Python 開発環境のセットアップ

このチュートリアルでは、Google Cloud Platform(GCP)で稼働する Python アプリケーションの開発など、Python 開発を行うためのローカルマシンの準備方法について説明します。

開発環境をすでに構築している場合は、Python および Google Cloud Platform を参照して、GCP で Python アプリを実行する方法の概要を確認してください。

目標

  • Python 2 および 3 の最新バージョンのインストール
  • virtualenv のインストールと使用
  • エディタのインストール(任意)
  • Google Cloud SDK のインストール(任意)
  • Python 用の Google Cloud クライアント ライブラリのインストール(任意)
  • その他の便利なツールのインストール

Python をインストールする

Python のインストール手順は、オペレーティング システムによって異なります。ローカル開発マシンで実行しているオペレーティング システム用のインストール ガイドに従ってください。

macOS

macOS にはデフォルトで Python 2 のバージョンがインストールされていますが、このバージョンを開発用に使用することはおすすめしません。この Python 環境はオペレーティング システムが独自の目的に使用しているため、開発にも使用すると問題が生じる可能性があります。また、アップストリームの Python バージョンよりも古い傾向があります。このような理由から、Python 2 および Python 3 の最新バージョンを別個にインストールすることをおすすめします。

Python 2 および 3 をインストールする場合は、homebrew を使用することをおすすめします。

homebrew を使用して、Python と Python のパッケージをインストールするには、コンパイラが必要です。これは、XCode のコマンドライン ツールをインストールすることで入手できます。このツールをインストールするには、ターミナルで以下のコードを実行するのが最も簡単です。

xcode-select --install

homebrew のホームページの指示に従って homebrew をインストールし、homebrew を使用して Python 2 と Python 3 の両方をインストールします。

brew install python@2 python

インストールが完了すると、Python 2 と Python 3 の両方がインストールされ、それぞれ python2python3 として使用可能になります。さらに、パッケージ管理ツールとして pip2(Python 2 用)と pip3(Python 3 用)もインストールされているはずです。これを検証するには、以下のコードを実行します。

$ python2 --version
2.7.13
$ python3 --version
3.6.1
$ pip2 --version
9.0.1
$ pip3 --version
9.0.1

Python のバージョンは、ここに示されている出力値よりも新しいものである可能性があります。

virtualenv のインストールと使用に進みます。

Windows

Python のウェブサイトから、Python 3 と Python 2 の両方の最新バージョンのインストーラをダウンロードします。

両方をインストールした後、Windows 用の Python ランチャーを使用して、該当するバージョンの Python にアクセスします。

> py
# Starts the latest version of Python you installed (Python 3.6.3)
> py -2
# Starts the latest version of Python 2 you installed (Python 2.7.13)
> py -3
# Starts the latest version of Python 3 you installed (Python 3.6.3)
> pip --version
pip 9.0.1 from  c:\python27\lib\site-packages (Python 2.7.13)
> pip3 --version
pip 9.0.1 from c:\users\[USERNAME]\appdata\local\programs\python\python36-32\lib\site-packages (python 3.6)

Python と pip のバージョンは、ここに表示されている出力値よりも新しいものである可能性があります。

virtualenv のインストールと使用に進みます。

Linux

大部分の Linux ディストリビューションには、最新バージョンの Python が含まれています。ディストリビューションに応じて、適切なパッケージをインストールします。Debian および Ubuntu のパッケージは、pythonpython-devpython3python3-dev です。

sudo apt update
sudo apt install python python-dev python3 python3-dev

pip も必要です。Debian やその他の大部分のディストリビューションには python-pip パッケージが含まれていますが、pip を自分でインストールして、最新バージョンを入手することをおすすめします。

wget https://bootstrap.pypa.io/get-pip.py
sudo python get-pip.py

これで pip を使用できるようになります。

$ pip --version
pip 9.0.1 from /usr/local/lib/python2.7/dist-packages (python 2.7)

pip のバージョンは、ここに示されている出力値よりも新しいものである可能性があります。

virtualenv のインストールと使用に進みます。

virtualenv のインストールと使用

virtualenv(「仮想環境」)は、隔離された Python 環境を作成するツールです。隔離環境では、使用する Python パッケージのバージョンを個別に指定できるため、他のプロジェクトから切り離してプロジェクトごとに依存関係を定義できます。Python を使用してローカルで開発する場合は、必ずプロジェクトごとの virtualenv を使用することをおすすめします。

virtualenv を使用するには、virtualenv をグローバルにインストールする必要があります。Python 2 または Python 3 のどちらを使用してインストールしても構いません。

pip install --upgrade virtualenv

virtualenv をインストールすると、プロジェクトで virtualenv を作成できるようになります。--python フラグを使用して、virtualenv で使用する Python バージョンを指定します。

cd your-project
virtualenv --python python3 env

Windows の場合、Python インストール ディレクトリへの完全パスを指定する必要が生じることがあります。

virtualenv --python "c:\python36\python.exe" env

virtualenv によって、Python インストール環境全体の仮想コピーが env フォルダに作成されます。

コピーが作成された後、virtualenv を「有効」にする必要があります。virtualenv の有効化とは、virtualenv で設定した Python のパスをシェルでも通すようにすることです。

macOS および Linux の場合:

source env/bin/activate

Windows の場合:

.\env\Scripts\activate

これで、パッケージをインストールしても、他のプロジェクトやグローバルな Python インストール済み環境が影響を受けることがありません。

pip install google-cloud-storage

virtualenv の使用を止め、グローバル Python に戻る場合は、virtualenv を無効にします。

deactivate

virtualenv の詳細については、Python のガイドまたは virtualenv のドキュメントをご覧ください。

エディタのインストール

Python アプリケーションの開発に広く使用されているエディタの一部を以下に示します(順不同)。

Google Cloud SDK のインストール

Google Cloud SDK は Google Cloud Platform 用の一連のツールを提供します。gcloudgsutilbq を使用して、Google Compute Engine、Google Cloud Storage、Google BigQuery をはじめとするプロダクトやサービスにコマンドラインからアクセスすることができます。これらのツールはインタラクティブに実行することも、自動スクリプトで実行することもできます。

Python 用 Google Cloud クライアント ライブラリのインストール

Python 用 Google Cloud クライアント ライブラリは、Python デベロッパーが Cloud Datastore や Cloud Storage などの Google Cloud Platform サービスと統合する際によく使用されます。次のように、Cloud Storage などの個々の API のパッケージをインストールできます。

pip install --upgrade google-cloud-storage

次のステップ

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