ディスカバリー クライアントに関する問題のトラブルシューティング

このドキュメントでは、ディスカバリー クライアントの問題を解決する方法について説明します。

ログを使用して問題を特定する

ディスカバリー クライアントは、デバッグに使用できるログファイルを生成します。ログは、ディスカバリー クライアントをインストールしたマシンの C:\ProgramData\Google\mcdc\logs フォルダにローカルに保存されます。

権限とサービス アカウントのトラブルシューティング

接続モードでの承認に問題が発生した場合は、組織でサービス アカウントを作成するために必要な権限を付与されていない、またはディスカバリー クライアントを承認するために必要なロールが不足している可能性があります。

この問題を解決するには、組織管理者にサービス アカウントの作成と roles/migrationcenter.discoveryClient ロールの割り当てを依頼してください。また、プロジェクトで Cloud Resource Manager API が有効になっていることを確認してください。

Google Cloud に新しく作成した組織がある場合、デフォルトではサービス アカウント キーの作成は無効になっています。サービス アカウント キーの作成を有効にするには、Organization Policy Administrator ロールが割り当てられていることを確認してから、次の操作を行います。

  1. Google Cloud コンソールで、[IAM] > [組織のポリシー] に移動します。
  2. [サービス アカウント キー作成の無効化] という名前のポリシーをクリックします。
  3. [ポリシーを管理] をクリックします。
  4. [ポリシーの編集] ページの [適用先] セクションで、[カスタマイズ] を選択します。
  5. [ルール] セクションで [ルールを編集] を開き、[適用] を [オフ] に設定します。
  6. 終了するには、[ポリシーを設定] をクリックします。

インストールに関する問題のトラブルシューティング

ディスカバリー クライアントをインストールまたはアップグレードするときに、ローカル管理者としてログインしていない場合、MSI の実行が失敗し、次のエラー メッセージが表示される可能性があります。

Google Cloud Migration Center discovery client Setup Wizard ended prematurely
because of an error. Your system has not been modified. To install this program
at a later time, run Setup Wizard again. Click the Finish button to exit the
Setup Wizard.

この問題を解決するには、MSI ファイルを右クリックして管理者として実行します。

特定の Windows バージョンまたはドメイン ポリシーが原因で、[管理者として実行] オプションが表示されないことがあります。この問題を解決するには、次のことを試してください。

  • 推奨の方法: 管理者として PowerShell を開き、msiexec.exe /i mcdc.msi /L*V "C:\installer.log" を実行します。

  • 別の方法: レジストリを編集して、このオプションを UI に表示します。