VMware Engine ノードタイプ
Google Cloud VMware Engine プライベート クラウドは、リージョン内の一連の専用の分離されたベアメタル ハードウェア ノードで作成された vSphere クラスタのコレクションです。こうしたノードは、VMware ESXi の実行に必要なコンピューティング、メモリ、ストレージを提供する、VMware Engine の基本消費単位になります。このドキュメントでは、リージョン内のノードタイプ、リソース容量、可用性について詳しく説明します。
vSphere クラスタには、同じストレージを持つノードが必要です。Google Cloud VMware Engine では、ハイパーコンバージド インフラストラクチャ(HCI)ノードタイプとストレージ専用ノードの組み合わせでクラスタを作成できます。ve2-standard-128
ノードタイプと ve2-standard-so
ノードタイプを使用してクラスタを作成できますが、2 つの異なる HCI ノードタイプを混在させることはできません。
ノードタイプ
以降のセクションでは、VMware Engine プライベート クラウドまたはクラスタの作成時に使用できるノードタイプを示します。
ハイパーコンバージド ノードタイプ
次の表に、VMware Engine プライベート クラウドまたはクラスタの作成時に使用できる HCI ノードタイプを示します。
ノードタイプ | vCPU / ノード | メモリ / ノード(GiB) | ストレージ / ノード(TB)* |
---|---|---|---|
ve1-standard-72 | 72 | 768 | 19.2 |
ve2-standard-96† | 96 | 2048 | 25.5 |
ve2-standard-128† | 128 | 2048 | 25.5 |
ve2-mega-64† | 64 | 2048 | 51.2 |
ve2-mega-96† | 96 | 2048 | 51.2 |
ve2-mega-128† | 128 | 2048 | 51.2 |
ストレージ専用ノードタイプ
次の表に、VMware Engine プライベート クラウドまたはクラスタの作成時に使用できるストレージ専用ノードタイプを示します。
ノードタイプ | ストレージ / ノード(TB)* |
---|---|
ve1-standard-so | 19.2 |
ve2-standard-so† | 25.5 |
ve2-mega-so† | 51.2 |
* RAW ストレージ(キャッシュを除く)。
† 一部の地域でご利用いただけます。
対象リージョン
次の表では、Google Cloud VMware Engine ノードタイプのリージョンでの可用性を示します。
ノードタイプ | リージョン |
---|---|
ve1-standard-72 ve1-standard-so |
|
ve2-standard-96 ve2-standard-128 ve2-mega-96 ve2-mega-128 ve2-standard-so ve2-mega-so |
|
ve2-mega-64 |
|
ノードの識別
各 VMware Engine プライベート クラウドには、VMware Engine プライベート クラウドの作成直後に使用できる nodeTypeId
があります。projects.locations.nodeTypes.get
REST リクエストを使用して nodeTypeId
を取得します。
ノードの課金
VMware Engine ノードの支払いには、オンデマンドとコミットメントの 2 つのオプションがあります。VMware Engine ノードをプロビジョニングするときは、そのホスト上の VM を制御します。料金の詳細については、VMware Engine の料金をご覧ください。
ノードのコミットメント
VMware Engine ノードは、1 年間または 3 年間の確約利用割引(CUD)で購入して毎月固定額のお支払いを行うか、ご利用分を従量制でお支払いいただけます。CUD を購入した後でキャンセルすることはできません。料金の詳細については、VMware Engine の料金をご覧ください。
ノードの購入を CAPEX または OPEX として処理する
Google は会計に関するガイダンスを提供していません。CAPEX または OPEX に関する会計上の判断を下す前に、VMware Engine ノード プロダクトの詳細を確認し、コントローラシップ チームと監査担当者にガイダンスを求めてください。
ノードのメンテナンス
ノードに障害が発生した場合、VMware Engine は直ちに、該当する VMware クラスタに新しいノードを自動的に追加して、サービスのオペレーションを復元します。VMware Engine は、プライマリ アドレスにメールを送信し、障害が発生したノードの交換とプライベート クラウドの名前を通知します。メンテナンスの詳細については、プライベート クラウドのメンテナンスと更新をご覧ください。
次のステップ
- 既存のライセンスを含むイメージを Google Cloud に移行する方法を学習する。
- VLAN とサブネットについて確認する。