以前のバージョンの Migrate for Compute Engine(旧称 Velostrata)のドキュメントをご覧ください。このバージョンを引き続き使用することも、現在のバージョンを使用することもできます。

移行の編成

大規模な移行を計画している場合は、作業を「スプリント」と呼ばれる大きな単位に分割することをおすすめします。スプリントには、同じアプリを実行するすべての VM を含める必要があります。

Migrate for Compute Engine は、移行スプリントを 1 つ以上の Wave に細かく分割します。これはアプリを実行する VM を移行用のバッチにグループ化したものです。このドキュメントでは、Wave を作成する方法と、そのサブコンポーネントであるランブックおよびジョブを定義する方法について説明します。

移行 Wave

移行をより管理しやすくするために、Migrate for Compute Engine では、VM を一括して移行する Wave という機能を提供しています。Wave はランブックとジョブで構成されています。

  • ランブックは、Wave に含める VM と、ターゲット VM の構成を指定する CSV ファイルです。ソース VM についての記述、ターゲット VM とネットワークのプロパティの定義、その他のメタデータも含まれます。
  • ジョブとは、Migrate for Compute Engine がランブック内の VM のリストに対して実行する移行オペレーションのことです。移行オペレーションには、テストクローンの作成、移行、分離が含まれます。移行フェーズの一覧は、移行ライフサイクルに記載されています。

Wave を使用する場合の留意点は次のとおりです。

  • Wave 内のすべての VM それぞれに対して、同じジョブを実行する必要があります。たとえば、データベース サーバーとアプリケーション サーバーが同じ Wave 内にある場合、一方にテストクローンを作成し、もう一方を完全に移行することはできません。
  • ランブックには実行グループが含まれ、これにより Wave 内の VM の移行順序が定義されます。

移行 Wave にオペレーションを実行する

Wave 内の VM のバッチは、移行ライフサイクルを通して、次のステージ間を移動します。

  • テストクローン(vSphere のみの VM の場合)
  • テストクローンを削除する
  • クラウド内実行
  • 元に戻す
  • 完全な移行
  • オフライン移行
  • 接続解除
  • クリーンアップ

VM がジョブを完了できずに次の段階に進めない場合は、問題を修復してから再度 Wave を実行します。Migrate for Compute Engine は、中断したところから移行を再開します。

たとえば、VM A と VM B を含む Wave でクラウド内実行ジョブを実行し、B がオペレーションを完了できなかった場合は、B を修復します。B を修復後、次のいずれかを実行できます。クラウド内実行オペレーションを実行して B を A と同じ状態にする(A は変更しない)、または、クラウド内実行で同時に移行することによって完全な移行オペレーションを実行し、両方の VM を同じ状態にします。

初めて Wave を開始する

Wave を使用して移行を開始するには、次の手順に従います。

  1. ランブックを作成し編集します。
  2. ランブックから新しい Wave を作成します。
  3. Wave に対してジョブを実行します。