ネットワークの料金

このページでは、Compute Engine で VM を実行するネットワーク コストについて説明します。Google Cloud でのネットワーキングの詳細については、ネットワーキングのドキュメントをご覧ください。

一般的なネットワークの料金体系

トラフィックの種類 料金(米ドル)
上り(内向き) 無料。ただし、ロードバランサなどの上りトラフィックを処理するリソースがある場合は除きます。リクエストに対するレスポンスは下り(外向き)としてカウントされ、課金されます。
同一ゾーンへの下り* 無料
Google のサービス(YouTube、マップ、ドライブなど)への下り(Google Cloud 内のトラフィック送信元の VM が外部 IP アドレスを持つか内部 IP アドレスを持つかは問わない) 無料
同一リージョン内の Double-click への下り 無料
外部 IP アドレスまたは内部 IP アドレスを使用した同一リージョン内の異なる Google Cloud サービスへの下り(Memorystore for Redis、Filestore、Cloud SQL は除く) 無料
同一リージョン内のゾーン間の下り(GB あたり) $0.01
Memorystore for Redis への下りには、「同一リージョン内のゾーン間の下り(外向き)」の料金が適用されます。
Filestore への下りには、「同一リージョン内のゾーン間の下り(外向き)」の料金が適用されます。
Cloud SQL への下りには、外部 IP アドレス経由のトラフィックに記載されている料金が適用されます。
US とカナダのリージョン間の下り(GB あたり) $0.01
ヨーロッパ内のリージョン間の下り(GB あたり) $0.02
アジア内のリージョン間の下り(GB あたり) $0.05
南アメリカ内のリージョン間の下り(GB あたり) $0.08
大陸間の下り(オセアニアを除く)(GB あたり) $0.08
オセアニア と任意のリージョン間の下り / 上り(GB あたり) $0.15

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

* この料金は内部 IP アドレス経由の下りトラフィックに対するものです。外部 IP アドレス経由の下りトラフィックには、インスタンスが同じゾーン内に存在するかどうかに関係なく、異なる料金が適用されます。ネットワークかサブネットかは問いません。内部 IP アドレスを使用したゾーン内でのトラフィックに対する料金は、別のサブネットやネットワークへのトラフィックでも同一です。同じリージョン内のゾーン間のトラフィックに対する料金は、両インスタンスが同じサブネットの場合、違うサブネットの場合、違うネットワークの場合でも同一です。料金体系は、インスタンスが VPC ネットワーク上に存在するか、レガシー ネットワーク上に存在するかにかかわらず同じです。
オセアニアには、オーストラリアとニュージーランドに加えて、パプアニューギニアやフィジーなど周辺の太平洋諸島が含まれます。このリージョンにハワイは含まれません。

インターネット下り(外向き)料金*

米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。

* この料金は、Cloud CDNCDN Interconnectキャリア ピアリングダイレクト ピアリングCloud Interconnect のトラフィックには適用されません。こうしたトラフィックについては Cloud CDNCDN Interconnectキャリア ピアリングダイレクト ピアリングCloud Interconnect の料金をご覧ください。

パケット ミラーリング

パケット ミラーリングによって処理されたデータの量に対して課金されます。パケット ミラーリングの転送ルールについては課金されません。パケット ミラーリングによって処理されるデータのコストを次の表に記載します。

ロードバランサから送信されるトラフィックには、通常の下り(外向き)料金が課金されます。通常の下り(外向き)料金を超えて、ロードバランサの下りに追加料金が発生することはありません。

外部 IP アドレス経由のトラフィック

外部 IP アドレスを経由して仮想マシン間にトラフィックを送信すると、次のように課金されます。

  • 同じリージョンにある 2 つの仮想マシンの外部 IP アドレス間で送信されるトラフィックは、それらの仮想マシンが同じゾーンにある場合でも同一リージョン内のゾーン間の下りとして課金されます。
  • 米国内の別のリージョンにある 2 つの仮想マシンの外部 IP アドレス間で送信されるトラフィックは、US のリージョン間の下りとして課金されます。
  • 別のリージョンにある 2 つの仮想マシンの外部 IP アドレス間で送信されるトラフィックは、米国リージョン間のトラフィックを除き、インターネット下り料金として課金されます。

Compute Engine は、外部 IP アドレスを経由した仮想マシンのゾーンを判別できないため、同じゾーンに含まれる 2 つの仮想マシン インスタンスの外部 IP アドレスを経由したトラフィックを同一ゾーンへの下り(外向き)として課金することはできません。

外部 IP アドレス料金

静的 IP アドレスとエフェメラル外部 IP アドレスに対して、次の表に従って課金されます。

予約した静的外部 IP アドレスを VM インスタンスや転送ルールなどのリソースに割り当てていない場合、その未使用の IP アドレスは、使用中の静的外部 IP アドレスとエフェメラル外部 IP アドレスよりも課金レートが高くなります。

転送ルールに割り当てられた静的外部 IP アドレスについては課金されません。

使用中または未使用

Google Cloud は、インスタンスが実行中であっても停止していても、静的外部 IP アドレスが VM インスタンスと関連付けられている場合、このアドレスを使用中と見なします。インスタンスが削除されている場合、または IP アドレスがインスタンスから分離されている場合、Google Cloud は静的 IP アドレスが未使用であると見なします。

エフェメラル IP アドレスについては、関連付けられた VM インスタンスが実行中のときに限り、Google Cloud はそのアドレスを使用中であると見なします。インスタンスが停止または削除されると、Google Cloud はエフェメラル IP アドレスを解放し、このアドレスを使用中と見なしません。

