Looker Studio レポートのグラフが指定の条件を満たすと、自身と関係者に通知が届くアラートを設定できます。通知には元のレポートへのリンクが含まれます。
アラートを使用するための要件
- アラートを作成するには、レポートに対する閲覧者以上のロールが必要です。
- グラフのアラートを作成するには、グラフの基になるデータソースに対する閲覧者以上のロールが必要です。
- アラートは Looker Studio Pro コンテンツに対してのみ作成できます。コンテンツをアップグレードするには、Looker Studio コンテンツを Looker Studio Pro にアップグレードするの記事をご覧ください。
新しいアラートを作成する
- アラートを作成するレポートを表示します。
- [表示] モードになっていることを確認します。[編集] モードではアラートを追加できません。
- レポートは Looker Studio Pro レポートである必要があります。コンテンツをアップグレードするには、Looker Studio コンテンツを Looker Studio Pro にアップグレードするの記事をご覧ください。
- アラートを作成するグラフにカーソルを合わせ、[アラートの作成と表示] のベルのアイコンを選択します。
[アラートを作成] ダイアログが表示されます。 - アラートの詳細を入力します。
- 名前: [名前] フィールドに、アラートの名前を入力します。
- 説明:(省略可)[説明] フィールドに、アラートの説明を入力します。
- アクセス権: [アクセス権] フィールドで、アラートルールをレポートのすべての閲覧者に表示するか、アラートのオーナーのみに表示するかを選択します。
- 受信者:(省略可)[受信者] フィールドに、メールアドレスのリストを入力します。
- 受信者は組織のメンバーである必要があります。外部メール エイリアスは使用できません。
- アラートの作成者は常に受信者リストに含まれます。
- アラートルール: [アラートルール] フィールドで、アラート対象のフィールドを選択し、そのフィールドが満たす必要がある条件を選択します。条件オプションは、フィールドのデータ型によって異なります。
- AND 論理演算で別の条件を追加するには、[アラートルール] フィールドに新しいフィールドと条件を追加します。
- アラート条件は OR 論理演算をサポートしていません。OR 論理演算を使用して別の条件を作成する場合は、別の条件で別のアラートを作成することを検討してください。
- 開始時間: [開始時間] フィールドで、Looker Studio Pro でアラート条件の確認を開始する日時を設定します。
- 繰り返し: [繰り返し] フィールドで、アラート条件が満たされたことを Looker Studio Pro が確認する頻度を選択します。アラート条件が満たされると、Looker Studio Pro からアラート通知メールが送信されます。
アラートの頻度をパーソナライズして作成(毎週火曜日と木曜日、隔週の金曜日など)するには、[繰り返し] フィールドで [カスタム] を選択します。
- [保存] を選択します。
アラート通知を受け取る
Looker Studio Pro では、指定された頻度でアラート条件がチェックされます。アラート条件が満たされると、looker-studio-noreply@google.com からすべての宛先にメール通知が送信されます。通知には次の情報が含まれます。
- 満たされた条件
- 条件が満たされたタイミング
- 条件をトリガーしたフィールドの値
- Looker Studio のレポートへのリンク
- アラート通知の登録を解除するためのリンク。このリンクをクリックして解除を確定すると、アラートの受信者リストから受信者が削除されます。
- このリンクは、アラート作成者に送信される通知には含まれません。
アラートはデフォルトのフィルタ値に対してのみ実行されます。フィルタ値を編集しても、その編集内容はアラートの条件に適用されません。
レポートが変更されてアラートの条件が同じ意味を持たなくなった場合は、Looker Studio Pro は次回のアラート実行時にアラートを無効化し、無効化の理由が記載された通知メールをアラートのオーナーに送信します。アラートの無効化をトリガーする可能性のある変更は次のとおりです。
- アラート条件のクエリを実行できなかった
- アラートが設定されたグラフが削除された
- アラートが設定されたレポートが削除された
- アラート条件の基になるデータソースが削除された
- アラートのオーナーが、レポートに対する閲覧者のロールを失った
- アラートのオーナーが、データソースに対する閲覧者のロールを失った
- レポートの編集者が、レポートのすべてのアラートを無効にした
- アラート条件のフィールドが、基になるデータソースから削除された
- アラート条件で使用されたフィールドの定義が編集された
