レポートの色を設定する方法

一貫性がありわかりやすい色を使用すると、魅力的で理解しやすいレポートを作成することができます。ページやコンポーネントの背景、テキストのフォントや色、グラフの枠線、グリッドなどの静的要素を含む、レポートのさまざまな要素に色やスタイルのオプションを適用できます。棒、線、指標とディメンションの値、円グラフのスライス、地域などのデータ要素に色を適用することもできます。

このページでは、Looker Studio で色を設定する方法について説明します。

テーマ

既定のカラーテーマにより、魅力的で視覚的に一貫したレポートを簡単に作成できます。テーマを適用すると、レポートのすべての静的要素とデータ要素の設定が一括で更新され、時間と労力を節約できます。

テーマをカスタマイズするには、プロパティを変更します。

テーマの詳細をご覧ください。

コンポーネントのスタイルを個別に設定する

個々のコンポーネントの色とスタイルの設定を変更できます。

1. レポートを編集します。
2. コンポーネントを 1 つ以上選択します。
3. [スタイル] タブを選択します。
4. 好みのスタイルの設定を変更します。複数のコンポーネントを選択した場合、選択したすべてのコンポーネントに共通の設定のみが表示されます。

個々のコンポーネントのスタイルを設定すると、そのコンポーネントはレポートのテーマに含まれなくなります。コンポーネントに別のテーマを適用しても、新しいテーマの設定は継承されません。

データに色を付ける

次の方法で、グラフに表示されるデータに色を付けることができます。

• ディメンションの値に基づいて配色する。たとえば、グラフに表示される場所に関係なく、「フランス」が常に青色で表示されるようにします。ディメンションの値の色は現在のレポートのテーマによって設定されますが、ディメンションの値のカラーマップを編集して設定を上書きできます。
• ディメンションのデータの順序に基づいて配色する。たとえば、グラフの最初の系列を常に青色に設定するとします。系列の色は、グラフごとに編集して設定できます。
• 単一色の濃淡を使用する。たとえば、会社のロゴの 1 色を使用してデータ系列に色を付けます。この方法は、グラフ内の値の間に正確な差異を示す必要がない場合に最も効果的です。

目標や好みに応じて、同じレポートでさまざまな手法を組み合わせることができます。

詳しくは、データの色付けの手法をご覧ください。

カラー選択ツール

テーマとコンポーネントの色を選択するには、カラー選択ツールを使用します。カラー選択ツールには次の 3 つのセクションがあります。

1. 標準カラーパレット。各レポートのすべてのコンポーネントで共通です。
2. THEMEパレット。これは、現在のテーマに応じて変更されます。
3. カスタム カラーパレット。作成したカスタムカラーはここに表示されます。

カラー選択ツールにアクセスする

カラー選択ツールを開く手順は次のとおりです。

1. レポートを編集します。
2. コンポーネントを選択し、[スタイル] タブを開くか、現在のテーマをカスタマイズします。
3. 色のオプションをクリックしてカラー選択ツールを表示し、そのオプションに使用したい色を選択します。

カスタムカラーを作成する

カスタムカラーを作成するには、カラー選択ツールの色の [カスタム] 行で をクリックします。カラーバーのいずれかの場所をクリックし、基本色を選択します。次に、スライダーを使用して色合いを調整します。色を指定するには、目的の色の 16 進数値を入力する方法もあります。現在の色の 16 進数値を使用して、別の要素に同じ色を適用することもできます。たとえば、あるコンポーネントの色の 16 進数値をコピーし、別のコンポーネントのカラー選択ツールに貼り付けると、同じ色に設定できます。

カラー グラデーション

ある色が別の色に少しずつ変わっていく効果をグラデーションといいます。カラー グラデーションは、コンポーネントの [背景] 色プロパティで使用できます。グラデーションを設定する手順は次のとおりです。

1. コンポーネントを選択し、[スタイル] をクリックします。
2. [背景] をクリックします。
3. [グラデーション] をクリックします。
4. グラデーション バーの始点と終点のボックスを選択し、色のプルダウン メニューをクリックして、グラデーションの始点と終点の色を設定します。
5. グラデーションに色の段階を追加するには、[追加] をクリックします。
6. グラデーションから色の段階を削除するには、[削除] をクリックします。
7. [タイプ] メニューを使用して、グラデーションの全体的な外観を [線形] または [円形] に設定します。
8. [角度] メニューを使用して、グラデーションの流れの方向を設定します。
   • 中央
   • 左上
   • 右上
   • 左下
   • 右下