データセットのロケーション

このページでは、データのロケーションの概念と、データセットを作成できるロケーションの種類について説明します。データセットのロケーションを設定する方法については、データセットの作成と使用をご覧ください。

主な概念

データセットの作成時に BigQuery データを保存するロケーションを指定します。データセットを作成した後で、そのロケーションを変更することはできません。

ロケーションには、2 つの種類があります。

  • リージョンのロケーションは、東京などの特定の地理的な場所となります。詳細については、[地域とリージョン] ページのリージョン リソースをご覧ください。

  • マルチリージョンのロケーションは、米国などの、2 つ以上の地理的な場所を含む広い地理的なエリアとなります。詳細については、[地域とリージョン] ページのマルチリージョン リソースをご覧ください。

BigQuery では、サービス固有の規約に従って、選択したロケーションにデータが保存されます。

リージョンのロケーション

リージョン名 リージョンの説明
アジア
asia-northeast1 東京

マルチリージョンのロケーション

マルチリージョン名 マルチリージョンの説明
EU EU
US US

現時点では、US と EU の個々のリージョンを選択することはできません。

ロケーションの指定

データが US または EU マルチリージョン以外のロケーションに存在する場合は、データの読み込み、データのクエリ、データのエクスポートなどの操作を実行するときに、ロケーションを指定する必要があります。

ロケーションを指定するには:

  • BigQuery のウェブ UI を使用してデータをクエリする場合は、[Show Options] をクリックし、[Processing Location] で [Unspecified] をクリックしてデータのロケーションを選択します。データが US または EU マルチリージョン ロケーションに存在する場合、処理ロケーションを未指定のままにしておくことができます。データが US または EU に存在する場合は、処理ロケーションが自動的に検出されます。
  • コマンドライン ツールを使用する場合は、--location グローバル フラグを指定し、その値を該当するロケーションに設定します。
  • API を使用する場合は、ジョブリソースjobReference セクションにある location プロパティで該当するリージョンを指定します。

ロケーションに関する留意事項

データのロケーションを選択するときは、次の点を考慮してください。
  • BigQuery データセットと外部データソースを同じロケーションに配置する
    • Cloud Storage などの外部データソースのデータをクエリする場合、クエリするデータは BigQuery データと同じロケーションに存在する必要があります。たとえば、BigQuery データセットが EU のマルチリージョン ロケーションにある場合、クエリ対象のデータが含まれている Cloud Storage バケットは、EU のマルチリージョン バケットに存在する必要があります。データセットが米国のマルチリージョン ロケーションにある場合、Cloud Storage バケットは米国のマルチリージョン バケットに存在する必要があります。
    • データセットがリージョン ロケーションにある場合、クエリ対象のデータが含まれている Cloud Storage バケットは、同じロケーションのリージョン バケットに存在する必要があります。たとえば、データセットが東京リージョンにある場合、Cloud Storage バケットは東京のリージョン バケットである必要があります。
    • 外部データセットが Cloud Bigtable にある場合、データセットは米国または EU のマルチリージョン ロケーションに存在する必要があります。Cloud Bigtable データは、サポートされている Cloud Bigtable のロケーションのいずれかに存在する必要があります。
    • ロケーションに関する考慮事項は、Google ドライブの外部データソースには適用されません。
  • データを読み込む場合は、Cloud Storage バケットを同じリージョンに配置する
    • BigQuery データセットがマルチリージョン ロケーションにある場合、読み込み対象のデータが含まれている Cloud Storage バケットは、同じロケーションのリージョンまたはマルチリージョン バケットに存在する必要があります。たとえば、BigQuery データセットが EU にある場合、Cloud Storage バケットは EU のリージョンまたはマルチリージョン バケットに存在する必要があります。
    • データセットがリージョン ロケーションにある場合、Cloud Storage バケットは同じロケーションのリージョン バケットに存在する必要があります。たとえば、データセットが東京リージョンにある場合、Cloud Storage バケットは東京のリージョン バケットである必要があります。
    • 例外: データセットが米国のマルチリージョン ロケーションにある場合、任意のリージョンまたはマルチリージョン ロケーションにある Cloud Storage バケットからデータを読み込むことができます。
  • データをエクスポートする場合は、Cloud Storage バケットを同じリージョンに配置する
    • データをエクスポートする場合、リージョンまたはマルチリージョンの Cloud Storage バケットを BigQuery データセットと同じロケーションに配置する必要があります。たとえば、BigQuery データセットが EU のマルチリージョン ロケーションにある場合、エクスポート対象のデータが含まれている Cloud Storage バケットは EU のマルチリージョン バケットに存在する必要があります。
    • データセットがリージョン ロケーションにある場合、Cloud Storage バケットは同じロケーションのリージョン バケットに存在する必要があります。たとえば、データセットが東京リージョンにある場合、Cloud Storage バケットは東京のリージョン バケットである必要があります。
    • 例外: データセットが米国のマルチリージョン ロケーションにある場合、任意のリージョンまたはマルチリージョン ロケーションにある Cloud Storage バケットにデータをエクスポートできます。
  • データ管理計画を作成する
    • BigQuery データセットや Cloud Storage バケットなどのリージョン ストレージ リソースを選択する場合は、データの地理的管理を行うための計画を作成します。
Cloud Storage のロケーションの詳細については、Cloud Storage のドキュメントのバケットのロケーションをご覧ください。

ロケーション間での BigQuery データの移動

データセットの作成後にロケーションを変更することはできません。また、データセットをあるロケーションから別のロケーションに移動させることもできません。データセットをあるロケーションから別のロケーションに移動する場合は、次の手順に従います。

  1. BigQuery テーブルから、データセットと同じロケーションにあるリージョンまたはマルチリージョンの Cloud Storage バケットにデータをエクスポートします。たとえば、データセットが EU のマルチリージョン ロケーションにある場合は、EU のリージョンまたはマルチリージョン バケットにデータをエクスポートします。

    BigQuery からのデータのエクスポートについて請求は発生しませんが、エクスポートしたデータを Cloud Storage に保存する場合は請求の対象になります。BigQuery からのエクスポートは、エクスポート ジョブの制限が適用されます。

  2. Cloud Storage バケットから新しいロケーションのリージョンまたはマルチリージョン バケットに、データをコピーするか移動させます。たとえば、米国のマルチリージョン ロケーションから東京のリージョン ロケーションにデータを移動させる場合は、データを東京のリージョン バケットに移動させます。Cloud Storage オブジェクトの移動に関する詳細については、Cloud Storage ドキュメントのオブジェクトの名前変更、コピー、移動をご覧ください。

    リージョン間でデータを移動させると、Cloud Storage でネットワーク下りの料金が発生することに注意してください。

  3. 新しいロケーションの Cloud Storage バケットにデータを移動させたら、新しい BigQuery データセットを(新しいロケーションに)作成します。次に、Cloud Storage バケットから BigQuery にデータを読み込みます。

    BigQuery へのデータの読み込みについて請求は発生しませんが、Cloud Storage にデータを保存した場合は請求が発生し、データまたはバケットを削除するまで請求が行われます。BigQuery にデータを保存した場合も、請求の対象になります。BigQuery へのデータの読み込みは、読み込みジョブの制限が適用されます。

Cloud Storage を使用して大量のデータセットを保存し、移動させる方法の詳細については、Google Cloud Storage とビッグデータの使用をご覧ください。

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