このページでは、Cloud Monitoring で使用されるデータのストレージ ポリシーについて説明します。Cloud Monitoring はグローバル プロダクトであり、サービスは場所に依存しません。
時系列データのストレージ
Google エージェント、OpenTelemetry などのライブラリを使用するクライアント側コード、および BindPlane などのサードパーティ ソースは、Cloud Monitoring API を使用して時系列の書き込みを行います。Google サービスは時系列も作成しますが、内部メカニズムを使用します。
時系列を特定のリージョンに保存するには、時系列を書き込むモニタリング対象リソースで、次のいずれかのラベルを使用し、ラベルの値を有効にする必要があります。
location
zone
region
時系列を書き込むモニタリング対象リソースに以前のラベルがあり、そのラベルの値が認識されないか指定されていない場合、時系列は破棄されます。
時系列を書き込むモニタリング対象リソースに以前のラベルがない場合、時系列のストレージの場所は指定されません。
モニタリング対象リソースとラベルの一覧を表示するには、モニタリング対象リソースタイプをご覧ください。場所ラベルを含むモニタリング対象リソースの場合、エントリはそのラベルの有効な値を示します。
リソース ロケーションの制約は時系列には適用されません。
Google Cloud プロダクトによって書き込まれるデータ
Google Cloud プロダクトはゾーンまたはリージョンによってデプロイ可能ですが、デプロイ先と同じリージョンに生成された時系列が格納されます。これらのプロダクトのリストについては、ロケーションで利用可能なプロダクトをご覧ください。
他のすべての Google プロダクトでは、プロダクトによって生成された時系列の保存先は指定されません。これらのプロダクトのリストについては、グローバル プロダクトをご覧ください。
カスタム指標
カスタム指標の時系列は、時系列データの保管で説明されているロケーション規則に従います。カスタム指標の例としては、OpenCensus や OpenTelemetric などのライブラリを使用してアプリケーションから作成する指標があります。
カスタム指標で使用できるすべてのモニタリング対象リソースタイプに、場所ラベルがあるわけではありません。たとえば、global
リソースにあるのはプロジェクト識別子のラベルのみです。カスタム指標で使用できるモニタリング対象リソースタイプの一覧については、カスタム指標のモニタリング対象リソースをご覧ください。
時系列データの処理
そのようなデータがクエリされたときに時系列データが処理される物理的な場所は、データの保管場所、クエリ セマンティクス、ネットワーキングなどのさまざまな要因によって左右されます。一般に、時系列が常に物理的に保存されている場所で処理される保証はありません。
アラート通知
Monitoring によってアラート通知を送信すると、データのローカライズをサポートしていないサードパーティ プロバイダを経由する可能性があります。たとえば、任意のメールアドレス、Slack チャンネル、SMS 経由で配信されるようにアラート通知を構成できます。使用可能なすべてのチャンネル タイプの詳細については、通知チャンネルの作成と管理をご覧ください。
稼働時間チェックと合成モニター
Assured Workloads を設定済みのお客様は、データ所在地や影響レベル 4(IL4)の要件があるため、稼働時間チェックまたは合成モニターを使用しないでください。