このページでは、ディスカバリー クライアントで使用可能な収集方法と、ディスカバリー クライアントがインフラストラクチャから収集するデータの種類について説明します。
収集方法
ディスカバリー クライアントは、次の 2 種類のデータ収集を行うことができます。
- オペレーティング システムに関する情報収集
- vSphere API を使用したインベントリの検出
オペレーティング システムに関する情報収集
オペレーティング システムに関する情報収集により、Linux および Windows サーバーからデータを収集できます。収集されるデータには、マシンの CPU、メモリ、ディスク容量、パフォーマンス データが含まれます。
VMware vCenter の収集
ディスカバリー クライアントを使用すると、vCenter VM でインベントリ検出とゲスト検出を実行できます。
インベントリ検出を使用すると、インフラストラクチャ内のすべての仮想マシン(VM)インスタンスをスキャンして一覧表示できます。インベントリ検出を使用すると、オペレーティング システムの種類、ストレージ、コア数、その他の基本情報など、VM の特性を判断できます。インベントリ検出では、パフォーマンス データを収集することもできます。
ゲスト検出では、VMware ゲストツールを使用して、システムデータ、パフォーマンス データ、ネットワーク データなどのゲストレベルのデータを収集できます。VM の認証情報を使用して VM に対して認証し、インベントリの検出に関する追加データを提供します。
Linux と Windows のゲスト認証情報を指定すると、vCenter スキャンで新しく検出されたサーバーにそれらを自動的に割り当てることができます。 また、後で個々のサーバーやサーバーのグループにゲストの認証情報を割り当てることもできます。 ゲスト認証情報をまったく提供しない場合、ディスカバリー クライアントはインベントリの検出のみを実行します。 デフォルトでは、ゲスト検出は、VMware ツールがサーバーにインストールされている場合は VMware ツールを使用して、それ以外の場合は SSH または WMI を使用して実行されます。
次のステップ
- ディスカバリー クライアントで認証情報を作成および管理する方法を学習する。