Ops エージェントが一般提供になりました。一般提供版では、プレビュー版のユーザーからのフィードバックに基づいて修正と改善が行われています。このガイドでは、次のユーザーの移行手順について説明します。
Ops エージェントのプレビュー版のユーザーが一般提供版のエージェントに移行する場合。
以前の Logging と Monitoring のエージェントのユーザーが Ops エージェントに移行する場合。
Ops エージェントのプレビュー版から一般提供版への移行
最新バージョンの Ops エージェントをインストールするには、エージェントのアップグレード手順を完了します。
エージェントのデフォルト構成を編集して default_pipeline
を削除した場合は、次のスニペットをエージェント構成に追加して、パイプラインを無効のままにしてください。
logging:
service:
pipelines:
default_pipeline:
receivers: []
exporters: []
metrics:
service:
pipelines:
default_pipeline:
receivers: []
exporters: []
Ops エージェントの管理コマンドの変更点
次の表に、一般提供リリースで変更されたエージェントを管理するコマンドを示します。
手順 | 一般提供版 | プレビュー版 |
---|---|---|
エージェントの起動 | sudo service google-cloud-ops-agent start |
なし |
エージェントの停止 | sudo service google-cloud-ops-agent stop |
なし |
エージェントの再起動 | sudo service google-cloud-ops-agent restart |
sudo systemctl restart google-cloud-ops-agent.target |
エージェントのステータス確認 | sudo service google-cloud-ops-agent status |
sudo systemctl status google-cloud-ops-agent.target |
以前のエージェントから Ops エージェントへの移行
以前の Logging と Monitoring のエージェントから移行するには、次の手順を行います。
Logging と Monitoring のエージェントをアンインストールします。
エージェントをアンインストールした後、この変更が Google Cloud コンソールに反映されるまでに 1 時間ほどかかることがあります。
最新バージョンの Ops エージェントを単一の仮想マシンにインストールします。
複数の VM に Ops エージェントをインストールして管理することもできます。
必要に応じて、Ops エージェントを構成します。
指標の収集方法の違い
次の表に、Ops エージェントと Monitoring エージェントのデータ収集方法の違いを示します。指標タイプ(省略)agent.googleapis.com |
Ops エージェント(一般提供)† | Ops エージェント(プレビュー)† | Monitoring エージェント |
---|---|---|---|
cpu_state |
Windows で使用できる値は idle 、interrupt, system 、user です。 |
Windows で使用できる値は idle 、interrupt, system 、user です。 |
Windows で使用できる値は idle と used です。 |
disk/bytes_used とdisk/percent_used |
device ラベルのフルパスで取得されます(例: /dev/sda15 )。tmpfs や udev などの仮想デバイスの場合には取り込まれません。 |
device ラベルのパスに /dev なしで取り込まれます(例: sda15 )。tmpfs や udev などの仮想デバイスの場合に取り込まれます。 |
device ラベルのパスに /dev なしで取り込まれます(例: sda15 )。tmpfs や udev などの仮想デバイスの場合に取り込まれます。 |