GKE Enterprise コマンドライン インターフェース(CLI)を使用すると、新規または既存の Google Kubernetes Engine(GKE)クラスタに Anthos Service Mesh を簡単にインストールできます。Kubernetes と同様に、GKE Enterprise CLI は宣言型モデルで動作します。望ましい状態を 1 つ以上のオブジェクトの仕様を含む一連の YAML 構成リソース ファイル(マニフェストとも呼ばれる)に記述します。GKE Enterprise CLI では、Config Connector リソースのドキュメントで説明されている複数の Kubernetes API を使用できます。
このページでは、GKE Enterprise CLI と使用するツールのインストール方法について説明します。GKE Enterprise CLI に加えて、次のツールをインストールする必要があります。
kpt
:kpt
を使用して、anthos-service-mesh-packages GitHub repo に格納される Anthos Service Mesh のリソース構成ファイルをダウンロード、管理、カスタマイズします。 構成ファイルには、特定の Google Cloud プロジェクトと GKE クラスタの情報のプレースホルダが含まれています。kustomize
: GKE Enterprise CLI を使用して Anthos Service Mesh を既存のクラスタにインストールするには、kustomize
をインストールする必要があります。
準備
このガイドでは、次のものが用意されていることを前提としています。
インストールを開始する前に:
Anthos CLI をインストールする
GKE Enterprise CLI と必要なツールをインストールするには:
Cloud Shell を使用する場合は、次のコマンドに sudo
を追加します。
kpt
をインストールします。gcloud components install kpt
GKE Enterprise CLI をインストールします。
gcloud components install anthoscli beta
Anthos Service Mesh 1.5 で動作するバージョンを取得します。
gcloud components update anthoscli --version 298.0.0
Anthos Service Mesh を既存のクラスタにインストールする場合は、
kustomize
をファイル システム上の任意の場所にインストールします。たとえば、kustomize
を現在の作業ディレクトリにインストールするには、次のようにします。curl -s "https://raw.githubusercontent.com/\ kubernetes-sigs/kustomize/master/hack/install_kustomize.sh" | bash
その他のインストール オプションについては、
kustomize
のインストールのドキュメントをご覧ください。kustomize
をインストールしたディレクトリを PATH に追加します。export PATH=$PWD:$PATH