注: 今後数か月にわたり、App Engine ドキュメント サイトの再編成を行い、コンテンツを見つけやすくして、他の Google Cloud プロダクトとより適切に連携できるようにします。同じコンテンツを使用できますが、ナビゲーションは残りの Cloud プロダクトと同じになります。

Go 1.16 が一般提供になりました。

App Engine で Go アプリをビルドする

リージョン ID

REGION_ID は、アプリの作成時に選択したリージョンに基づいて Google が割り当てる省略形のコードです。一部のリージョン ID は、一般的に使用されている国や州のコードと類似しているように見える場合がありますが、このコードは国または州に対応するものではありません。2020 年 2 月以降に作成されたアプリの場合、REGION_ID.r が App Engine の URL に含まれています。この日付より前に作成されたアプリの場合、URL のリージョン ID は省略可能です。

詳しくは、リージョン ID をご覧ください。

このガイドは、App Engine の使用を開始して、Go アプリの開発、デプロイ、管理に習熟するうえで有用です。

アプリをビルドしたら、その他のチュートリアルを読み、他の Google Cloud サービスと統合してアプリに機能を追加する方法を確認できます。

費用

このガイドの実行に伴う費用はありません。このサンプルアプリを実行するだけなら、無料の割り当てを超過することはありません。

開発環境を設定する

ローカルマシンで使い慣れているツールを使用できるほか、Cloud Shell を使用することもできます。Cloud Shell には Google Cloud CLI がすでにインストールされ、環境が設定済みであり、その他の多くの機能を使用できます。

ローカルマシン

Go をインストールし、開発環境の設定の説明に沿って gcloud CLI を設定します。

Cloud Shell

Cloud Shell を起動します。これには、事前にインストールしなければならないツールがすべて備わっています。

Cloud Shell を開く

Cloud プロジェクトの作成

Google Cloud を使用するにはプロジェクトが必要です。プロジェクトは、すべての Google Cloud サービスを使用するための基礎となります。

  1. Google Cloud アカウントにログインします。Google Cloud を初めて使用する場合は、アカウントを作成して、実際のシナリオでの Google プロダクトのパフォーマンスを評価してください。新規のお客様には、ワークロードの実行、テスト、デプロイができる無料クレジット $300 分を差し上げます。
  2. Google Cloud Console の [プロジェクト セレクタ] ページで、Google Cloud プロジェクトを選択または作成します。

    プロジェクト セレクタに移動

  3. Cloud プロジェクトに対して課金が有効になっていることを確認します。詳しくは、プロジェクトで課金が有効になっているかどうかを確認する方法をご覧ください。

  4. Cloud Build API を有効にします。

    API を有効にする

  5. Google Cloud CLI をインストールして初期化します。
  6. Google Cloud Console の [プロジェクト セレクタ] ページで、Google Cloud プロジェクトを選択または作成します。

    プロジェクト セレクタに移動

  7. Cloud プロジェクトに対して課金が有効になっていることを確認します。詳しくは、プロジェクトで課金が有効になっているかどうかを確認する方法をご覧ください。

  8. Cloud Build API を有効にします。

    API を有効にする

  9. Google Cloud CLI をインストールして初期化します。
  10. App Engine アプリとその関連リソースを作成します。ロケーションを選択する必要があります。このロケーションは後で変更できません。
    gcloud app create

App Engine 用の基本的なウェブサービスを作成する

ウェブサービスを作成し、ランタイム設定を宣言する方法について説明します。

ファイルを構造化する

サービスのファイル構造は次のようになります。

  • go-app/: Go 1.12 以降のサービスのディレクトリ。
    • app.yaml: サービスの構成。
    • main.go: アプリケーション コード。

app.yaml ファイルの作成

どの App Engine プロジェクトにも、サービスのランタイム環境の設定を指定する app.yaml 構成ファイルがあります。このファイルがないと、サービスはデプロイされません。

