App Engine の Python 3 アプリを構成するには、app.yaml
という名前のファイルを使用します。このファイルで、ランタイム、ハンドラ、スケーリングなどの全般設定(環境変数を含む)が定義されます。
app.yaml
ファイルの概要
.yaml
ファイルで Python 3 アプリのランタイム構成を指定します。現時点では、デプロイを正常に行うにはこのファイルに app.yaml
という名前を付ける必要がありますが、今後の更新で service-name-app.yaml
のようなカスタム名を使用できるようになる予定です。
個々の app.yaml
ファイルは、サービスのバージョンのデプロイ記述子として機能します。追加サービス用に app.yaml
ファイルを作成してデプロイするには、その前に、default
サービス用の app.yaml
ファイルを作成する必要があります。
各 app.yaml
ファイルには一意の名前を指定できます。ただし、その場合にはデプロイ コマンドでもそのファイル名を指定する必要があります。たとえば、app.yaml
ファイルに service-name-app.yaml
または app.standard.yaml
という名前を指定した場合は、次のいずれかを使用してアプリをデプロイする必要があります。
gcloud app deploy service-name-app.yaml
gcloud app deploy app.standard.yaml
アプリで複数のサービスと app.yaml
ファイルを構造化する方法については、ウェブサービスの構造化をご覧ください。
一般に、スタンダード環境の単純な Python 3 アプリでは、app.yaml
ファイルで runtime
以外の要素を指定する必要はありません。次に例を示します。
runtime: python38 # or python37 for Python 3.7
app.yaml
ファイルの構文は YAML 形式です。
すべての構成要素
この構成ファイルでサポートされるすべての要素の一覧については、app.yaml リファレンスをご覧ください。