アドレス。この値は IP アドレス範囲(CIDR 表記)としても指定できます。
コア数 1~96(1 または偶数のいずれかである必要があります)
共有 vCPU の一部分
メモリ vCPU あたり 0.9~6.5 GB(256 MB の倍数で、3.75 GB 以上である必要があります)
ストレージの種類 × SSD(デフォルト値)
HDD
ストレージ容量
(増加のみ)
1 つ以上の(共有されていない)vCPU を持つインスタンスで、最大 30,720 GB まで使用できます。
共有 vCPU を持つインスタンスは、最大 3,062 GB まで使用できます。
ストレージの自動増量 オン(デフォルト値)
オフ
ストレージの自動増量の上限 GB 単位の値。0(デフォルト値)は無制限であることを示します。
バックアップ
オン(デフォルト値)
オフ
ロケーション オプション マルチリージョン(デフォルト値)
リージョン

また、[マルチリージョン] を選択すると、マルチリージョンのリストを含むプルダウン メニューが表示され、[リージョン] を選択すると、リージョンのリストを含むプルダウン メニューが表示されます。

ポイントインタイム リカバリを有効にする
を参照)
オン(デフォルト値)
オフ
可用性: シングルゾーン
オン(デフォルト値)
オフ
高可用性(リージョン)
オン
オフ(デフォルト値)
メンテナンス: 優先ウィンドウ おまかせ(デフォルト値)
曜日
メンテナンス: 更新の順序 おまかせ(デフォルト値)
遅め
早め
データベース フラグ データベース フラグを構成するをご覧ください。
インスタンス ID

インスタンス ID はインスタンスの名前です。プロジェクト内で各インスタンスを一意に示すために使用されます。可能な限り、インスタンスの目的に合ったインスタンス名を選択してください。

project-ID:instance-ID の長さは合計で 98 文字以下にしてください。

インスタンス名にプロジェクト ID を含める必要はありません。この処理は必要に応じて自動的に行われます(ログファイルの場合など)。

削除したインスタンスのインスタンス名は、削除してから 1 週間を経過するまで再利用できません。

リージョン
インスタンスが配置されている Google Cloud リージョン。リージョンは、インスタンス作成時にのみ設定できます。パフォーマンスを向上させるには、そのデータを必要とするサービスに近い場所でデータを保存します。詳しくは、インスタンスのロケーションをご覧ください。
ゾーン
インスタンスが配置される Google Cloud のゾーン。Compute Engine インスタンスから接続する場合は、Compute Engine インスタンスが存在するゾーンを選択します。それ以外の場合は、デフォルトのゾーンをそのまま使用します。必要であれば、後でインスタンスを編集してゾーンを変更できます。詳しくは、インスタンスのロケーションをご覧ください。
コア数

インスタンスの CPU 数。CPU (共有コード インスタンス、つまり共有 vCPU)を 1 つも持たないインスタンスを作成することもできます。

コアとメモリの組み合わせの例については、サンプルマシンの種類をご覧ください。

メモリ

インスタンスで使用できるメモリ量。オンライン トランザクション処理(OLTP)などのパフォーマンス重視のワークロードの場合、インスタンスに作業セット全体を格納するための十分なメモリを確保してください。ただし、アクティブな接続の数など、その他にもメモリ要件に影響を与える可能性がある要素があります。本番環境でのパフォーマンスの問題を避けるためには、負荷テストを実行してください。

コアとメモリの組み合わせの例については、サンプルマシンの種類をご覧ください。

データベースのバージョン
特定のバージョンだけで提供される機能が必要でない限り、デフォルトのデータベースのバージョンを受け入れます。
ストレージの種類
デフォルト値の [SSD] を選択すると、インスタンスのストレージは SSD に設定されます。SSD は低レイテンシ、高データ スループットのストレージです。長期保存データやアクセス頻度の低いデータなど、データへの高パフォーマンス アクセスが不要な場合は、[HDD] を選択してコストを削減できます。
ストレージ容量

