確約利用割引の料金とクレジットのアトリビューション

確約利用割引(CUD)では、特定の期間におけるプロダクトの最小使用量または最小リソース使用レベルと引き換えに割引が提供されます。

アトリビューションとは、Cloud 請求先アカウント レベルで共有されるリソース特典を、プロジェクトなどのアカウント レベルのリソースに分割する方法のことです。サブスクリプション(確約利用割引サブスクリプションなど)のアトリビューションにより、料金とクレジットが Cloud 請求先アカウントに適用される方法と、そのアカウントで対象となるプロジェクト間での分割方法が決まります。これは、Cloud Billing の費用管理インターフェース(使用料金のエクスポートCloud Console など)での料金やクレジットの表示方法に反映されます。

コミットメント アトリビューションの種類

アトリビューションは、Cloud 請求先アカウントのプロジェクトに確約利用割引とクレジットが適用される方法に影響を及ぼします。これは、費用管理インターフェースに反映されます。以下では、これらの適用方法について説明します。

アトリビューションなし

「アトリビューションなし」の場合、使用量の上限に達すると、サブスクリプション料金とクレジットが Cloud 請求先アカウントのプロジェクトに適用されます。プロジェクトに関連付けられていないサブスクリプション料金は、Cloud 請求先アカウント レベルで請求されます。

他のプロジェクトに関連した使用のタイミングや使用順序のため、このタイプのアトリビューションは、コミットメント料金とクレジットの適用後のプロジェクト費用の予測性に影響を及ぼす可能性があります。

比例アトリビューション

比例アトリビューションでは、各プロジェクトが消費した対象使用量の合計と比較して、クレジットと費用ベースの確約利用割引による利用料金(該当する場合)が Cloud 請求先アカウントのプロジェクトに適用されます。

たとえば、プロジェクト A が $75 分を使用し、プロジェクト B が $25 分を使用した場合、プロジェクト A では使用可能なクレジット量の最大 75% までが対象となり、プロジェクト B では最大 25% までが対象となります。

プロジェクトに関連付けられていないサブスクリプション料金は、Cloud 請求先アカウント レベルで請求されます。

比例アトリビューションは、以下のことを明確にすることで、割引を利用するプロジェクトの実際の費用を把握できます。

  • コミットメントの総額にプロジェクトが占める割合
  • プロジェクトの SKU ベースの使用料
  • プロジェクトの対象 CUD のクレジット

Compute Engine の割引の共有

割引の共有は、プロジェクト レベルで購入した Compute Engine のリソースベースの確約利用割引でのみ使用できます。割引の共有を有効にすると、リソースの使用量に基づいて、コミットメントのメリットが Cloud 請求先アカウント レベルで共有されます。これにより、適格なリソース使用量のすべてのプロジェクトでコミットメントのクレジットと料金を消費できます。これは金額ではなく、実際に使用されたリソースの量に関係します。

詳細については、割引の共有について確約利用割引の共有を有効にするをご覧ください。

費用ベースのコミットメントでは比例アトリビューションを選択する

プロジェクトの費用を予測可能にするため、2021 年 8 月以降は、費用ベースのコミットメントを購入した際に以下の比例配分が自動的に有効になります。

  • 既存の Cloud 請求先アカウントに費用ベースのコミットメントがない場合。
  • 新しい Cloud 請求先アカウントを作成し、費用ベースのコミットメントを購入する場合。

Cloud 請求先アカウントが存在し、2021 年 8 月以前に費用ベースのコミットメントを購入した場合は、アカウントを比例アトリビューションに切り替えるようにリクエストできます。

比例アトリビューションを有効にする

2021 年 8 月以前に費用ベースのコミットメントを購入した場合、「アトリビューションなし」になる可能性があります。請求先アカウントを比例配分に切り替えると、既存の費用ベースのコミットメントが変換されます。これを行うには、比例アトリビューションのオプトイン フォームで必要事項を送信します。

一度有効にした比例アトリビューションを無効にすることはできません。

2021 年 8 月以前に購入した費用ベースのコミットメントに比例アトリビューションが使用されているかどうかわからない場合は、比例アトリビューションのオプトイン フォームで情報を送信し、有効かどうかを確認できます。

レポートでアトリビューションを表示する

請求レポートで、確約利用割引の料金と、「アトリビューションなし」と「比例アトリビューション」の両方の費用の配分を確認できます。

Cloud 請求先アカウントの Cloud Billing レポートを表示するには:

  1. Google Cloud Console にログインします。

    Cloud Console にログインする

  2. Console のナビゲーション メニュー)を開き、[お支払い] を選択します。

    複数の Cloud 請求先アカウントがある場合は、次のいずれかを行います。

    • 現在の Cloud プロジェクトの Cloud Billing を管理するには、[リンクされた請求先アカウントに移動] を選択します。
    • 別の Cloud 請求先アカウントを確認するには、[請求先アカウントを管理] を選択し、レポートを表示する対象のアカウントを選択します。
  3. [お支払い] ナビゲーション メニューで [レポート] を選択します。

請求レポートの表示について詳しくは、請求レポートと費用傾向の表示をご覧ください。

比例アトリビューションのレポート

レポートページに移動してプロジェクトでグループ化し、SKU でフィルタすると、各プロジェクトに割り当てられたサブスクリプション料金が表示されます。プロジェクトに関連付けられていない残りのサブスクリプション料金は「アトリビューションなし」になり、プロジェクトに固有でない料金に割り当てられます。

エクスポートしたデータのアトリビューションを表示する

アトリビューションなしと比例アトリビューションの両方の確約利用割引の費用と料金の配分は、Cloud Billing BigQuery 使用料金のエクスポートで確認できます。

費用データを BigQuery にエクスポートする詳しい方法については、Cloud Billing データを BigQuery にエクスポートするをご覧ください。

エクスポート データでの比例アトリビューション

エクスポートされたデータを BigQuery で表示する場合、クレジットを使用する各プロジェクトには、サブスクリプション料金の配分に対応する項目と、そのプロジェクトの使用量とクレジットを表す項目が表示されます。

確約分しか使用しなかった未使用クレジットがある場合、残りのサブスクリプション料金はプロジェクトに固有でない費用に割り当てられ、任意のプロジェクトに関連付けられません。SKU の合計金額は、関連プロジェクトに比例して割り当てられる料金と、プロジェクトに固有ではない費用に割り当てられた「アトリビュートなし」の料金に配分され、同じ金額になります。