Looker Studio でデータに接続する際は、以下のコンポーネントが関係します。
- コネクタは、元になるデータに Looker Studio を接続します。データに接続すると、Looker Studio にデータソースが作成されます。
- データソースは、コネクタの特定のインスタンスを表します。たとえば、BigQuery の特定のテーブルやクエリ、Google アナリティクスのプロパティ、Google スプレッドシートへの接続などが含まれます。データソースを使用すると、その接続インスタンスの作成に使用されるコネクタによって提供されるフィールドとオプションを構成できます。また、レポートの閲覧者が基となるデータに直接アクセスできない場合でも、情報や分析情報を安全に共有することが可能です。
- 認証情報では、このデータソースで提供されるデータにアクセスできるユーザーを決定します。
コネクタについて
コネクタは、Looker Studio で可視化するデータの種類に固有のものです。たとえば、Google では BigQuery、Google スプレッドシート、Google アナリティクス、MySQL データベースなど、Google や Google 以外の各種サービスに対応するコネクタを作成しています。また、サードパーティのデベロッパーが作成したコネクタを使って、Bing、Facebook 広告、Salesforce など、Google 以外のさまざまなサービスからのデータを可視化することもできます。コネクタのリストはこちらからご覧ください。
データソースについて
データソースは、埋め込みまたは再利用可能のいずれかになります。レポートには、埋め込みデータソースと再利用可能なデータソースの両方を使用できます。
レポートの編集中に作成したデータソースは、レポート内に埋め込まれます。埋め込みデータソースを編集するには、そのレポート内で編集する必要があります。埋め込みデータソースを使用すると、レポートとデータソースの共同編集がよりスムーズに行えるようになります。レポートを編集できるユーザーであれば、データソースの編集と接続の変更も可能です。レポートを共有またはコピーした場合、埋め込まれているデータソースも共有またはコピーされます。
ホームページから作成したデータソースは再利用できます。これらのデータソースはさまざまなレポートで再利用でき、再利用可能なデータソースを使用すれば、組織全体で一貫したデータモデルを作成して共有できます。データソースを編集できるのは再利用可能なデータソースを共有されたユーザーのみです。接続を変更できるのはデータソースの認証情報のオーナーのみです。
詳しくは、埋め込みデータソースと再利用可能なデータソースの特長に関する記事をご覧ください。
認証情報について
データソースの認証情報では、このデータソースで提供されるデータにアクセスできるユーザーを決定します。
オーナーの認証情報: データソース オーナーの認証情報を使ってデータセットへのアクセスを承認します。このオプションを選択すると、基になるデータセットへのアクセス権をレポートの閲覧者に対して要求することなく、このデータソースを使用するレポートを共有できます。
閲覧者の認証情報: このオプションを選択した場合、データソースから提供されたデータを表示するには、データセットへのアクセス権が必要になります。
サービス アカウント認証情報: 人間ではないユーザーを表す特別なタイプの Google アカウントを使用して、データにアクセスして認証を受けることができます。
注 : Cloud Identity と Google Workspace の管理者は、デフォルトの認証情報を変更したり、オーナーの認証情報オプションを無効にしたりできます。