ファジー検索の仕組み

ファジー検索では、さまざまなアルゴリズムと手法を使用して、2 つのテキスト文字列の類似性(検索クエリとデータ内の潜在的な一致)を判断します。これらのアルゴリズムは、多くの場合、次のようなコンセプトに基づいています。

  • レーベンシュタイン距離: ある文字列を別の文字列に変換するために必要な最小の編集回数(挿入、削除、置換など)を決定します。レーベンシュタイン距離が短いほど、類似性が高くなります。たとえば、「kitten」と「sitting」のレーベンシュタイン距離は 3 です。
  • コサイン類似度: これは、単語や文字列を表す 2 つのベクトル間の角度のコサインを計算します。コサイン類似度が 1 の場合は完全一致、0 の場合は類似性がないことを意味します。これは、単語の内容に基づいてドキュメントを比較するためによく使用されます。
  • 音声アルゴリズム: Soundex や Metaphone などの手法で、発音に基づいて単語をエンコードします。これにより、「Smith」と「Smyth」のように、つづりが異なっても発音が似ている単語を見つけることができます。

ファジー検索エンジンは、このようなコンセプトを使用することで、元のクエリとの類似性に基づいて一致する可能性のあるものをランク付けするため、検索語句とわずかに異なるものを含む場合でも、関連性の高い結果を幅広く表示できます。

ファジー検索が重要な理由

データセットが大きくなり、ユーザー入力が多様化するにつれて、ファジー検索は情報を効果的に取得するための有用なアプローチとなります。ユーザーが行うさまざまな方法でのコミュニケーション(または検索)と、データが構造化され、保存されている方法との間に生まれるギャップを埋めるのに役立ちます。

ファジー検索が重要な理由:

  • ユーザー フレンドリー: ファジー検索では、タイプミス、語句のバリエーション、スペルミスに対応しているため、正確なスペルや言い回しを知らなくても、ユーザーは必要なものを簡単に見つけることができます。これにより、検索エクスペリエンスがよりスムーズかつ迅速になります。
  • 検索結果の関連性の向上: バリエーションや類義語を考慮することで、ファジー検索は、完全一致検索では見逃していた可能性のある、より広範で関連性の高い結果を取得します。
  • データの検出可能性の向上: データ入力に不整合やばらつきがある可能性のある大規模なデータセットでは、ファジー検索は、隠れたつながりを明らかにし、見落とされていた可能性のある関連情報を取得するのに役立ちます。

ファジー検索はどのように実装されていますか?

ファジー検索の実装には通常、次の手順が含まれます。

  1. データの前処理: このステップでは、一定の範囲でデータのクリーンアップと標準化を行います。たとえば、テキストを小文字に変換すること、句読点の削除、ステミング手法の適用などです。ファジー検索はバリエーションに寛容ですが、基本的な前処理によって効率を向上させることができます。
  2. インデックス登録: 前処理されたデータは、多くの場合、転置インデックスやトライ木構造などの特殊なデータ構造を使用してインデックス化されます。これらの構造により、特定のクエリに対する潜在的な一致をすばやく取得できます。
  3. 類似性の計算: ユーザーがクエリを送信すると、ファジー検索アルゴリズムはクエリとインデックス登録されたデータ間の類似性スコアを計算します。そのためには、レーベンシュタイン距離、コサイン類似度、音声アルゴリズムなどのアルゴリズムを使用して、一致度を定量化する必要があります。
  4. 順位付けと取得: 類似度スコアに基づいて一致の可能性があるものが順位付けされ、上位の結果が取得されてユーザーに提示されます。

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