インフラストラクチャの検出と評価について

移行の取り組みの最初の段階では、検出と評価の 2 つが関連する作業です。このフェーズの最終的な目標は、既存のインフラストラクチャに関する深い知識を得て、次の計画フェーズと実行フェーズに伝えることです。

次の動画で、Google Cloud Migration Center での検出と評価の概要を確認できます。

検出の仕組み

検出では、インフラストラクチャのコンポーネント(物理マシン、VM、データベースなど)をすべて見つけます。

Migration Center には、オンプレミス インフラストラクチャを自動的にスキャンして移行が必要なコンポーネントすべてを特定するために必要なツールが用意されています。次に例を示します。

  • Migration Center のディスカバリー クライアントをインストールして数日間データを収集し、インフラストラクチャに関する完全かつ詳細な情報を取得します。
  • コマンドライン ツール mcdc CLI を使用して、VMware 環境などのインフラストラクチャの 1 回限りのスキャンを実行します。
  • 自動スクリプトを実行して、他のクラウド プロバイダまたはデータベースからデータを収集し、そのデータを Migration Center にインポートして詳細な評価を行います。

標準的な検出では、完了まで数週間かかることがあります。

インフラストラクチャ評価の仕組み

検出段階が完了し、インフラストラクチャのデータが Migration Center に収集されたら、アプリケーションまたはビジネスの目標に基づいて移行するサーバーとデータベースをグループ化します。次に、さまざまな移行設定を作成して、さまざまなシナリオを比較します。最後に、総所有コスト(TCO)レポートを生成して、さまざまなターゲット プロダクトとそのコストを比較します。 さらに、StratoZone 統合を活用して、インフラストラクチャの追加レポートを取得することもできます。

Migration Center では、次のことができます。

  • インフラストラクチャのあらゆる側面に関する詳細なレポートを生成する。
  • アプリケーションとネットワークの依存関係を特定して、一緒に移行する必要があるコンポーネントを把握する。
  • アセットを移行するための Google Cloud プロダクトに関する提案を取得し、事前に費用を明らかにする。
  • Google Cloud 環境で、費用を削減しパフォーマンスを向上させるために、カスタマイズされた推奨事項を得る。

次のステップ