このページでは、Migration Center がインフラストラクチャについて生成する分析情報について説明します。
移行センターは、ディスカバリー クライアントを使用してアセットから情報を収集するか、データベース スクリプトを使用して収集してアップロードしたデータから情報を収集します。次に、事前定義されたルールを使用して収集された情報を分析し、定義した設定に基づいてさまざまな分析情報を自動的に生成します。
サーバー アセットとデータベース アセットの分析情報を表示する
特定のサーバーまたはデータベースに関する分析情報を表示する手順は次のとおりです。
[アセット] ページに移動します。
アセットの詳細ページで、[サーバー] タブまたは [データベースのデプロイ] タブをクリックします。
アセットのリストから、分析情報を表示するアセットをクリックします。
アセットの詳細ページの [分析情報] タブで、アセットの利用可能な分析情報を確認します。
サーバー移行の分析情報について
サーバー移行の分析情報では、特定の変換目標に適合するサーバー ワークロードの技術的な評価が提供されます。これらの分析情報により、実現可能な Google Cloud プロダクトとの適合性を判断できます。また、これらの分析情報では、仮想マシン（VM）インスタンスなどのサーバー アセットを Compute Engine や Google Kubernetes Engine などの実現可能な Google Cloud プロダクトに移行できない技術的なブロックがあるかどうかも確認できます。
評価では、ソース ワークロードから収集されたデータに対して評価される技術的な適合条件が使用されます。適合条件カタログは、移行の実行に使用される変換ツールの Google Cloud 技術仕様と既知の技術的制限に基づくナレッジ リポジトリです。
[適合タイプ] 列には、次の適合性スコアを使用して、移行する Google Cloudプロダクトとアセットの一致度が表示されます。
- 適合性不明: 評価を行うための十分な情報がありません。
- 適合: 問題は見つかりませんでした。ワークロードは、推奨される Google Cloud プロダクトへの変換に適しています。
- 不適合: Google Cloud プロダクトへの移行を妨げる技術的な阻害要因が見つかりました。
- 適合（労力あり）: Google Cloud プロダクトへの移行を可能にするために、ある程度の労力を要する技術的な問題が見つかりました。
サーバーあたりの適合性レベルは、適合性ルールと呼ばれるいくつかの適合性条件を確認することによって集計され、集計結果はサーバーレベルの技術的な適合性スコアとして表示されます。
分析情報には、実現可能な Google Cloud プロダクトと適合タイプに加えて、推奨される Compute Engine マシンタイプ、コア、メモリ、同時マルチスレッディング（SMT）に関する推奨事項などの情報も表示されます。
検出されたソフトウェア
移行センターは、特定のサーバー アセットにインストールされているソフトウェア製品に関する情報を収集します。この情報は、移行評価の範囲を定義し、どのサーバー アセットを Compute Engine などのプロダクトに移行できるか、または GKE などのフルマネージド サービスにデプロイできるように変換できるかを判断するのに役立ちます。
データベース移行の分析情報を理解する
データベース移行の分析情報では、実現可能な Google Cloud データベース プロダクトとの適合性に関する詳細な技術評価が提供されます。[適合タイプ] 列には、次の適合性スコアを使用して、移行用の Google Cloudデータベース プロダクトとアセットがどの程度一致しているかが表示されます。
- 適合性不明: 評価を行うための十分な情報がありません。
- 適合: 問題は見つかりませんでした。データベースは、推奨の Google Cloud データベース プロダクトへの移行に適しています。
- 不適合: Google Cloud データベース プロダクトへの移行を妨げる技術的な阻害要因が見つかりました。
- 適合（要調整）: Google Cloud データベース プロダクトへの移行を可能にするために、ある程度の労力を要する技術的な問題が見つかりました。
ソース データベースとターゲット データベース間の互換性の問題のリストと、Google Cloud データベース プロダクトの推奨リソース割り当てを確認することもできます。
次のステップ
- 手動でアセットのグループを作成する方法を確認する。