静的外部 IP アドレスが使用中であるかどうかは、gcloud compute addresses list リクエストを実行すれば確認できます。このコマンドでは、静的外部 IP アドレスとそのステータスのリストが返されます。

gcloud compute addresses list

NAME          REGION  ADDRESS        STATUS
address-1             130.211.8.68   IN_USE
address-2             35.186.217.84  RESERVED

この例では、IPv4 address-1 が使用中であり、IPv4 address-2 が予約されているものの未使用です。どちらのアドレスも、このドキュメントの外部 IP アドレス料金の表に従って課金されます。

ネットワーク テレメトリー

ネットワーク ログには料金が発生します。課金対象となるプロダクトは以下のとおりです。

  • VPC フローログ
  • ファイアウォール ルールのロギング
  • Cloud NAT ロギング
ログ生成 料金(米ドル)
0~10 TB/月 0.50/GB
10~30 TB/月 0.25/GB
30~50 TB/月 0.10/GB
50 TB 超/月 0.05/GB

ログは Cloud Logging に送信されます。さらにログを Pub/Sub、Cloud Storage、BigQuery にエクスポートできます。ログの生成料金に加えて、Pub/Sub、Cloud Storage、BigQuery の料金が適用されます。ログのエクスポートの詳細については、ログのエクスポートの概要をご覧ください。

ログを Cloud Logging に保存する場合、ログの生成料金は不要となり、Logging の料金のみが適用されます。

ログを送信後に Cloud Logging から除外した場合は、ログの生成料金が適用されます。

負荷分散と転送ルール

以下の料金は、内部 HTTP(S) 負荷分散以外のすべての種類の負荷分散に適用されます。内部 HTTP(S) 負荷分散については、内部 HTTP(S) 負荷分散のセクションをご覧ください。

ロードバランサから送信されるトラフィックには、通常の下り料金が課金されます。 通常の下り料金を超えて、ロードバランサの下りに追加料金が発生することはありません。

転送ルールの料金の例

Google Cloud では、負荷分散用またはパケット ミラーリングなどの他の用途向けに作成された転送ルールに対して料金が発生します。

米国の料金の例を以下に示します。

1 時間あたり $0.025 の料金で、最大 5 つの転送ルールを作成できます。 たとえば、転送ルールを 1 つ作成すると、1 時間あたり $0.025 が課金されます。転送ルールを 3 つ作成しても、やはり 1 時間あたり $0.025 が課金されます。ただし、転送ルールが 10 個あると、次のように課金されます。

  • 5 つの転送ルール = $0.025/時間
  • 転送ルール 1 つにつき = $0.01/時間

5 つのルールに対する $0.025/時間 +(5 つの追加ルール × $0.01/時間)= $0.075/時間

ロードバランサごとに必要となる転送ルールは、ほとんどの負荷分散のユースケースで 1 つのみです。

Google Cloud はグローバル転送ルールリージョン転送ルールに対し、プロジェクトごとに別々に課金します。たとえば、1 つのグローバル転送ルールと 1 つのリージョン転送ルールを 2 つの別々のプロジェクトで使用する場合(ルールは合計 4 つ)、1 時間あたり $0.10(1 時間あたり $0.025 x 4)が課金されます。

負荷分散料金の見積もり

負荷分散料金を見積もるには:

  1. 料金計算ツールに移動します。
  2. [Compute Engine] タブの検索バーで「Load Balancing」を検索します。
  3. プルダウン メニューからリージョンを選択します。
  4. 転送ルールの推定数を入力します。
  5. 1 か月に処理されるネットワーク トラフィックの推定量を入力します。

例:

  • アイオワ
  • 転送ルール: 10
  • ネットワーク上り(内向き): 2,048 GB
  • 合計見積もり費用: 1 か月あたり 71.13 米ドル

この例には、バックエンドからの返信の送信にかかる下り(外向き)料金は含まれていません。

内部 HTTP(S) 負荷分散

最適なパフォーマンスと信頼性を確保するために、各ロードバランサには、ロードバランサの GCP リージョン内のゾーンごとに少なくとも 1 つのプロキシが割り当てられます。たとえば、us-west1 リージョンには 3 つのゾーン(us-west1-aus-west1-bus-west1-c)があります。us-west1 のプロキシに伴う 1 時間あたりの最低料金は以下のように計算されます。

1 ゾーンあたり 1 プロキシ インスタンス × 3 ゾーン × $0.025/時 = $0.075/時

内部 HTTP(S) 負荷分散は、トラフィックを処理するために必要に応じて追加のプロキシを割り当てます。これらのプロキシには、上記のテーブルに従って 1 時間ごとの追加料金が発生します。

ユーザー定義のリクエスト ヘッダーと Google Cloud Armor の料金

バックエンド サービスに Google Cloud Armor ポリシーが関連付けられている場合、そのバックエンド サービスでユーザー定義のリクエスト ヘッダー機能を使用しても、この機能に対する追加料金はかかりません。

バックエンド サービスに Google Cloud Armor ポリシーが関連付けられていない場合、ユーザー定義のリクエスト ヘッダー機能を使用すると、そのバックエンド サービスに送信された 100 万件の HTTP(S) リクエストごとに $0.75 の料金が発生します。

プロトコル転送

プロトコル転送は、負荷分散サービスと同じレートで課金されます。 転送ルールとターゲット インスタンスによって処理される上りデータには料金がかかります。

SSL 証明書

セルフマネージド証明書および Google マネージド SSL 証明書は無料です。

VPN

VPN の料金に関する情報については、Cloud VPN の料金をご覧ください。