C# の Hello World
このコードサンプルは C# で記述された「Hello World」アプリケーションです。このサンプルでは、次のタスクを行う方法を説明します。
- 認証の設定
- Bigtable インスタンスに接続する
- 新しいテーブルを作成する
- テーブルにデータを書き込む
- そのデータを読み取る
- テーブルを削除する
認証の設定
このページの .NET サンプルをローカル開発環境から使用するには、gcloud CLI をインストールして初期化し、自身のユーザー認証情報を使用してアプリケーションのデフォルト認証情報を設定してください。
- Install the Google Cloud CLI.
-
To initialize the gcloud CLI, run the following command:
gcloud init
-
If you're using a local shell, then create local authentication credentials for your user account:
gcloud auth application-default login
You don't need to do this if you're using Cloud Shell.
詳細については、 ローカル開発環境の認証の設定 をご覧ください。
サンプルの実行
このコードは、.NET 用の Google Cloud クライアント ライブラリの C# Admin API ライブラリと C# Data API ライブラリを使用して Bigtable と通信します。
このサンプル プログラムを実行するには、GitHub の .NET Bigtable サンプルの使用方法を実施してください。Hello World アプリケーションで使用できるリソースを作成するには、Build and Run と Quickstart の手順を実行します。HelloWorld.cs
ファイルを編集して、作成するリソースの名前を追加してください。
Bigtable での Cloud クライアント ライブラリの使用
このサンプル アプリケーションは Bigtable に接続して、いくつかの単純なオペレーションを行います。
Bigtable への接続
まず、Bigtable への接続に使用できる 2 つのクライアント オブジェクトを作成します。C# Admin API の BigtableTableAdminClient
を使用すると、インスタンスとテーブルの作成と削除を行えます。C# Data API の BigtableClient
を使用すると、テーブルデータの読み取りと書き込みを行えます。
テーブルの作成
BigtableTableAdminClient
クラスの CreateTable()
メソッドを呼び出して、「Hello World」というあいさつを保存する Table
オブジェクトを生成します。このテーブルには、各値の 1 つのバージョンを保持する単一の列ファミリーがあります。
テーブルへの行の書き込み
テーブルに書き込むデータのソースとして、3 つの単純なあいさつを含む文字列配列 s_greetings[]
を使用します。まず、MutateRow()
を使用してテーブルに単一の行を書き込みます。次に、配列の残りの部分をループして、各あいさつのエントリを含む MutateRowsRequest
オブジェクトを作成します。MutateRows()
を使用して、すべてのエントリを一度に書き込むリクエストを行います。次に、返されたレスポンスをループ処理し、各エントリのステータス コードを調べて、正常に書き込まれたことを確認します。
フィルタの作成
書き込んだデータを読み取る前に、Bigtable によって返されるデータを制限するためのフィルタを作成します。このフィルタは、ガベージ コレクションの対象であるがまだ削除されていない古いセルがテーブルに含まれていても、各値の最新バージョンのみを返すように Bigtable に指示します。
行キーによる行の読み取り
ReadRow()
メソッドを使用して、先ほど作成したフィルタを渡し、その行の各値の 1 つのバージョンを取得します。
すべてのテーブル行のスキャン
テーブル内のすべての行を取得するには、ReadRows()
メソッドを呼び出してフィルタを渡します。フィルタを渡しているため、Bigtable は各値の 1 つのバージョンのみを返します。
テーブルの削除
DeleteTable()
メソッドを使用してテーブルを削除します。
すべてを組み合わせる
コメントなしの完全なコードサンプルを以下に示します。