Cloud TPU の料金

TPU の料金と割り当ては、次の 2 つの体系に分かれています。

  • 単一デバイス TPU タイプの料金: オンデマンドで、またはプリエンプティブル デバイスとして利用可能な個々の TPU デバイス向け。 複数の単一デバイス TPU タイプを組み合わせて、単一のワークロードを共同で処理することはできません。
  • TPU Pod タイプの料金: 専用の高速ネットワークを介して互いに接続された TPU デバイスからなるクラスタ向け。この TPU タイプを利用できるのは、評価用割り当てを持っているか、1 年間または 3 年間の確約利用で購入した場合に限ります。

TPU ノードが READY 状態の間は、Cloud TPU の料金が発生します。 各請求期間の最終日に、該当期間の使用量と料金が記載された請求書が届きます。

単一デバイス TPU タイプ用の割り当てをリクエストする方法については、Cloud TPU の割り当てポリシーのページをご覧ください。

単一デバイスの料金

単一デバイス TPU タイプは 1 秒単位で課金され、オンデマンド料金またはプリエンプティブル料金のどちらでも利用可能です。

単一デバイス TPU タイプは、Google データセンター内の他の TPU デバイスへのネットワーク接続を行う独立した TPU デバイスです。ワークロードでより多くの TPU コアとより大きなメモリプールが必要なする場合は、代わりに TPU Pod タイプを使用してください。

プリエンプティブル TPU は、別のタスク用に Cloud TPU でリソース アクセスが必要になった場合に、いつでも終了(プリエンプト)される可能性がある TPU です。プリエンプティブル TPU の料金は、通常の TPU に比べてかなり安価です。プリエンプティブル TPU を作成した後、1 分以内にプリエンプトされた場合は課金されません。

次の単一デバイス TPU タイプで TPU ノードを構成できます。

TPU Pod タイプの料金

TPU Pod タイプは、専用の高速ネットワークに接続されている複数の TPU デバイスへのアクセスを提供します。この TPU タイプは、単一 TPU ノードに対して、より大きな計算能力とより大きな TPU メモリプールを提供します。TPU Pod タイプを使用するには、次のいずれかの方法で割り当てをリクエストする必要があります。

  • 評価用割り当てへのアクセスをリクエストすると、TPU Pod タイプのパフォーマンスをテストできます。評価用割り当てを使って作成した TPU ノードは 1 秒単位で課金されますが、オンデマンド TPU デバイス、または確約利用の割り当てを使って作成されたデバイスと同じレベルのサービスを保証するものではありません。評価用割り当ては、プロジェクトで限られた時間内だけ維持されます。
  • 1 年間または 3 年間の確約利用で購入し、最大 2,048 コアの TPU ノードを作成します。確約利用の場合は増分的に課金されるのではなく、契約期間中、月単位で 1 日中、継続的に予約コアにアクセスできるようになります。TPU リソースをまったく使用しなくても確約利用期間の月額料金が課金されます。

次の TPU タイプで TPU ノードを構成できます。

TPU のバージョンと構成による違いについては、TPU システム アーキテクチャのドキュメントをご覧ください。

1 年間の確約利用と 3 年間の確約利用の合計費用

次の表は、いくつかの TPU 確約利用の全期間にわたる合計費用を示しています。

コア数が 8 を超える TPU タイプへのアクセスをリクエストするには、営業担当者にお問い合わせください。

TensorFlow Research Cloud(TFRC)プログラム

TFRC プログラムに登録すると、Cloud TPU v2 および v3 に期間限定で無料でアクセスできます。TFRC プログラムに登録した場合、TPU ノードが us-central1-f ゾーンで実行されている間は、特別に Cloud TPU の料金が無料になります。

仮想マシンの料金

TPU に接続するには、仮想マシン(VM)をプロビジョニングする必要があります。仮想マシンは別料金となります。VM インスタンスの詳細な料金については、Compute Engine の料金をご覧ください。

料金計算ツール

Cloud TPU と Compute Engine VM インスタンスの費用を見積もるには、Compute Engine 料金計算ツールをご覧ください。

料金の例

次の例は、米国リージョン内で TPU リソースと Compute Engine インスタンスを使ってトレーニング ジョブを実行した場合の合計費用を見積もる方法を示しています。

ある機械学習の研究者が、Compute Engine インスタンスを作成して仮想マシンをプロビジョニングすることにしました。選択したマシンタイプn1-standard-2 です。さらに TPU リソースも作成しました。Compute Engine インスタンスと TPU リソースの利用時間は、どちらも 10 時間です。トレーニング ジョブの合計費用を計算するには、両方の料金を合算する必要があります。

  • すべての Compute Engine インスタンスの合計費用
  • すべての Cloud TPU リソースの合計費用
リソース マシン 1 台ごとの 1 時間あたりの料金(米ドル) マシン台数 課金対象の時間数 リソースごとの合計費用 トレーニング ジョブの合計費用
Compute Engine の
n1-standard-2 インスタンス
$0.095 1 10 $0.95
Cloud TPU リソース $4.50 1 10 $45.00
$45.95

プリエンプティブル TPU の料金例

次の例のリソースと時間数は上記の例と同じですが、プリエンプティブ TPU を利用しているため費用が抑えられています。通常の TPU v2 の料金が 1 時間あたり $4.50 なのに対し、プリエンプティブル TPU v2 の料金は $1.35 です。

リソース マシン 1 台ごとの 1 時間あたりの料金(米ドル) マシン台数 課金対象の時間数 リソースごとの合計費用 トレーニング ジョブの合計費用
Compute Engine の
n1-standard-2 インスタンス
$0.095 1 10 $0.95
プリエンプティブル TPU $1.35 1 10 $13.50
$14.45

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