Looker Studio Pro コンテンツについて

この記事では、Looker Studio Pro コンテンツと、無料バージョンの Looker Studio で作成されたコンテンツの違いについて説明します。

無料バージョンの Looker Studio を使用して作成したコンテンツ(レポートとデータソース)は、Looker Studio コンテンツです。Looker Studio Pro プロジェクトで作成したか、Looker Studio Pro プロジェクトに移動したコンテンツは、Looker Studio Pro コンテンツです。Looker Studio コンテンツと Looker Studio Pro コンテンツは、主に次の面で違いがあります。

  • Pro 機能へのアクセス
  • コンテンツの所有権
  • コンテンツの場所と管理

Pro 機能へのアクセス

Looker Studio コンテンツでは、無料バージョンのプロダクトで利用可能な機能のみを使用できます。Looker Studio コンテンツで Looker Studio Pro の機能は使用できません。

Looker Studio Pro コンテンツには、チーム ワークスペースでのコンテンツ管理、複数の配信スケジュール、個人レポートのリンクなど、Pro の機能を含めることができます。Looker Studio Pro ユーザーはテクニカル サポートも利用できます。

: テクニカル サポートを利用するには、Google Cloud サポートプランと Looker Studio Pro サブスクリプションの両方が必要です。

コンテンツの所有権

Looker Studio コンテンツの所有者は、そのコンテンツを作成したユーザーです。組織で Looker Studio を使用していて、一部の Looker Studio コンテンツのオーナーが退職した場合、元のオーナーがそのコンテンツを組織内の新しいアクティブなオーナーに移管していない限り、コンテンツにアクセスできなくなります。

一方、Looker Studio Pro コンテンツの所有者は組織です。コンテンツの作成者が退職した場合でも、そのコンテンツには引き続きアクセスできます。

コンテンツの場所と管理

Looker Studio コンテンツは、Google が管理する Google Cloud プロジェクト内にあります。自分が所有する Looker Studio コンテンツは、Looker Studio ユーザー インターフェースの左側にあるナビゲーション パネルの [自分がオーナー] に表示されます。他のユーザーが所有し、自分と共有しているコンテンツは [共有アイテム] に表示されます。

Looker Studio の左側のナビゲーション。[自分がオーナー] がハイライト表示されています。

Looker Studio Pro コンテンツは、組織が管理する Google Cloud プロジェクト内にあります。管理者は、Google Cloud コンソールと Google Workspace 管理コンソールを使用して Looker Studio Pro を管理できます。作成した Looker Studio Pro コンテンツは、チーム ワークスペース、またはそのプロジェクトの [サンドボックス] に表示されます。

Looker Studio の左側のナビゲーション。「looker-studio-pro」という名前の Pro プロジェクト、ハイライト表示された「ワークスペース」という名前のチーム ワークスペース、および [サンドボックス] があります。[自分がオーナー] も表示されています。

管理者がデフォルトの Pro プロジェクトを設定し、自身がそのプロジェクトの Pro ライセンスを持っている場合、左側のナビゲーションに [自分がオーナー] は表示されません。コンテンツは、[サンドボックス] またはチーム ワークスペースでのみ作成できます。

Looker Studio の左側のナビゲーション。[マイ プロジェクト] という名前の Pro プロジェクトと、ハイライト表示された [サンドボックス] があります。[自分がオーナー] は表示されていません。