MySQL は、多くのデータベースにマルチユーザー アクセスを提供するサーバーとして動作する、リレーショナル データベース管理システムです。詳細については、mysql.com をご覧ください。
この機能は、Linux で実行されているエージェントでのみ使用できます。Windows では使用できません。
状況把握
MySQL プラグインが構成されていない場合でも、Monitoring で次の操作を行うことで、Cloud Platform プロジェクトで実行されている MySQL サービスを検出できます。
- mysql のインスタンス名検索
- ファイアウォール ルールで 3306 に開かれているポートを確認
MySQL の指標を表示する手順は次のとおりです。
-
Google Cloud コンソールで [ダッシュボード] ページに移動します。
検索バーを使用してこのページを検索する場合は、小見出しが [Monitoring] である結果を選択します。
- リストから [MySQL] ダッシュボードを選択します。
MySQL モニタリングの構成
Monitoring エージェントは Connector/C API を使用して MySQL をモニタリングします。MySQL に Connector/C ライブラリが含まれていない Linux ディストリビューションの場合は、適切なコマンドを実行してインストールします。
Ubuntu 16.04 LTS、Ubuntu 18.04 LTS
sudo apt-get install libmysqlclient20
Ubuntu 19.10
sudo apt-get install libmysqlclient21
Debian 9
sudo apt-get install libmariadbclient18
Amazon AMI 2016.03 以降
sudo yum install mysql-libs
SLES 12
sudo zypper install libmysqlclient18
SLES 15
sudo zypper install libmariadb3
MySQL をモニタリングするための Monitoring の構成
モニタリング エージェントをインストールした後、次の手順でインスタンス上の MySQL プラグインを構成します。
前提条件
MySQL のコレクションでは、SHOW STATUS コマンドを実行することができる、MySQL のパスワードを持つユーザーを追加する必要があります。このユーザーとパスワードは、以下の構成ファイルで STATS_USER
および STATS_PASS
と呼ばれています。
MySQL モニタリング プラグインを有効にする
MySQL は、システム上のデータベースごとに構成されています。現時点では、ドロップイン構成は使用できません。次の構成ファイルは、DATABASE_NAME
という名前の 1 つのデータベースを構成する方法を示しています。データベースのテンプレートとしてその構成を使用する必要があります。
VM インスタンス上で、mysql.conf を GitHub 構成リポジトリからダウンロードしてディレクトリ /etc/stackdriver/collectd.d/
に置きます。
(cd /etc/stackdriver/collectd.d/ && sudo curl -O https://raw.githubusercontent.com/Stackdriver/stackdriver-agent-service-configs/master/etc/collectd.d/mysql.conf)
root として、ダウンロードした構成ファイルを編集し、データベースに関する情報を追加します。インライン コメントは、どこに追加のデータベースの構成を追加する必要があるか示しています。DATABASE_NAME
となっているところはすべて、データベースの名前に置き換えます。
構成ファイルを編集した後、次のコマンドを実行して、モニタリング エージェントを再起動します。
sudo service stackdriver-agent restart
collectd
mysql
プラグインの詳細については、Plugin:MySQL をご覧ください。
モニタリング対象
MySQL プラグインがモニタリングする指標の詳細リストは、エージェントの指標: mysql にあります。