このページでは、Spanner データベースとそれらのプロパティについて説明します。
概要
Spanner データベースは、テーブル、ビュー、インデックス用のコンテナです。各 Spanner インスタンスには、複数のデータベースを配置できます。
Spanner 階層では、データベースはインスタンスの子であり、スキーマの親です。
データベースは、構成(リージョンまたはマルチリージョン)、使用可能なコンピューティング容量、使用可能なストレージなどのプロパティを親インスタンスから継承します。
データベースに設定されるプロパティは次のとおりです。
- 言語。Spanner は、GoogleSQL と PostgreSQL をサポートしています。データベース内のすべてのテーブルは、同じ言語を使用する必要があります。
- IAM ポリシー。このポリシーで定義されたアクセス ルールは、データベース内のテーブルとデータに適用されます。
- 使用する暗号鍵のタイプ。デフォルトは Google が所有し管理する鍵ですが、顧客管理の暗号鍵もサポートされています。
- データベースの削除保護: データベースが誤って削除されないようにします。
- デフォルトのリーダー リージョン、クエリ オプティマイザーのバージョン、クエリ オプティマイザーの統計情報パッケージのバージョン、バージョンの保持期間などのデータベース ポリシーは、DDL ステートメントで設定または変更できます。GoogleSQL または PostgreSQL の DDL リファレンスをご覧ください。
インスタンスごとに許可されるデータベースの数とデータベースごとに許可されるテーブルの数などのデータベースに関する上限は、割り当てと上限ページで定義されています。
考慮事項
データベースを作成する前に、スキーマ設計の影響を検討してください。スキーマ設計に関するベスト プラクティス、およびスキーマとデータモデルのドキュメントをお読みになり、特にマルチテナンシーのための設計についてのセクションに留意してください。