Cloud Run の既知の問題

このページでは、Cloud Run の既知の問題、制限事項、サポートされていない機能について説明します。

また、公開 Issue Tracker で既存の問題の確認や、新しい問題の報告を行うことができます。

問題のカテゴリを選択:

既知の問題をフィルタすることもできます。

カテゴリ 問題と回避策
デプロイ

Cloud Run のジョブタスクが再試行されたと誤認されることがある

タスクが最初の試行で正常に完了していても、そのタスクが再試行されたものとしてマークされることがあります。この問題が解決するまでは、実行状況の誤認を回避するために、--max-retries パラメータを 3 以上に設定することをおすすめします。

デプロイ

ボリューム マウントが Config Connector と互換性がない

Config Connector を使用して Cloud Run サービスまたはジョブをデプロイすると、次回のデプロイ時にボリューム マウントが保持されません。ボリューム マウントがすでに適用されているサービスまたはジョブで Config Connector を使用している場合にも、問題が発生する可能性があります。

サービス提供

第 1 世代の実行環境で HOME 環境変数が /home に設定されている

Cloud Run 第 1 世代の実行環境では、HOME 環境変数が /home に設定されています。第 2 世代の実行環境では、HOME 変数を実行中のユーザーの /etc/passwd の値に設定します。/etc/passwd が存在しない場合や、/etc/passwd でユーザーが見つからない場合は、/home にフォールバックします。

サービス提供

第 1 世代の実行環境で /tmp にシークレットをマウントできない

第 1 世代の実行環境を使用する場合、/tmp に直接シークレットをマウントすることはできません。ただし、/tmp の任意のサブディレクトリにシークレットをマウントできます。

サービス提供

一部のリージョンからの呼び出し時にカスタム ドメインでリクエスト レイテンシが増加する

カスタム ドメインを使用する Cloud Run サービスに対するリクエストでは、一部のロケーションでレイテンシが非常に大きくなる場合があります。この問題は、asia-northeast1us-east4 の Cloud Run サービスで顕著です。この問題が発生した場合は、サーバーレス NEG を使用して、Cloud Load Balancing でパフォーマンスを向上させることができます。

サービス提供

起動プローブの結果が判明する前に、インスタンスにリクエストが送信されることがある

Cloud Run は、サービス エンドポイントに送信されたリクエストを使用してインスタンスを起動することがあります。起動プローブの結果が判明する前に、Cloud Run がリクエストをインスタンスに割り当てることもあります。プローブの結果が合格の場合、このインスタンスにより、Cloud Run リクエストログに記載されている receiveTimestamp でリクエストが処理されます。プローブの結果が不合格の場合、Cloud Run はサービスのコードを入力せずに失敗をログに記録します。

接続とセキュリティ

カスタム ドメイン マッピングでは、run.app URL が有効になっている必要があります

デフォルトの run.app URL を持つ Cloud Run サービスについてのみ、カスタム ドメインをマッピングできます。デフォルトの run.app URL を無効にしている場合は、この問題が解決するまで、デフォルトの run.app URL を有効にしておき、カスタム ドメインをマッピングしてから、デフォルトの run.app URL を再度無効にすることをおすすめします。

接続とセキュリティ

サーバーレス VPC アクセスが IPv6 をサポートしていない

サーバーレス VPC アクセス コネクタを介してトラフィックを送信する場合は、IPv6 を使用できません。IPv6 は、ダイレクト VPC 下り(外向き)がデュアルスタック サブネットを使用する場合、または vpc-egressprivate-ranges-only に設定されているときに VPC 以外のエンドポイントにアクセスする場合にサポートされます。

接続とセキュリティ

サーバーレスでの使用時に IP アドレスが明確に識別されない

ダイレクト VPC 下り(外向き)を使用すると、現在使用されている Cloud Run で予約された IP アドレスを特定できます。この IP アドレスは、 Google Cloud コンソールの [IP アドレス] ページServerless ではなく None と表示されます。

URL

予約済みの URL パス

次の URL パスは使用できません。
  • /eventlog
  • /_ah/ で始まるパス
  • 末尾が z のパス。予約済みのパスとの競合を防ぐため、末尾が z のパスは避けることをおすすめします。
URL

エンコードされた URL 文字の一部がデコードされる

Cloud Run は、コンテナ インスタンスに到達する前に、Cloud Run サービスの URL に含まれるエンコードされた文字の一部をデコードします。たとえば、%41 は自動的に A にデコードされます。

サポートされていないサービスと機能

サポートされていないサービス

Web Security Scanner
サポートされていないサービスと機能

HTTP/2 push

Cloud Run は HTTP/2 をサポートしていますが、HTTP/2 Server Push はサポートしていません。

サポートされていないサービスと機能

HTTP メソッド

Cloud Run では、TRACECONNECT などの HTTP メソッドを含むリクエストはサポートされていません。そのため、これらのメソッドは Cloud Run で実行されているサービスでは受信されません。

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