- アラートが設定されたグラフでディメンションが追加または削除された
- レポートのデフォルトのフィルタ値が変更された
既存のアラートを編集する
自身で作成したアラートは編集できますが、他のユーザーが作成したアラートは編集できません。アラートを編集する手順は次のとおりです。
- 編集するアラートが含まれているレポートを表示します([表示] モードになっていることを確認します。[編集] モードではアラートを編集できません)。
- アラートが設定されているグラフにカーソルを合わせ、[アラートの作成と表示] のベルのアイコンを選択します。
[アラートの作成と表示] ダイアログが表示されます。 - 編集するアラートの右側にある、その他アイコン をクリックします。
- [編集] を選択します。[アラートを編集] ダイアログが表示されます。
- アラートの詳細を更新します。
- [保存] をクリックします。
アラートを一時停止または削除する
アラートはデフォルトで有効になっています。自身がオーナーの場合は、アラートを個別に一時停止または削除することも、レポートのすべてのアラートを一時停止することもできます。他のユーザーが作成したアラートは削除できません。
アラートを一時停止または削除する
自身がオーナーの場合、アラートを個別に停止するには、次の手順で一時停止または削除します。
- アラートを編集するレポートを表示します([表示] モードになっていることを確認します。[編集] モードではアラートを編集できません)。
- アラートを作成するグラフにカーソルを合わせ、[アラートの作成と表示] のベルのアイコンを選択します。
[アラートの作成と表示] ダイアログが表示されます。 - 編集するアラートの右側にある、その他アイコン
- [有効] 切り替えボタンがオンになっている場合、アラートは有効になっています。これは、Looker Studio Pro が指定された頻度でアラート条件を確認していることを意味します。
- アラートを一時停止するには、[有効] 切り替えボタンを選択し、[無効] にします。
- アラートの一時停止を解除するには、[無効] 切り替えボタンを選択し、[有効] にします。
- アラートを削除するには、[削除] を選択します。
を選択します。
レポートのすべてのアラートを一時停止する
レポートのすべてのアラートを停止するには、次の手順に沿って、レポートに対するアラートの作成と表示を無効にします。
- アラートを無効にするレポートを表示します。
- [共有] アイコン をクリックします。
- [ユーザーやグループとの共有] ダイアログで、[設定を開く] の歯車ボタンをクリックします。
- [レポートへのアクセス設定] ダイアログで、[閲覧者によるアラートの作成と表示を無効にする] を選択します。
- [共有リストに戻る] の [戻る] 矢印ボタン をクリックします。
- [完了] をクリックします。
すべてのアラートが無効になり、新しいアラートの作成および既存のアラートの表示ができなくなります。
後からレポートに対してアラートの作成と表示を有効にしても、Looker Studio Pro ではアラートが自動的に再度有効化されることはありません。Looker Studio Pro でレポートのアラート条件を確認するには、アラートを有効にします。
Looker Studio Pro サブスクリプションを解約した場合の影響
Looker Studio Pro のサブスクリプションを解約すると、すべてのアラートが無効になります。Looker Studio Pro のサブスクリプションがない場合、無効になったアラートを再度有効にすることはできず、新しいアラートの作成および既存のアラートの表示もできません。
Looker Studio Pro サブスクリプションを更新すると、以前に作成したアラートを表示して再度有効にできます。
アラートの制限事項
- 統合データソースはサポートされていません。
- Looker コネクタを使用するデータソースはサポートされていません。
- 累積合計はサポートされていません。
- 計算フィールドはサポートされていません。
- アラート条件は OR 論理演算をサポートしていません。代わりに、複数のアラートを作成することをご検討ください。
- 1 つのアラートには最大 50 個のメールアドレスを含めることができます。
- アラートの作成者は常に受信者リストに含まれます。追加の受信者は必要に応じて設定できます。
- アラートの受信者は組織のメンバーである必要があります。外部のメール エイリアスと信頼できるドメインは使用できません。
- アラートのスケジュールは、オペレーティング システムのタイムゾーンに基づきます。Looker Studio 内でこの設定を変更することはできません。
- アラート条件は、デフォルトのフィルタ値に対してのみ実行されます。
- アラートをテストすることはできません。
- 削除したアラートは復元できません。