データベースのサイズに適した容量を選択します。インスタンスの作成後は、ストレージ容量を増やすことはできますが、減らすことはできません。インスタンスに割り当てられるストレージ容量は、インスタンスのコストに影響します。詳細については、ストレージとネットワークの料金をご覧ください。

リードレプリカの場合、ストレージ容量は常にプライマリ インスタンスのストレージ容量以上である必要があります。プライマリ インスタンスのサイズを変更すると、必要に応じて、更新されたプライマリ インスタンスのストレージ容量以上になるように、すべてのリードレプリカのサイズが変更されます。

ストレージの自動増量

この設定を有効にすると、Cloud SQL によって利用可能なストレージが 30 秒ごとにチェックされます。利用可能なストレージがしきい値サイズを下回ると、自動的にストレージ容量が追加されます。利用可能なストレージがしきい値サイズを繰り返し下回る場合、最大 30 TB に達するまで続けてストレージが追加されます。

プライマリ インスタンスのストレージの自動増量設定は、そのインスタンスのすべてのリードレプリカに自動的に適用されます。ストレージの自動増量設定は、リードレプリカに対して独立して設定することはできません。

しきい値

しきい値のサイズは、インスタンスに対して現在プロビジョニングされているストレージの量によって変わりますが、25 GB より大きくすることはできません。

500 GB 以上のストレージがプロビジョニングされているインスタンスの場合、しきい値は常に 25 GB です。

500 GB 未満のストレージがプロビジョニングされているインスタンスの場合、しきい値の計算には次の数式が使用されます。

  5 + (provisioned storage)/25

除算の結果は、最も近い整数に切り捨てられます。

ストレージ容量が 66 GB のインスタンスのしきい値計算は、次のようになります。

5 + (1/25th of 66 GB) = 5 + (66/25) = 5 + 2.6 -> 5 + 2 = 7 GB
ストレージ容量が 1,000 GB のインスタンスのしきい値計算は、次のようになります。
5 + (1/25th of 1000 GB) = 5 + (1000/25) = 5 + 40 = 45 -> maximum value of 25 GB

追加されるストレージの量

インスタンスに追加されるストレージの量は、しきい値サイズと等しくなります。

ストレージの自動増量の上限

ストレージの自動増量の設定を有効にしている場合、インスタンスのストレージが自動的に増量する場合の明確な上限を指定できます。ストレージ サイズを減らすことはできないため、この上限を指定することで、(トラフィックの一時的な増大によって)インスタンスのサイズが大きくなりすぎないようにすることが可能です。インスタンスで必要なストレージを追加できなくなった場合、着信接続の受け入れが停止され、インスタンスがオフラインになる可能性があるので注意してください。

この上限をゼロ(デフォルト値)に設定した場合、インスタンスの階層で使用可能な最大ストレージを除き、上限がなくなります。

インスタンスの作成時に上限を設定するには、インスタンスの作成ページで説明されているように、--storage-auto-increase-limit=integer value of GB パラメータを使用します。既存のインスタンスに上限を設定するには、gcloud beta sql instances patch コマンドで同じパラメータを使用します。

プライマリ インスタンスのストレージの自動増量上限設定は、そのインスタンスのすべてのリードレプリカに自動的に適用されます。ストレージの自動増量の上限設定をリードレプリカに独立して設定することはできません。

バックアップとポイントインタイム リカバリを自動化する
これらの設定により、自動バックアップが実行されるかどうかと、ログ先行書き込みを有効にするかどうかが決まります。どちらのオプションでも若干のパフォーマンス コストと追加のストレージが発生しますが、レプリカとクローンの作成およびポイントインタイム リカバリには必要です。このオプションを選択すると、自動バックアップを実行する時間帯も選択できます。自動バックアップは、選択した時間帯に毎日行われます。7 日後に、最も古いバックアップが削除されます。

ポイントインタイム リカバリについては、ポイントインタイム リカバリの概要をご覧ください。

レプリケーションについては、レプリケーション オプションをご覧ください。インスタンスのクローン作成については、インスタンスのクローンを作成するをご覧ください。

ロケーションのオプション

バックアップは複数のリージョンに保存するか、単一のリージョンに保存するかを選択できます。デフォルトは [マルチリージョン] で、これをおすすめします。バックアップは、インスタンスに最も近いリージョンに保存されます。

