Microsoft SQL Server コネクタを使用すると、Microsoft SQL Server に基づいてデータソースを作成できます。そのデータは、Looker Studio のレポートとデータ探索で視覚化できます。
サポート対象のバージョン
Microsoft SQL Server コネクタでは、V7.2 JDBC ドライバを使用します。このコネクタは MS SQL Server でテストされており、以下の古いバージョンと互換性があります。
- 2017
- 2016
- 2014
- 2012
お使いのデータベースのバージョンが V7.2 JDBC ドライバと互換性があるかどうかを確認するには、MS SQL Server のバージョンの互換性に関するドキュメントをご覧ください。
Microsoft SQL Server に接続する方法
Looker Studio のデータソースは、1 つの Microsoft SQL Server データベース テーブル、または指定したカスタムクエリに接続できます。
ステップ 1
ステップ 2
Looker Studio のホームページで、左上にある
[作成] をクリックして、[データソース] を選択します。ステップ 3
Microsoft SQL Server コネクタを選択します。
ステップ 4
ホスト名、IP アドレス、または JDBC URL を使用してデータベースへの接続を設定します。
ホスト名または IP アドレスを使用して接続する
接続で [ 基本 ] を選択します。接続の詳細を入力します。
- ホスト名または IP アドレス
- ポート(省略可)
- データベース
- ユーザー名
- パスワード
JDBC URL を使用して接続する
接続で [ JDBC URL ] を選択します。接続の詳細を入力します。
- JDBC URL
例
jdbc:sqlserver://HOSTNAME[:PORT];databaseName=DATABASE
- ユーザー名
- パスワード
JDBC ホスト名オプションを使用すると、一般公開されている Whois などの DNS ルックアップ ツールで、そのホスト名がアクセス可能かどうかを確認できます。
IPv6 リテラル アドレスを使用して接続するには、アドレスを角かっこで囲みます例: jdbc: sqlserver ://[2001:db8:1:1:1:1:1:1]/your_db
ステップ 5
SSL を有効にする
Looker Studio では、TLS(Transport Layer Security)プロトコルを使用して、サーバーへの接続を保護(暗号化)できます。TLS は SSL(セキュア ソケット レイヤ)とも呼ばれます。保護された接続を使用するには、[SSL を有効にする] をオンにして、SSL 設定ファイルを指定します。
この設定は Looker Studio では必須ではありませんが、データベースの構成では必須となる場合があります。詳細については、データベース ベンダーにお問い合わせください。
ステップ 6
[認証] をクリックします。
ステップ 7
リストからテーブルを選択するか、カスタムクエリを入力します。
1 つの表に接続する代わりに、SQL クエリを指定するには [カスタムクエリ] オプションを選択します。Looker Studio では、データベースに対するクエリが生成されるたびに、このカスタム SQL が内部 SELECT ステートメントとして使用されます。
たとえば以下は、複数の SQL ステートメントが含まれるため機能しません。
DECLARE cost_per_tb_in_dollar FLOAT64 DEFAULT 4.2;
SELECT total_bytes_billed / (1024 * 1024))* cost_per_tb_in_dollar)/(1024*1024))) FROM billing-table;
Looker Studio のクエリは 3 ~ 5 分後にタイムアウトする場合があります。カスタムクエリがタイムアウトした場合は、次の方法で問題を解決してみてください。
- 実行速度を上げるために、クエリを簡素化します。
- データベースでクエリを実行し、結果を別のテーブルに保存してからデータソース内の新しいテーブルに接続します。
ステップ 8
[接続] をクリックします。
すぐに、データソースのフィールド一覧ページが表示されます。[レポートを作成] をクリックして、データの可視化を開始します。
メモ
データ型
Looker Studio は、データベースの組み込みデータ型を、統合されたデータ型一式にマッピングします。Looker Studio がサポートされていない表やクエリで列を検出すると、その列についてはフィールドが作成されません。
ファイアウォールとデータベースへのアクセス
Looker Studio がファイアウォールの内側にあるデータベースに接続してクエリを実行できるようにするには、次のいずれかの IP アドレスへのアクセスを可能にする必要があります。また、これらのアドレスからのトラフィックを受け入れるようにデータベースを設定する必要があります。詳しい手順については、該当するデータベースの各ドキュメントをご覧ください。
IP アドレス
142.251.74.0/23
2001:4860:4807::/48
(省略可、IPv6 をサポートするプラットフォームの場合)
Microsoft SQL Server コネクタの制限事項
- このコネクタを使用すると、1 クエリあたり最大 15 万行のクエリを実行できます。この上限値を超えたデータは切り捨てられます。
- 列見出し(フィールド名)には ASCII 文字のみを使用する必要があります。ASCII 以外の文字はサポートされていません。
トラブルシューティング
一般的なエラー メッセージとその解決方法については、Looker Studio のトラブルシューティング ガイドをご覧ください。
ライセンス
Microsoft SQL Server コネクタは、MIT ライセンスに基づいて配布された SQL Server 用 Microsoft JDBC ドライバを使って開発されました。