  1. Go 1.12 以降のサービス用に go-app という新しいフォルダを作成します。

    mkdir go-app

  2. go-app/ フォルダ内に、app.yaml というファイルを作成し、次のコンテンツを追加します。

    runtime: go115  # or another supported version
    

    これは App Engine アプリの最も簡単な構成です。Go を使用していることを App Engine に示しています。app.yaml ファイルでは、他の Go バージョン、ネットワーク設定、スケーリング設定などを指定できます。詳細については、app.yaml リファレンスをご覧ください。

main.go ファイルの作成

このサンプルでは、net/http パッケージを使用して「Hello World!」を出力する HTTP サーバーを作成します。

main.go ファイルを設定するには:

  1. go-app/ フォルダに main.go ファイルを作成します。

  2. コードを実行可能なプログラムとして扱うために、package main ステートメントを追加します。

    package main
    

    Go 1.12 以降のランタイムにサービスを正常にデプロイするには、少なくとも 1 つの Go ソースファイルの先頭に、package main ステートメントを定義する必要があります。

  3. 以下のパッケージをインポートします。

    import (
    	"fmt"
    	"log"
    	"net/http"
    	"os"
    )
    
  4. HTTP ハンドラを定義します。

    
    // indexHandler responds to requests with our greeting.
    func indexHandler(w http.ResponseWriter, r *http.Request) {
    	if r.URL.Path != "/" {
    		http.NotFound(w, r)
    		return
    	}
    	fmt.Fprint(w, "Hello, World!")
    }
    

    http.ResponseWriter オブジェクトは、HTTP サーバーのレスポンスを収集します。この値に書き込むことで、ブラウザにデータを送信します。http.Request オブジェクトは、受信した HTTP リクエストを表すデータ構造です。

  5. HTTP ハンドラを登録します。

    
    func main() {
    	http.HandleFunc("/", indexHandler)
    
    	port := os.Getenv("PORT")
    	if port == "" {
    		port = "8080"
    		log.Printf("Defaulting to port %s", port)
    	}
    
    	log.Printf("Listening on port %s", port)
    	if err := http.ListenAndServe(":"+port, nil); err != nil {
    		log.Fatal(err)
    	}
    }
    

    main 関数は実行可能プログラムのエントリ ポイントであるため、アプリケーションを起動します。これにより、最初に http.HandleFunc 関数が呼び出され、http パッケージに対し、ウェブルート("/")に対するすべてのリクエストを indexHandler 関数で処理するように指示されます。

    PORT 環境変数が設定されていない場合は、ポート 8080 がデフォルトとして使用されます。アプリが App Engine で実行されるときには、PORT 環境変数は自動的に設定されますが、アプリをローカルでテストするときは PORT を任意の値に設定できます。

ウェブサービスを App Engine にデプロイする

  1. app.yaml ファイルがある go-app ディレクトリで、次のコマンドを使用してウェブサービスを App Engine にデプロイします。

    gcloud app deploy

  2. ブラウザを起動して https://PROJECT_ID.REGION_ID.r.appspot.com でウェブサービスを表示するには、次のコマンドを実行します。

    gcloud app browse

これで、サービスを作成して App Engine にデプロイする作業は終わりです。

サービスとバージョン

アプリケーションに最初にデプロイするサービスがデフォルト サービスになります。app.yaml ファイルでサービスの名前を指定できますが、名前を省略すると、default として扱われます。デフォルト サービス以外にも複数のサービスをデプロイできます。

gcloud app deploy コマンドを実行すると、いつでもサービスを更新できます。サービスをデプロイするたびに新しいバージョンが作成され、自動的に最新のバージョンにトラフィックがルーティングされます。

サービスの作成とバージョンのデプロイメントを確認するには:

  1. コンソールで App Engine サービスを表示します。

    サービスを表示

    default という名前のサービスが 1 つ表示されます。このデフォルトのサービスは、次の URL で公開されています。

    https://PROJECT_ID.REGION_ID.r.appspot.com

  2. バージョンを表示します。

    バージョンを表示

    デプロイに対応する、タイムスタンプ付きのバージョンが 1 つ表示されます。

特定のサービスおよびバージョンにリクエストを送信する方法については、リクエストのルーティング方法をご覧ください。

次のステップ

これで、ウェブ アプリケーションを設定して App Engine にデプロイできました。

次は、以下のページを参照して、アプリケーションに他の機能を追加する方法を学びましょう。