ディスカバリー クライアントのインストール プロセス

このドキュメントでは、データ収集用のディスカバリー クライアントをインストールして設定する方法について説明します。

始める前に

収集したデータを Migration Center にアップロードする場合は、次の要件を満たす必要があります。

  • Google Cloud プロジェクトを設定し、Migration Center を有効にする必要があります。詳しくは、Migration Center を使ってみるをご覧ください。
  • Cloud Resource Manager API を有効にします。
  • インストール プロセスの一環として、ディスカバリー クライアントは、ユーザーに代わって新しいサービス アカウントを作成する必要があります。サービス アカウントの作成に必要な権限が付与されていない場合は、有効なサービス アカウントのアクセスキーを提供するよう組織管理者に依頼してください。詳細については、権限とサービス アカウントのトラブルシューティングをご覧ください。

ディスカバリー クライアントをダウンロードしてインストールする

ディスカバリー クライアントのインストール手順は次のとおりです。

  1. インフラストラクチャ内の他のマシンにアクセスできる Windows マシンにディスカバリー クライアントをダウンロードします。

    ディスカバリー クライアントをダウンロードする

  2. ディスカバリー クライアント インストーラをローカル管理者として実行します。

  3. ライセンス契約を確認して同意します。

  4. 画面の手順に沿って、インストールを完了します。

  5. インストールが完了したら、マシンを再起動します。

  6. インストールが完了すると、アプリケーションの新しいショートカットがデスクトップに作成されます。

Migration Center にデータをアップロードするかどうかを決定する

ディスカバリー クライアント アプリケーションを初めて開くときに、収集したデータを Migration Center に自動的にアップロードするかどうかを選択する必要があります。ディスカバリー クライアントは次の 2 つの方法で使用できます。

  • データのアップロード(接続モード)を有効にすると、ディスカバリー クライアントは収集したデータを自動的に Migration Center に送信し、そこで評価を実行できます。接続モードを使用するには、インターネット接続が必要です。ほとんどの状況に対して、これが推奨モードです。
  • データのアップロード(切断モード)を有効にしない場合、ディスカバリー クライアントは収集したデータをローカルに保存し、インターネットに接続しない状態で動作できます。収集したデータを後で Migration Center に送信して、評価を完了できます。

接続モードで作業する

接続モードで作業し、ディスカバリー クライアントが Migration Center にデータを送信できるようにするには、[Migration Center にログイン] をクリックします。

[Migration Center にログイン] ボタンをクリックすると、ディスカバリー クライアントは接続チェックを実行します。次に、以下の手順で Migration Center との接続を構成する必要があります。

  1. Migration Center へのログインに使用する Google アカウントでログインします。
  2. プロジェクト名または ID を入力して、データを収集する Google Cloud プロジェクトを選択します。その後、[続行] をクリックします。
  3. 組織にサービス アカウントの作成を禁止するポリシー制限がある場合は、Migration Center discovery client ロールが割り当てられたサービス アカウントの作成を組織管理者に依頼してください。[アクセスキーを追加] ステップで、管理者から提供されたサービス アカウント キーをアップロードします。承認に問題がある場合は、権限とサービス アカウントのトラブルシューティングをご覧ください。
  4. ディスカバリー クライアントの名前を入力します。
  5. [承認] をクリックします。

切断モードで作業する

切断モードで作業する場合は、ディスカバリー クライアント アプリケーションを初めて開いたときに [ログインせずに続行] をクリックします。

切断モードから接続モードに切り替える

切断モードでディスカバリー クライアントを使用する場合は、接続モードをいつでも有効にできます。これにより、収集済みのすべてのデータを Migration Center に送信し、そこで評価の残りの部分を実行できます。

ディスカバリー クライアントで接続モードを有効にする手順は次のとおりです。

  1. ディスカバリー クライアント アプリケーションで [概要] タブに移動します。
  2. バナーで [有効化してデータを追加] をクリックします。
  3. 手順に沿ってMigration Center との接続を構成します。

他のユーザーにアクセス権を付与する

インストール中に、ディスカバリ クライアントは MCDCUsers という Windows ユーザー グループを作成します。このグループは、アプリケーションにアクセスできるユーザーを制御します。デフォルトでは、アプリケーションをインストールするユーザーと VM 管理者のみがグループに追加され、アプリケーションにアクセスできます。

ディスカバリー クライアントへのアクセス権を他のユーザーに付与するには、VM の [コンピュータ管理] コンソールから、ユーザー名を MCDCUsers グループに追加します。ユーザーを追加したら、VM を再起動して変更を適用します。

次のステップ