バックアップ用のカスタム ロケーションを選択することもできます。このオプションは、規則上必要な場合や、組織のポリシーにより複数または単一のリージョンへのバックアップが個別に決められている場合にのみ使用します。詳しくは、カスタムの場所をご覧ください。

可用性: ゾーン

インスタンスとバックアップを 1 つのゾーンに配置します。このオプションを選択すると、停止の際にフェイルオーバーは発生しません。

高可用性(リージョン)

[高可用性(リージョン)] を選択した場合、フェイルオーバー ゾーンが停止していない限り、インスタンスはリージョン内の別のゾーンにフェイル オーバーします。本番環境のインスタンスには [高可用性(リージョン)] を選択することをおすすめします。

高可用性構成の概要をご覧ください。

メンテナンスの時間枠

この Cloud SQL インスタンスに対して中断更新(インスタンスの再起動を必要とする更新)を実行できる曜日と時刻です。インスタンスに対してメンテナンスの時間枠が設定されている場合、Cloud SQL では時間枠以外の時間にそのインスタンスに対する中断更新が開始されることはありません。メンテナンスの時間枠が終了する前に更新が完了する保証はありませんが、通常、再起動は数分で完了します。

リードレプリカはメンテナンスの時間枠の設定をサポートしていません。いつでも中断アップグレードが発生する可能性があります。

フェイルオーバー イベントは、メンテナンスの時間枠の間は発生しません。

メンテナンスのタイミング

この設定では、再起動を必要とするインスタンスの更新の相対的なタイミングを指定できます。更新を早めに取得すると、更新を遅めに取得するインスタンスよりも前に、更新を適用したアプリケーションをテストできます。

更新の相対的なタイミングは、相異なるプロジェクトの間では認識されません。そのため、タイミング設定が遅めになっているインスタンスとタイミング設定が早めになっているインスタンスが別々のプロジェクトに属している場合、Cloud SQL では、タイミング設定が早めになっているインスタンスの更新が先に行われるとは限りません。

メンテナンスのタイミングを設定しない場合、インスタンスに対する更新のタイミングは Cloud SQL により選択されます(メンテナンスの時間枠が指定されている場合はその範囲内で)。

メンテナンスのタイミングの設定内容によって、インスタンスに適用されるソフトウェア バージョンが変わることはありません。

プライベート IP
プライベート IP を使用するようにインスタンスを構成します。詳細
パブリック IP
有効にすると、インスタンスにはパブリック IPv4 アドレスが割り当てられます。パブリック IP を無効にすると、インスタンスに割り当てられたアドレスが解放されます。後でパブリック IP を再有効化することはできますが、前と同じ IPv4 アドレスは割り当てられません。デフォルトでは、パブリック IP アドレスはすべてのアドレスに対してブロックされます。アクセスを有効にするには、承認済みネットワークを使用します。
承認済みネットワーク
特定の IP アドレスまたはアドレス範囲を追加し、それらのアドレスに対してインスタンスを開くことができます。

IP アドレスの構成については、IP 接続を構成するをご覧ください。

アクティベーション ポリシー
アクティベーション ポリシーを変更するには、インスタンスを起動および停止します。インスタンスを停止すると、インスタンスの追加料金が発生しなくなります。
データベース フラグ

Cloud SQL インスタンスに特定のデータベース フラグを設定できます。

設定できるデータベース フラグのリストについては、データベース フラグを構成するをご覧ください。

インスタンス設定の変更による影響

インスタンスのほとんどの設定では、Cloud SQL はすぐに変更を適用し、インスタンスへの接続は影響を受けません。

インスタンスの CPU 数、メモリサイズ、またはゾーン数を変更すると、インスタンスが数分間オフラインになります。この種の変更は、アプリケーションがこの長さの停止に対応できるときに行うように計画します。

次のステップ