Dataplex の料金
Dataplex の料金は従量課金制です。Dataplex は現在、次の Dataplex SKU と Data Catalog SKU に基づいて課金されます。
- Dataplex 処理(スタンダードとプレミアム)
- Dataplex シャッフル ストレージ
- Data Catalog API 呼び出し
- Data Catalog メタデータ ストレージ
Dataplex の主な機能に対する課金の仕組みの概要は次のとおりです。
可能な操作 | Dataplex での処理 | Dataplex シャッフル ストレージ | Data Catalog メタデータ ストレージ |
---|---|---|---|
Cloud Storage のメタデータ収集 | スタンダード | なし | なし |
データ探索ワークベンチ | プレミアム | ○ | なし |
データリネージ | プレミアム | なし | ○ |
データ品質 | プレミアム | なし | ○ - Data Catalog に公開された場合 |
データのプロファイリング | プレミアム | なし | ○ - Data Catalog に公開された場合 |
Data Catalog でメタデータを拡充する | なし | なし | ○ |
この請求に加えて、Data Catalog API と Data Lineage API では、Data Catalog API の料金に基づいて API 呼び出しが課金されます。
その他の用途
Dataplex でのデータ整理機能(レイク、ゾーン、アセットの設定)、セキュリティ ポリシーの適用と伝播は、無料でご利用いただけます。
さらに、一部の Dataplex 機能(スケジュールされたデータ品質タスクやデータ取り込みタスク、CloudSQL と Looker からメタデータを取り込むための Dataplex マネージド コネクタなど)は、Dataproc Serverless、BigQuery、Dataflow、Cloud Scheduler を介してジョブの実行をトリガーします。このような使用量は、Dataproc、BigQuery、Dataflow、Cloud Scheduler の各料金モデルに従って課金され、Dataplex ではなく Dataproc、BigQuery、Dataflow に表示されます。
Dataplex 処理の料金
Dataplex の標準処理とプレミアム処理は、データ コンピューティング ユニット(DCU)によって計測されます。DCU 時間は Dataplex の抽象的な課金単位であり、実際の測定は使用する個々の機能によって異なります。
Dataplex 標準処理の料金
Dataplex スタンダード ティアは、Dataplex マネージド データ全体のメタデータを検出するデータ検出機能に対応しています。以下は、選択したリージョンの料金です。
Dataplex の無料枠
Dataplex は、Google Cloud の無料枠の一部として、特定の上限まで無料でリソースを提供します。この無料使用量上限は、無料トライアル期間中だけでなく、期間終了後も適用されます。この使用量上限を超えた場合や無料トライアル期間を過ぎた場合は、上記のセクションに記載されている料金に基づいて課金されます。
リソース | 1 か月あたりの無料枠の使用量上限 |
---|---|
Dataplex の処理 | 100 DCU 時間 |
Dataplex プレミアム処理の料金
Dataplex プレミアム処理ティアは、Dataplex のデータ探索ワークベンチ、データリネージ、データ品質、データ プロファイリング機能に対応しています。
各機能の DCU 料金は、次のように計算されます。
データ探索ワークベンチの場合、DCU 時間はセッションのコンピューティング消費量に基づいて計算されます。
データリネージの場合、DCU 時間は、リネージの自動解析に関連する処理に比例します。
データリネージの費用の計算の詳細な例については、データリネージの料金を見積もるをご覧ください。
データ プロファイリングとデータ品質の場合、DCU 時間の消費量は、データのプロファイリングとデータ品質指標の計算に関連する処理に比例します。これは秒単位で課金され、最小課金時間は 1 分です。
Dataplex シャッフル ストレージの料金
シャッフル ストレージの料金には、データ探索ワークベンチ用に構成された環境で指定されたディスク ストレージが含まれます。
Data Catalog の料金
Data Catalog の料金は、Data Catalog API と Data Lineage API に対するメタデータ ストレージと API 呼び出しに適用されます。メタデータ ストレージと API 呼び出しの料金は毎日発生します。未請求の使用量は Google Cloud コンソールで確認できます。
メタデータ ストレージの料金
メタデータ ストレージはギビバイト(GiB)単位で測定されます。1 GiB は 1,073,741,824 バイトです。Data Catalog は、保存されているメタデータの平均量を短い間隔で測定します。請求時には、これらの測定値が 1 か月の平均値に合算され、その値に月額料金が乗算されます。
月間平均ストレージ | 月額 |
---|---|
最大 1 MiB | 追加料金なし |
1 MiB 超 | 1 GiB あたり月額 $2 |
米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。
API 料金
Data Catalog では、Data Catalog API と Data Lineage API に対する API 呼び出しに対して料金が発生します。
API 呼び出し | 料金 |
---|---|
1 か月に 100 万回 | 無料 |
1 か月に 100 万回超 | API 呼び出し 100,000 回あたり $10 |
米ドル以外の通貨でお支払いの場合は、Cloud Platform SKU に記載されている該当通貨の料金が適用されます。
Data Catalog の費用の計算の詳細な例については、Data Catalog の料金の例をご覧ください。
次のステップ
- プロダクト ドキュメントを確認する: Dataplex、Data Catalog
- Dataplex を使ってみる。
- 料金計算ツールを試す。
- Dataplex のソリューションとユースケースを確認する。